ルーズリングで100均切り取りカレンダーを壁掛けリング式にしようとして失敗した

ルーズリングで100均切り取りカレンダーを壁掛けリング式にしようとして失敗したのサムネイル

ダイソーやセリアなどの100円ショップでは様々なタイプのカレンダーが発売されています。壁掛けタイプは(サイズが大きいものは特に)リング式でない切り取り式カレンダーがほとんどです。予定を書き込んでいたり、気に入った写真だったりすると、使い捨てにするのも気が引けます。

なので、あとから見返すことができるように、めくるタイプの壁掛けリングカレンダーにしようと試みたのですが、失敗してしまいました。

百均カレンダーをリング式にするために使ったもの

百均カレンダーをリング式にするために使った道具

  • セリアで買ってきた切り取りタイプのカレンダー
  • カール ルーズリング
  • カール ゲージパンチ(ルーズリーフを作れるパンチ)
  • その他、吊り下げ用パーツの部品もろもろ(後述)

なお、ゲージパンチがない場合を想定して、ダイソーで購入した一穴パンチと、穴あけ箇所の基準となるルーズリーフを準備していました。

なぜ失敗したのか

とりあえずでルーズリングをはめたカレンダー

ルーズリングを装着した時点のカレンダー

失敗の理由は主に以下の3点です。

リング式にはできたが壁にかける方法を見つけられなかった

ルーズリングはもともと、自作のルーズリーフや本を作るためのものです。そのため、綴じた冊子をぶら下げる方法は自分で考える必要があります。

リング部分にひもを通したり、リングの連結部分に直接フックをひっかけたり、針金を加工してループを作ったり、いろいろと考えたものの違うところで不備が出てしまい、うまい方法を見つけることができませんでした(このあたりは試行錯誤の記録として後述します)。

想定していたより紙が薄い、かつルーズリングが柔らかかった

今回のカレンダーは一枚ごとにさほど厚みがありません。ルーズリングも、わずかな力で曲げられる柔らかい素材でできています。

そのため、カレンダーを装着したルーズリングをぶら下げようとすると、ルーズリングごとカレンダー全体がゆがんでしまい、不格好になってしまいました。

元のカレンダーがリング取り付けを想定していないデザインなので違和感が出た

元がリング式のカレンダーである場合、上辺にカレンダー取り付け用の空白が設けられています。しかし、切り取り式カレンダーの場合、穴を開ける部分に余裕がなく、リングが写真の上部に重なってしまいます。

また、上部はぎりぎりなのに下部には空白があるので、全体的に上に寄ったようになってしまい、違和感のあるデザインになってしまいました。

百均カレンダーをリング式にするための流れと試行錯誤

以下、行った作業と試行錯誤の流れです。

カレンダーの全ページをバラバラにするために上辺を切り取る

カレンダーの全ページをバラバラにするために上辺を切り取る

カールのゲージパンチを使って、リングの通し穴を開ける

カールのゲージパンチを使って、リングの通し穴を開ける

ゲージパンチがない場合

カレンダーとルーズリーフを重ねて、ルーズリーフの穴に合わせて1穴パンチで穴を開ける。

ルーズリーフの穴に合わせて1穴パンチで穴を開ける

長さを合わせたカールのルーズリングを装着する

長さを合わせたカールのルーズリングを装着する

ルーズリングカレンダーをつりさげる方法を考える

リングの連結部分に直接フックを付ける

リングの連結部分に直接フックを付ける

一番違和感のない方法でしたが、カレンダーをめくると連結部分が隠れてしまうので、月ごとにリングを外し、カレンダーを並べ直す必要があります。
また、フック部分を支点に、ルーズリングがゆがんで『く』のじになってしまいました。

リング自体にフックを横向きにしてつける

リング自体にフックを横向きにしてつける

フックを横向きにしてカレンダーをひっかける方法です。1と違い、カレンダーをめくっても引っかけることができますが、壁に取り付けられる横向きフックが見つかりませんでした。

鉄線入りビニールひもでフックを引っ掛けるパーツを作る

鉄線入りビニールひもでフックを引っ掛けるパーツを作る

1と同様にカレンダーをめくることができないので、毎月パーツを付け直す必要があります。見た目もよいとは言えません。

リング全体にひもを通して輪にする

リング全体にひもを通して輪にする

こちらもカレンダーをめくることができないので、毎月ひもを結び直す必要があります。また、この方法はカレンダーのゆがみが最もひどく、ひもをかなり長めにしないとバランスをとることができませんでした。

針金でフックを引っ掛けるパーツを作る

針金でフックを引っ掛けるパーツを作る

一般的なリングタイプのカレンダーに習い、ルーズリングとは別に、フックを引っ掛けるためのパーツを針金で自作しました。

カレンダーをめくれるように中央を切り、ルーズリングも左右2つに分けたことで、想定していた使い方はできるようになりましたが、見た目があまりにも不格好になってしまいました。

左右のみリーズリングで留めて、中央にダブルクリップを挟む

左右のみリーズリングで留めて、中央にダブルクリップを挟む

カレンダーはダブルクリップに引っ掛けます。めくる際も、ダブルクリップを外せば問題はありません。紙の歪みも少なく、機能的には最も優れていましたが、やはり見た目がごちゃついてしまいました。

もし次回があるならどうするか

失敗を踏まえて、もし再度チャレンジするなら、以下の点に注意します。

  • できるだけカレンダー上部に空白があるものを選ぶ
  • 紙が薄い場合、別の厚みのある素材を1枚追加してゆがまないように補強する
  • 強度のある真っすぐなワイヤーでフック引っ掛け用のパーツを作る(もしくは違うカレンダーからワイヤーのみ流用する)
  • ルーズリングの色をカレンダーを合わせて違和感を減らす

フック取り付け用のパーツさえなんとかできれば、うまくいきそうな気がするのですが・・・。


今回の記事を書いたのは、同じようなことを考えている方が、似たような失敗をしないための参考になるかと思ったからです。もしうまくいきそうな方法があれば、簡単にでもいいので教えていただければと思います。