エコ洗剤の定番といえば重曹、セスキ炭酸ソーダ、(+酸素系漂白剤)、そしてクエン酸です。100円ショップでも売られるくらいに定番になったこれらのうち、ダイソーとセリアのクエン酸の違いを比較していきます。
クエン酸について
クエン酸について詳しく知りたい方は、以下のサイトを参考にしてください。
ざっくばらんに説明するなら、レモンなどに含まれる酸っぱい成分で、食用や掃除用などで使われる、酸性の白い結晶または粉末状のものでしょうか。
クエン酸には医薬品・食品添加物・工業用(掃除用)の3つのグレードがあり、セリアとダイソーでは工業・掃除用グレードのものが販売されています。
セリアとダイソーのクエン酸を比較
セリアには120gの純粋なクエン酸のほかにスルファミン酸入りの100gのクエン酸が販売されていますが、今回の記事では割愛しています。
パッケージの比較
その他のパッケージの写真
内容量とコスパの比較
セリアのクエン酸は120g入りなのに対して、ダイソーのクエン酸は200g入りです。仮にどちらも100g入りだったとすると、セリアは91円、ダイソーは55円で購入できます。
税込110円から計算してコスパをまとめた表
条件 | セリア | ダイソー | 値段差 |
---|---|---|---|
1gの値段 | 0.91円 | 0.55円 | 0.36円 |
100gの値段 | 91円 | 55円 | 36円 |
1kgの値段 | 910円 | 550円 | 360円 |
形状・粒子の比較
セリアのクエン酸は粉、ダイソーのクエン酸は結晶に近い形状をしています。
それぞれのクエン酸の写真
溶けやすさの比較
水50ccに小さじ1のクエン酸を入れて、マドラーで時計回りにかき混ぜて、完全に溶け切った時点でのマドラーの回転数を比較します。
セリアの場合
セリアのクエン酸が溶け切るまでに必要なマドラーの回転数は80回でした。
ダイソーの場合
ダイソーのクエン酸が溶け切るまでに必要なマドラーの回転数は260回でした。
マドラーを80回転させた時点での溶け方
写真はどちらもマドラーを80回転させた時点のものです。セリアのクエン酸水溶液は溶け切っていますが、ダイソーのものはかなりの結晶が残っています。
人力での作業なので誤差はあるはずですが、今回の結果だけで見ればセリアのクエン酸のほうが溶けやすいといえます。
セリアとダイソーのクエン酸を比較した結果
比較結果をまとめた表
セリア | 条件 | ダイソー |
---|---|---|
120g | 容量 | 200g |
100gで91円 | コスパ | 100gで55円 |
比較的溶けやすい | 溶けやすさ | 比較的溶けにくい |
日本製 | 製造国 | 日本製 |
セリアとダイソーのクエン酸を比較しての結論
百均でクエン酸を買うなら、とにかく安いものがよければダイソー、少しでも溶けやすいものがよければセリアのものを選ぶのがよさそうです。