Amazonで取り扱われている商品にはたまに中古品が混ざることがあります。その中でも、AmazonアウトレットというAmazon自身が販売している品は、パッケージ汚れだけでも中古扱いされるので、運が良ければ安くて状態のよいものを手に入れることができます。
Amazonアウトレットについて
Amazonアウトレットでは、お客様から返品された商品や、倉庫内で梱包に傷を負った商品のうち、商品の状態が良いもの、食品および飲料については倉庫内で保管され賞味期限が近づいたものを、お手頃な価格で販売しています。
Amazonアウトレット自体については、公式サイトのヘルプページにてわかりやすく説明されているので、一度は読んでおくことをおすすめします。
商品のコンディションと損傷状態について
Amazonアウトレットの商品にはコンディションと呼ばれる商品の状態を表す基準があり、『ほぼ新品』『非常に良い』『良い』『可』の4種類に分けられています。
このうち、商品に目立った傷がないとされるのは『非常に良い』以上です。それより下の場合、商品本体へにダメージがある場合があります。
例として、コンディションが『良い』な絵本の場合、コンディション説明には『カバーに中程度の損傷. ページ部分に中程度の損傷』とありました。
また、『ほぼ新品』ものであっても未使用であることが保証されていないので注意が必要です。
体感ですが、Amazonアウトレットで取り扱っているものは『非常に良い』状態のものが多いように思います。また、個人的にも『非常に良い』以上のものを選ぶようにしています。
Amazonアウトレット商品の見つけ方
商品ページで見つける
Amazonアウトレットの商品は、他ショップの中古品と同等に扱われているため、たとえ新品同様のものであっても『中古品』と表記されます。
Amazonの商品ページでは、開かれている商品に中古品が存在している場合のみ、専用のリンクが出現します。
専用リンクは商品価格の少し下にある『新品&中古品~』の部分です。
『新品&中古品~』をクリックすると、該当商品の中古品を確認することができます。
この中の『販売/出品』が『amazonアウトレット』となっているものが、Amazonアウトレットで取り扱っている商品となります。
検索ページから見つける
Amazonで商品を検索した際、中古品がある商品にのみ、専用の『*点と中古品と新品』リンクが出現します。
『*点と中古品と新品』リンクをクリックすると、そのまま上の図Aと同じ該当商品の中古品・新品リストへ変移することができます。
Amazonアウトレットページから見つける
Amazon内にはその名の通りで『Amazonアウトレット』ページが存在しています。
Amazonアウトレットのページは、Amazon内の最下部にある『Amazonアウトレット』リンクから行くことができます。
Amazonアウトレットページでは、アウトレット商品のみをキーワードで検索したり、カテゴリごとに探したりすることができます。
Amazonアウトレットでの商品購入の実例
私自身、Amazonアウトレットは何度か利用していますが、やめておけばよかったと思ったことはほとんどありません。
いくつかの実例がありますので、一部写真付きでご紹介します。なお、商品のコンディションはすべて『非常に良い』でした。
LED電球
Amazonアウトレットの商品には、アウトレット品であることを示すシールが貼られています。
この商品の場合は外装のみダメージがあり、200円程度値下げされていました。本体は問題なく使用中です。
有線イヤホン
このイヤホンは古い型なので取り扱いが少なく、現在は2000円程度で売られていますが、アウトレット品は900円で購入できました。
ダンベル
約300円の値下げ。このダンベルセットの場合、重さ違いで新品とアウトレット品の双方を購入しましたが、どちらも本体の状態に問題はありませんでした。
唯一の失敗例:キッチン用品
商品の詳細は割愛しますが、唯一失敗したと思ったのはキッチン用の電化製品でした。状況を予測できなかった自身のミスであり、Amazonアウトレット側に非はありません。
コンディション説明で『商品本体は開封済ですが、目立った傷はありません 』となっていたもので、パーツの一部に赤い汚れがあり、明らかに使用済みのものが届きました。
なお、『非常に良い』の場合、『商品に目立った傷はありません』とあり、未使用であることは保証されていません。
この経験を踏まえて、未使用が確定している消耗品以外で『お試しで一度でも使用されていたら嫌なもの』は候補から外すようになりました。
Amazonアウトレットでのおすすめの商品やカテゴリ
個人的な経験談になりますが、Amazonアウトレットでのおすすめや、狙いやすい商品やカテゴリをいくつか紹介します。
おすすめ1:エントリータイプのイヤホンが狙いやすい
各社が出しているエントリータイプのイヤホンはいわゆる初心者向けのモデルであり、市場にはかなりの量が出回っています。
それに比例するのか、どうやら返品なども多いらしく、Amazonアウトレットで販売される可能性が高めです。
おすすめ2:消耗品扱いの文房具
大切にしたいちょっと高価なボールペンなどではなく、備品用にまとめ買いする安いボールペンや、ルーズリーフ、ふせんなどの消耗品は、普通に使っていても傷がつくものなので、Amazonアウトレットとは相性がよいです。
以前、ファイル整理用のクリアポケットリフィルを購入した際は、外装のみが交換されたものを50%引きで購入することができました。
おすすめ3:SDカードなどのメディア用品
マイクロSDカードなどのメディア用品も、イヤホンと同じく頻繁にアウトレット品になる商品の一つです。中でもTransendなどから出ているAmazon専売品などは、ちょっと探せばすぐにアウトレット品を見つけることができます。
また、AmazonアウトレットでのSDカード購入には値段以外のメリットもあります。
2020年1月現在、残念ながらAmazonでは、偽物のSDカードも多く出回っています。Amazonアウトレットで購入すればAmazonからの発送になるため、偽物に当たる可能性は低くなります。仮に偽物だったとしても、新品と同じくAmazonでの返品・返金処理を行うことができます。
おすすめ4:最小注文数量の設定されている商品
Amazonの商品の一部には最小注文個数が設定されています。これは該当商品を買う場合に指定された数以上を注文品としないと購入自体ができないという、少々困った仕様です。
一例にペット用のトイレシーツがあり、ある商品の最小注文数は3個でした。ただでさえ場所をとる商品であり買いだめには向きません。
ところが、最小注文個数が設定されている商品でも、Amazonアウトレットのものなら1つからの注文が可能です。
以前、ペットシーツをAmazonアウトレットで購入した際も、外装の一部が破れているものを200円引きで購入することができました。他の商品との同時発送ではありましたが、値引きされた上に家まで届けてもらえたのでとても助かりました。
おまけ:Amazonアウトレットの商品を直接検索する
Google Chromeなどの検索エンジンをカスタマイズできるウェブブラウザなら、Amazonアウトレットの商品だけを直接検索することができます。
Google Chromeのアドレスバーから検索したい場合
登録方法
Google Chromeのアドレスバーを右クリックして『検索エンジンの編集』を選択します。
『検索エンジンの管理』画面にて、『追加』ボタンをクリックします。
『検索エンジンの追加』ダイアログで以下のように記入します。
- 検索エンジン
- Amazonアウトレット
- キーワード(任意。以下は登録例)
- ama
- URL
- https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dwarehouse-deals&field-keywords=%s
『追加』ボタンをクリックして登録します。
検索例:Amazonアウトレットで『イヤホン』を検索したい場合
Google Chromeのアドレスバーに、『任意に登録したキーワード』と半角スペースを入力します。上の例と同じように登録した場合は『ama 』と入力してください。
『Amazonアウトレットを検索』と表示されたら、続けて『イヤホン』と入力してエンターボタンを押してください。
Amazonアウトレット内の中古イヤホンの一覧が表示されます。
Firefoxの検索バーから検索したい場合
Firefoxの場合、サイトが対応していれば簡単に任意の検索エンジンを登録しているのですが、今回はそれができません。
そのため、Ready2Searchというサイトを利用して、Amazonアウトレットを検索するためのOpenSearchプラグインを作成しました。
登録方法
以下のリンクからReady2SearchのAmazonアウトレット設定ページに飛びます。
ページの下のほうにある『OpenSearch プラグイン Amazonアウトレット』というリンクをクリックしてください。
『検索エンジンの追加』ダイアログにてAmazonアウトレットを検索エンジン一覧に登録するかを尋ねられるので『追加』をクリックして完了です。
検索例:Amazonアウトレットで『イヤホン』を検索したい場合
検索バーに『イヤホン』と入力し、虫眼鏡ボタンをクリックしてから先ほど登録した『Amazonアウトレット』のボタンを選択してください。
新品同様品が来るかもしれない、などといった過度な期待をせず、最低限の清潔さがあって使えれば大丈夫、くらいに考えられるのであれば、Amazonアウトレットは本当に便利です。
とはいえ、常に狙い続けるのも手間がかかるので、買おうとしているもののページで『中古』リンクがあるかチェックして、あったらラッキー、くらいで使うのがちょうどいいのかもしれません。