パソコンデータのバックアップ用や、テレビの録画用など、家庭に一台はある据え置きタイプの外付けハードディスク。その多くはシンプルな直方体の形をしています。
横に倒して置くなら問題はないのですが、縦に立たせると少しバランスが悪く、不意の衝撃で倒れてしまうことがあります。中身が振動に弱いとされるハードディスクなので少々不安です。
そんな問題が、百円ショップのセリアで売っているまな板スタンドで解決できました。
セリアのまな板スタンドを外付けHDDスタンドにした実例
まずは実例の写真から。
特筆することはなく、ごく普通のまな板スタンドに外付けHDDを挟んだだけです。
使ったまな板スタンドとその詳細
使用したまな板スタンドはセリアの『キッチンまな板スタンド』です。どこのセリアにも売っていて、白いものもありました。
スタンド内側部分の幅はおおよそ4cmです。
外付けハードディスクはIODATAの古い機種のもので、こちらも横幅はおおよそ4cm
ぎりぎりなので押し込むのに少し力が必要でしたか、その分しっかり固定されます。
バランスが良くなるので倒れにくくなるのはもちろん、外付けHDDの本体が少し浮いて地面と離れるので、熱を逃がせるようになるのも利点です。
このまな板スタンドが使えそうなHDD
幅が4cm(400mm)以下の外付けHDDなら、当記事と同じようにキッチンまな板スタンドを利用することができるはずです。
ただし、幅がギリギリで押し込む形になると傷がつく可能性があるので注意が必要です。逆に幅が小さすぎてガタつきがあれば、別途滑り止めシートなどを挟んで調整してください。
以下に2019年10月時点主要モデルの外付けHDDの横幅をリストアップしたので参考にどうぞ。
縦置き可能で幅が400mm以下の外付けHDD
メーカー | 型番 | 横幅(mm) |
---|---|---|
バッファロー | HD-LDS-Aシリーズ | 33 |
バッファロー | HD-LXU3Dシリーズ | 39 |
エレコム | SGD-MYシリーズ | 36.6 |
エレコム | ELD-CEDシリーズ | 35 |
エレコム | ELD-ETVシリーズ | 35 |
エレコム | ELD-AUHシリーズ | 35 |
エレコム | ELD-QENシリーズ | 35 |
エレコム | ELD-RENシリーズ | 35 |
エレコム | ELD-EENシリーズ | 35 |
アイ・オー・データ | HDCZ-UTCシリーズ | 35 |
アイ・オー・データ | HDCZ-UTシリーズ | 35 |
幅が400mmより大きい外付けHDD
メーカー | 型番 | 横幅(mm) |
---|---|---|
バッファロー | HD-GDU3Dシリーズ | 45 |
アイ・オー・データ | HDJA-UTW/LDシリーズ | 45 |
アイ・オー・データ | HDJA-UTRWシリーズ | 45 |
アイ・オー・データ | HDJA-UTRWHQシリーズ | 45 |
アイ・オー・データ | HDJA-UTRシリーズ | 45 |
アイ・オー・データ | HDJA-SUTRシリーズ | 45 |
上記の表は各公式サイトから引用しています。仕様が変更される可能性もあるので、必ず公式サイトで再確認するか、実寸を測るようにしてください。
シリコンチューブで防振しようとしたら滑り止めになった
外付けHDDでありがちなもう一つの悩みに、ブーンという低い振動音があります。それを軽減したいと思い、外付けHDDとスタンドの接地面と、床との接地面に、シリコンのチューブをかませてみました。
残念ながらごくわずかに音が減るだけで、劇的な効果はありませんでしたが、代わりに滑り止めにはなるのでより安定するようになりました。
振動音を防ぎたいなら防振ゴムのほうが効果的
振動音を消すことが第一の目的なら、まな板スタンドを使うより防振ゴムを利用した方が効果的です。
ただし、ただ置くだけでは逆にバランスが悪くなってしまいます。
音を防ぎつつバランスを取りたいとなると、もう横置きにしてしまったほうがいい気もします。