ダイソーの小さいタングルティーザーもどき(立体型ヘアブラシ)の使用感と、本家サロンエリートとの比較

ダイソーの小さいタングルティーザーもどき(立体型ヘアブラシ)の使用感と、本家サロンエリートとの比較のサムネイル

100円ショップダイソーにて、俗にいう『もどき』であるタングルティーザーの類似品が3種類販売されています。今回は、持ち運びに便利なミニサイズの立体型ヘアブラシと、本家タングルティーザーのサロンエリートを比較します。

本家のタングルティーザーについて

この項目は前回の記事『ダイソーのタングルティーザーもどき(たまご型立体ブラシ)の使用感と本家との比較』からのコピペです。読み飛ばしても問題はありません。

手持ちのタングルティーザーサロンエリート

手持ちのタングルティーザーサロンエリート

「タングルティーザー」は、髪に無理な負荷をかけることなく、まるで魔法のように スッと髪を解きほぐすイギリス生まれのヘアケアブラシ。

【公式】タングルティーザーとは

タングルティーザーには、最もポピュラーなザ・オリジナル、持ち運び用のコンパクトスタイラー、ヘアサロンでの利用を想定したサロンエリートなど、様々種類があります。しかし、長さの違うブラシの二段構造と、柔軟性や弾力性に優れたブラシの素材という、髪を絡まないようにするための作りはすべて共通です。

ボリュームのある長い髪でもとかしやすく、とてもよいブラシなのですが、最も安いトライアル版のザ・オリジナルミニでも1500円、人気のコンパクトスタイラーは2500円と、気軽に試せる値段ではありません。

ダイソー 立体型ヘアブラシ

ダイソーのタングルティーザーもどきの3種類のうちの1つ、立体型ヘアブラシです。

ダイソーの立体型ヘアブラシ

ダイソーの立体型ヘアブラシ

最長部分は縦が約15cm、横が約6cmと、サイズが小さめで携帯用に向いています。ブラシ部分だけだと縦が約8cm×横が約5cmです。

本家タングルティーザーの『ザ・オリジナル ミニ』が持ち手なしで横が約6.5cm、縦が約10cmなので、だいたい同じくらいかやや小さいくらいでしょうか。

ダイソー立体型ブラシのギャラリー

ダイソー 立体型ブラシ と タングルティーザー サロンエリートの比較

映り込みがあったので一部モザイク処理をしています。ご了承ください。

見た目と素材の比較

全体的なサイズはダイソー立体型ブラシのほうが大きいです。

ダイソーとタングルティーザーのサイズ比較

左がダイソー、右がタングルティーザー

ブラシ部分はダイソー立体型ブラシが一回り以上小さいです。

ブラシ部分のサイズ比較

左がダイソー、右がタングルティーザー

ダイソー立体型ヘアブラシは他の種類と共通で、長さが3段階になっています。本家のタングルティーザーは長短2段です。

最も長いブラシの長さは、ダイソー立体型ヘアブラシ、タングルティーザーサロンエリートともに約13mmでした。

タングルティーザーとのブラシ部分の比較

上がタングルティーザー、下がダイソー立体型ブラシ

ブラシの素材は、タングルティーザーは熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマーです。ダイソーは、ブラシ単体の素材としては書かれていませんが、パッケージの商品説明にはブラシ全体の材質として『ABS樹脂、熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー』と書かれています。おそらく本体がABS樹脂、ブラシ部分が熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマーなので、タングルティーザーと共通です。

ブラシを指で曲げてみると、ダイソーの立体ブラシのほうが少々固い印象です。先端の処理はどちらもなめらかできれいでした。

使い勝手の比較とダイソーブラシの雑感

ダイソーの立体型ブラシの使い勝手を一言で表すと、『タングルティーザーには劣るものの髪は絡みにくくわりと使える』です。

ダイソー立体型ブラシの使用感リスト

普通のブラシと比べると
(タングルティーザーほどではないが)櫛通りはスムーズで絡みにくい
(タングルティーザーほどではないが)溶かした後のさらさら感は実感できる
タングルティーザーと比べると
髪の深くまでとかすことができない
(取っ手を持ってとかす場合は)力が必要
慣れないうちは頭皮が痛い
静電気が出るので髪が膨らむ
ブラシ本体(特に持ち手部分)が弱くて、押すとぺこぺこする
比べずに単体で見て
100円と考えれば上等

ダイソー立体型ブラシの雑感

前回の『ダイソーたまご型立体ブラシ』でがっかりしたのに対して、今回のダイソー立体型ブラシは『わりと使えるな』という印象でした。ただ、頭に『100円にしては』とつけた場合の話です。

SNSなどではタングルティーザーとほとんど変わらないという意見もありましたが、個人的には明確な差を感じました。

使用者の髪が太くて多いのもあり、ダイソーの立体型ブラシの場合、深くまでブラシがささってくれません。髪の表面をとかしているような感覚です。同時に滑りが悪いので、とかす力と回数が多く必要になります。特に取っ手を持って利用すると、力が小さい範囲に込められてしまい、より抵抗感が増してしまいました。

素材が同じ熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマーなのにも関わらず、使用感に違いが出たのは、おそらくブラシの形状が異なるためです。

ダイソーはブラシが3段、タングルティーザーは2段だと前述しましたが、それ以外にも最短ブラシの長さが違います。

タングルティーザーのブラシは、短いブラシが長いブラシのおおよそ半分の長さなのに対して、ダイソー立体ブラシは最長が1なのに対して最長が2/3程度と、あまり差がありません。

また、ブラシの密度も異なり、ダイソー立体ブラシのほうがブラシ間の密度が高いです。

これら2点から考えて、ダイソーの立体ブラシのほうがブラシの隙間に余裕がないため、髪が多いほど抵抗が強くなってしまうのではないか・・・と予想しています。

ですが、ここまでは本家と比較しての話です。ダイソー立体型ブラシ単体で買っていたら、これでいいやと普通に満足していたと思います。多段ブラシの最大の長所である髪の絡みにくさは再現できていますし、なんせ安いので雑に扱えて楽ちんです。

タングルティーザーは気になるけどブラシにしては高い、と思うのなら、今回のダイソー立体型ブラシは一つの選択肢になるのではないでしょうか。


前回の『たまご型立体ブラシ』でがっかりしたので覚悟していましたが、いい意味で予想を裏切られました。まだ購入していませんが、大きいサイズのダイソー立体ブラシでの比較も楽しみにしようと思います。