大量に増えたコンセントを、一つの電源タップにまとめて差しておくと、どれがどれかわからなくなってしまうことがあります。基本的には差しっぱなしなので困ることは少ないですが、それぞれに識別用のラベルをつけておけば少し便利です。
コード類の識別タグをつけておくメリット
- オンオフスイッチ付き電源タップの場合、こまめな消灯をしやすい
- 電化製品を買い替えた際、交換前のコンセントがすぐにわかるので交換しやすい
- 掃除の際、抜いていいコードとまずいコードがわかるので安心感がある
- 調子の悪いルーターなどの機器を無理やり再起動するとき、すぐに抜くコンセントがわかる
本当に便利! とまではいえないけれど、細かなストレスを減らすことは可能です。
オーム電機 マーカータイ と エーワン おなまえシール で作った識別タグ
識別タグを作るのに使ったもの
- オーム電機 マーカータイ 100本入り 商品番号04-3183 型番MT-100W100P
- エーワン プリンタでつくれる! おなまえシール 品番29337
識別タグを作る
オーム電機のマーカータイ商品番号04-3183 型番MT-100W100Pは、1回使い切りの結束バンドに、油性ペンで書き込み可能な表示スペースがついています。
ここにエーワンおなまえシール品番29337 がいい具合に合います。ジャストサイズではなく、シールの横幅が少し狭いのですが、はがれにくくなるのでむしろ好都合です。
エーワン おなまえシールの印刷は、スマートフォンアプリもしくはパソコン用ソフトウェアのラベル屋さんを利用します。パソコン版にはダウンロード版とウェブ版がありますが、双方に機能の差はありません。
印刷したシールを貼ってから、コードに括り付けて、結束バンドの余った部分を切り落とせばOKです。
写真では半端に切っていますが、結束部分ぎりぎりで切っても、外れやすくなるわけではありません。半端に残してしまうと先端に引っかかってしまうこともあるので、むしろギリギリで切ってしまったほうがよいです。
識別タグを作る際に気をつけたいこと
専用ソフトウェアやアプリで指示される通りにすれば、簡単にシールを作ることができますが、いくつか気を付けてほしい点があります。
シール印刷の際の用紙の向きについて
印刷の際、用紙の向きを何度か確認することをおすすめします。裏に印刷してしまうならまだいいですが、上下逆にしてしまうと、1シート分33面のシールが丸々だめになってしまいます。
テストプリント用紙が付属しているので、不安であればそのつどテスト印刷をすれば安心です。
顔料インクでの印刷には対応していない
エーワン おなまえシール 品番29337は顔料インクでの印刷に対応していません。実際、間違えて顔料で印刷してしまったものは、すぐ文字がこすれて文字が見えにくくなってしまいました。
家庭用のインクジェットプリンタには、黒のみ顔料インクを採用しているものが少なくありません。そのため、黒文字のラベルを作りたいときは、黒以外の染料インクを混ぜることで黒色を作って印刷しなければなりません。
プリンタのメーカーにもよりますが、大抵はプリンタのプロパティにより、使用する紙の設定で『光沢紙や写真紙』を選択すれば、染料のみでの印刷ができるようになっています。
詳しくは、持っているプリンタの説明書を参照してください。
見た目をきれいにするために印刷したシールを使いましたが、毎回印刷するのはわりと面倒なので、気にならないならラベルに油性ペンで簡単にメモするほうが楽です。
また、上で利用したマーカータイ以外でも、百円ショップなどでラベル判別専用のグッズが売っています。
今回の記事は、コードの識別ラベル付けの具体的な一例として参考にしていただければと思います。