USB2.0は2000年に発表され、もう少しで20年になろうというのに、いまだ廃れることがありません。GREEN HOUSEのUSB2.0スイッチ付きハブ GH-UH204Sシリーズも2009年から10年間、終売することなく流通し続けています。
グリーンハウス GH-UH204SBKの基本情報
- インターフェース
- USB2.0(Hi-Speed対応)
- コネクタ
- USB-A(オス)-USB-A(メス)×4
- USBケーブル長
- 10cm(コネクタ部含むく)
- 電源方式
- バスパワー
- 対応機種
- Windows10/Windows8.1/8/7/Vista(SP1以降)/Mac OS X(10.04以降)
- 保証期間
- 1年間
対応機種について
公式サイトでダウンロードできるpdf形式の取り扱い説明書ではWindows7まで、手持ちの取扱説明書ではWindows8まで、パッケージ裏ではWindows10対応となっていましたが、当サイトではパッケージ裏を参考にしました。
ギャラリー
グリーンハウス GH-UH204SBKの気に入っているところ
個別オンオフスイッチが地味に便利
購入したときは、オンオフスイッチはおまけ程度だと思っていたのですが、使ってみると意外に便利でした。
例えば外付けハードディスク。常にパソコンとつなげておくと、定期的なウィルスソフトのスキャンや、エクスプローラーを開いたときのアクセスで、パソコン全体の動作が遅くなってしまうことがあります。使うときだけスイッチをオンにするようにすれば、無駄なアクセスを防ぐことができます。
また、ノートパソコンクーラーやUSB扇風機など、単に電力だけを必要とする便利グッズは、安物だとオンオフスイッチがついていないときがあります。このハブにつなげれば、いちいちUSBケーブルを抜く必要はありません。
さらに、電源ボタンが裏にあって使いにくいキーボードやマウスも、このハブにつなげてしまえばすぐに切断できます。あちらこちらに散らばっている周辺機器をこのハブに集中させれば、カチカチカチカチと4ステップで全て切断完了です。
オンオフスイッチは『細かいところまで手が届く』の典型でした。
ノートパソコンと周辺機器の接続にぴったり
コードがコネクタ込でわずか10cmと短いので、ノートパソコンとの相性がとてもよいです。あくまでもUSB2.0のため速度はでませんが、プリンタなどやBluetoothレシーバーなどを繋げるなら問題はないですし、むしろ安定感が増します。
実売500円程度でとにかく安い
2019年11月時点、ネットショッピングでの実売価格は500円程度です。とことん安さを極めるなら100円ショップでも手に入りますが、日本のメーカーかつスイッチ付きで500円はかなり安いといえます。
毎日使ったのに長持ちしてくれた
写真に撮ったのは2代目で、色違いの1代目は2012年から2018年ごろまで利用していました。毎日スイッチのオンオフを繰り返していましたが、最後まで壊れることはありませんでした。
USBポートが少しさびてしまったのと、シルバーの塗装が剥げてぼろぼろになってしまったので買い替えましたが、それさえなければ今でも使っていたかもしれません。
日本のPCサプライ品にしては保証期間が長い
他社のUSBハブやトラックボールが6か月だったのに対し、GH-UH204SBKは1年間の保証がついています。幸い、お世話になることはありませんでしたが心強いです。
なお、別件でグリーンハウスさんの保証を受けたことがありますが、無茶ともいえる要望に対して丁寧に答えていただいたので、個人的には信頼しています。
グリーンハウス GH-UH204SBKのちょっとした欠点
スイッチオンオフのLEDがわかりずらい
スイッチをオンにすると、対応する青色のLEDが点灯するのですが、これの視認性があまりよくありません。本体上から見る光は弱く、さらにライトの位置が半端でどれに対応しているのかがすぐにわかりません。
正直なところ、スイッチの操作部を直接見たほうが早いです。
プラのおもちゃのような見た目
値段的にしょうがないのですが、本体はプラスチックでおもちゃのような見た目をしています。
作りにも個体差があるようで、一代目のシルバーカラーのものはスイッチ部分にバリがあったり、そもそもゆがんでいたりして、すぐに壊れてしまうのではないかと不安にさせられました(だからこそ長持ちしたのは本当に意外だった)。
グリーンハウス GH-UH204SBKの使用例
ノートパソコンを卓上に置きっぱなしにして、デスクトップパソコンのような使い方をしていたときに、かなりこのハブにはお世話になりました。
接続していたのは電源スイッチのないノートパソコンクーラーと、周辺機器を繋げるレシーバー、プリンタ、外部スピーカーです。マウスとキーボードが同じレシーバーで繋がっていたので、スイッチ1つでオフにできるのがすごく便利でした。
今はデスクトップパソコンに買い替えたのと、より使いやすいUSBスイッチ付きハブを見つけたので使っていませんが、今使用しているものが見つかっていなければ、ずっと使い続けていたと思います。
USBハブを買うならスイッチ付きを優先、という条件が増えたのはこのGH-UH204Sシリーズがきっかけでした。使わなくなってはしまいましたが、機会があれば引っ張り出せるよう、棚の奥に大切にしまっておくことにします。