セリアとダイソーで売っているエアコン排水ホース用の防虫キャップを比較する

エアコンの排水ホースから害虫が入ってくるのを防ぐため、専用の防虫グッズが発売されています。１００円ショップのダイソーとセリア、どちらでも見つけることができました。

エアコンの排水ホースについて

エアコンの排水ホースはドレンホースもしくはドレン管と呼ばれています。エアコン内部から、ドレンと呼ばれる結露水を外に排出するためのものです。

エアコンを正常に動かすためには必須の部品ですが、ホースは室内につながっているので、害虫の出入り口にもなってしまいます。

ホースを地面に這わせずに、２０ｃｍ程度浮かせるだけでも、かなりの侵入を防ぐことができるとのことですが、完全ではありません。

排水ホース用虫よけキャップの有用性と注意点

排水ホース用の虫よけキャップは、例えば成虫のゴキブリなどを避けることはできますが、数ミリ程度のごくごく小さな虫を防ぐことはできません。単純に編み目が大きいのが理由です。

また、取り付けには注意も必要です。排水能力が落ち、ホースが詰まって故障した、という体験談がインナーネット上だけでもいくつか見つかりました。もし使うのであれば、定期的な点検が必須になります。

１００円ショップで売っている防虫キャップ２種類

ダイソーのものとセリアのものでは、入っている数も取り付け可能なドレンホースのサイズも同じですが、形と装着方法が異なります。

ダイソーの室外機ホース防虫キャップ

発売元

スルガ株式会社

製造国

中国

ダイソーの防虫キャップは、ホースの先端に編み目のあるキャップをかぶせるようにして装着します。

見た目では外れやすそうですが、排水ホースの蛇腹にツメが引っかかり、自然には外れないけれど手で取れなくなるわけでもない、絶妙な力で固定されます。

ギャラリー

セリアのエアコンホース用防虫キャップ

販売元

株式会社 伊勢藤

製造国

日本

セリアの防虫キャップはホースに差し込んで取り付けます。

こちらも外れやすそうにみえますが、やはり蛇腹でうまいこと固定されます。

ギャラリー

ダイソーとセリアの防虫キャップの違い

正直なところ、２種類のキャップの防虫効果にはさほど差はないように感じます。キャップの形状を見ると、ダイソーのほうが編み目が大きく見えますが、外側の穴はホース取り付けにより小さくなるため問題になりません。

それ以外では、比べてみていくつか違いがわかりました。

セリアの防虫キャップには土やホコリなども防ぐ効果がある

パッケージによると、セリアのものは虫だけでなくホコリや土なども防ぐとされています。この文言はダイソーのものにはありません。

セリアの防虫キャップはホースを切らずに装着できた

本来はどちらの防虫キャップも、ホースを蛇腹部分で切ってから装着します。

しかし、セリアの防虫キャップは切らなくても装着することができました。メーカーによりエアコンホースの形状は異なるので、あくまでも一つの例です。

ダイソーの防虫キャップのほうが装着しやすい

これは個人的な感想になりますが、ダイソーの防虫ホースのほうが簡単に装着することができました。

セリアのものは差すときも外すときも少し固いので、定期的な点検をするときにおっくうになるかもしれません。

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２種類の防虫キャップは個数も値段も用途も同じです。細かい違いはあるものの、見つけたほうを購入する、で大丈夫そうです。