失敗談:ダイソー200円ミニ目覚まし時計が改造に向いていそうなので分解したら直せなくなった

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ダイソーにて小さくてレトロな目覚まし時計を購入しました。改造がしやすそうだと思ったのと、興味本位で分解したら直せなくなってしまいました。いわゆる失敗談ですが、同じようなことをしようとしている人の参考にはなるかもしれません。

ダイソーのミニ目覚まし時計

ミニ目覚まし時計のパッケージと本体

商品情報

値段
税抜200円
ブラックとホワイトの2種類
主な材質
スチール、ABS樹脂、ガラス、紙
使用電池
ボタン電池LR44(テスト用電池が付属されています)
販売元
グリーンオーナメント
製造国
中国

その他の特徴

  • アラーム音は電子音(ピピピピ)でベル音(ジリリリリ)ではありません。
  • 電池交換はドライバーなしで可能です

店頭でたまたま見つけたダイソーのミニ目覚まし時計ですが、後から検索してみたらインスタやツイッターなどでもちらほらと購入報告がありました。

本体は金属(スチール)、風防(時計面を覆う透明なカバー)はガラスと、プラスチックが利用されていないため安っぽさはほぼありません。

ちょっと調べてみたところ、ガチャガチャの商品や、アニメのキャラクターグッズに使われていたものが、ダイソーでも売られるようになった、という流れのようです。

画像の引用はできませんが、Googleで『ミニクロック ガチャガチャ』や『ミニクロック リボーン』などで検索すると、(おそらく)同じ本体が使われた色違いと時計がいくつか出てきます。

なぜ分解したのか

いかにも改造しやすそうなシンプルな見た目

いかにも改造しやすそうなシンプルな見た目

安いものですし多少の時刻のずれは許すつもりだったのですが、秒針のカチカチ音があまりに大きいため、使うのは断念せざるを得ませんでした。

そこで、そのまま捨てるのももったいなかったので、興味本位で分解してみることにしました。

分解といっても、時計の機構を見たかったわけではありません。文字盤部分まで到達できれば、先述したキャラクターグッズのミニ時計のように、独自の柄のミニ目覚まし時計を作れそうだと思いついたのです。

また、本体のスチール部分も、やろうと思えば好きな色に塗り替えることもできそうです。

分解に失敗した理由

分解に失敗した理由は単純で、本体裏側のネジを外しすぎたせいでした。

この時計の裏側には5つのネジがあります。文字盤までの分解なら上下にある銀色のネジを外すだけでOKです。

しかし、私の場合はその他の黒い3つのネジも外してしまいました。これにより時計の機構側に影響が出てしまい、時計の内側から歯車の一つが落ちてしまいました。

直せなくなった時計。白い歯車は失敗の証

直せなくなった時計。白い歯車は失敗の証

結果、時計は故障して動かなくなりました。

改めて分解方法をまとめる

ダイソーミニ時計の文字盤をリメイクしたいというのなら、(成功したわけではないですが)以下の手順が参考になるかもしれません。

時計裏側の上下2本の銀のネジを外す

下の画像の赤丸の部分にある銀色のネジだけを外します。

赤丸のネジだけを外す

赤丸のネジだけを外す。今後歯車は無視してください

本体のガラス面を押して、ゆっくりと文字盤を押し出す

ガラスなので力が強すぎると割れる危険があります。慎重に行ってください。なお、ガラスは接着されておらずはめ込まれているだけです。

白い枠パーツを持ち上げる

白い枠パーツを持ち上げたところ

白い枠パーツを持ち上げたところ

上部にスポンジのようなテープで接着されています。はがさなくても、コンパクトのふたのように上にあげるだけで大丈夫です。

針を取り外す

針を取り外したところ

針を取り外したところ

長針、短針、秒針と目覚まし設定用針の4本を上から引っ張って取り外します。この時、それぞれの順番を覚えておくようにしてください。また、プラスチックでできており強度が低いため、折れないように注意してください。

紙でできた文字盤をはがす

文字盤の紙を剥がしたところ

文字盤の紙を剥がしたところ

文字盤は紙でできており、プラスチックの時計機構部分に両面テープで貼り付けられています。

後は自分の好みの文字盤を張り付けて、分解したのとは逆の手順で組み立てていけば、リメイクは完了です。元の紙の文字盤を型紙にすれば、文字盤の自作も容易にできるかと思います。

注意点を挙げるなら、針のはめ直しで力を入れすぎないことです。ちょっと押しすぎるとすぐに割れます。

押しすぎて割れてしまった針

押しすぎて割れてしまった針


成功例がないので記事にするか迷ったのですが、直せないのが悔しかったのと、失敗でも次の誰かの参考になるだろうと思い投稿することにしました。いずれ分解・改造・リメイクに成功する人が出るのを願うばかりです。