レビュー:アスカ Asmix 電動・卓上 クロスカットシュレッダー B03W は一般家庭用にぴったり

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個人情報保護が当たり前になってきた中で、いらないダイレクトメールなどの処分は悩みの種です。スタンプやハサミなど、手軽な道具はたくさんありますが、場所さえあるならシュレッダーを買ってしまうのが一番楽だと断言します。

Asmix クロスカットシュレッダー B03Wの基本スペック

Asmix クロスカットシュレッダー B03Wの基本スペック

定格細断枚数
2枚(A4コピー用紙 50/60Hz)
定格使用時間
10分間
ダストボックス容量
用紙:約4L(約30枚)
セキュリティーレベル
4
保証期間
3ヶ月間
クロスカット細断寸法
4.0×10mm
本体寸法(W×D×H)
375×95×184mm
本体質量
2.1kg

Asmix クロスカットシュレッダー B03Wのギャラリー

Asmix クロスカットシュレッダー B03Wを選んだ理由

少し前までは2000円程度で手に入れた、手回し式手動シュレッダーを使っていました。1回に1枚程度ならいいのですが、年賀状などをまとめて数十枚裁断するとなると、さすがに腕が疲れてしまいます。

前に使っていたのも同メーカーのシュレッダー(HM-02)であり、手動であることを除けば満足していました。HM-02がマイクロカットなのに対し、買い替えたB03Wはクロスカットで、裁断寸法(紙ごみのサイズ)が少々大きくなるのが不安ではありましたが、利便性を選んだ形にです。

先に言ってしまえば、この選択は正解だったと思っています。

Asmix クロスカットシュレッダー B03Wの気に入っているところ

気に入っている理由は、一言でいえば一般家庭での利用に特化していることです。具体的な点は以下の通り。

充分に細かいクロスカット

先述した通り、以前のものよりも裁断寸法は大きくはあります。写真の左が本商品であるB03Wのクロスカット、右が以前使っていたHM-02のマイクロカットの紙ゴミです。

充分に細かいクロスカット

左がB03Wのクロスカット、右がHM-02のマイクロカット

サイズの違いがはっきりわかりますが、B03Wのクロスカットでも充分に細かくカットされていますし問題ない(はず)です。

はがき程度の厚みなら問題なし

公式サイトでは最大裁断枚数がA4コピー用紙3枚までとされていますが、厚みのあるはがきでも1枚なら問題なく裁断できます。

連続使用時間の10分制限を気にせずに使える

連続使用時間は10分までです。短く感じますが、実際に使ってみるとこれはほぼ意識しません。時間制限前にゴミがいっぱいになり、捨てるたびに停止するのを繰り返す形になるので、10分連続で動かすことはほぼないからです。

余談ですが、同メーカーの上位機種である電動マイクロカットシュレッダーA02の使用時間は3分となっています。候補の一つだったのですが、さすがに短すぎに感じて購入を見送りました。

うるさすぎない裁断音

主観でありますが、裁断音はそこまで気になりません。さすがに夜中に利用はできませんが、掃除機を使える時間帯なら問題なく使えます。

スタイリッシュなデザインで圧迫感がほぼない

デスク下に置くような大きな電動シュレッダーは、一般家庭だとどうしても圧迫感が出て目立ちがちです。B03Wの場合は横長のデザインのおかげか圧迫感はほぼありません。

公式サイトではブックエンドとしても使えると書いてあります。正直、こじつけでないかと思っていたのですが、シュレッダー自体の重みのおかげで、確かにしっかり本を支えてくれます。

奥行きがあるので本棚に置くには厳しいですが、卓上において、ついでに本も立てかける、という使い方なら案外合ってしまいます。変に派手でないシンプルなデザインだからこそだと思いました。

操作が単純で分かりやすい

操作が単純で分かりやすい

スイッチは一つだけ

スイッチオンで歯が回転して裁断可能になります。自動ではありません。また、スイッチを左に押すと普通に回転し、右に押すと逆回転します。詰まってしまった紙を取るのに便利です。

たまに間違えて逆回転させてしまうこともあるものの、ごく単純で使いやすいです。

Asmix クロスカットシュレッダー B03Wの欠点

今現在もほぼ不満なく利用していますが、細かい欠点もあります。

電源アダプターが大きくて重い

電源アダプターが大きくて重い

本体がスリムなので仕方がないとは思いますが、電源アダプターが大きくて重たいです。壁に横向きでとりつけていた磁力付きの電源タップが、このアダプターをつけるだけでずり落ちました。

また、さし込み口の間隔が狭い電源タップを使うと、他の差し込み口をふさいでしまうことがあります。

紙ごみを取り出すのに少し手間がかかる

以前使っていたHM-02は、引き出し式だったのでゴミ捨てはとても楽でした。今回のB03Wの場合は、シュレッダーの機械部分を持ち上げて取り外し、白の容器部分にたまったごみを捨てるようになっています。

紙ごみを取り出すのに少し手間がかかる

限界までゴミがたまった状態

片手に本体を持ったまま、もう片方の手でゴミを捨てるのは難しいです。そのため本体は一回置くことになりますが、その際に歯についていた紙ごみと粉塵が、置いた個所に落ちてしまうことがあります。

また、満タンまでゴミをためてしまうと、歯にこんもりと紙の塊が残ります。手で取るのは危険ですので、別途小さなホウキなどが必要です。

歯にこんもりと紙の塊が残る

こんもりと残った紙ごみのかたまり

Asmix ハンドマイクロカットシュレッダー HM-02との比較

Asmix ハンドマイクロカットシュレッダー HM-02との比較

上がHM-02、下がB03W

すでにいくつか先述していますが、改めてハンドマイクロカットシュレッダーとの違いは以下の通りです。比較して優れている点は太字にしています。

機能 B03W HM-02W
操作方法 電動 手動
セキュリティーレベル 4 5
定格裁断枚数 2枚 2枚
最大裁断枚数 3枚 2枚
ダストボックス容量 約4リットル 約3.3リットル
裁断方法 クロスカット マイクロカット
裁断寸法 4.0×10mm 2.0×10mm
本体の色 灰がかった白 紫がかった白

裁断枚数はA4コピー用紙を基準としています。

利便性では電動シュレッダーのB03W、セキュリティ性では手動シュレッダーのHM-02が勝ります。

特筆すべきは、公式サイトではわからない本体の色の違いです。公式サイトの商品ページではどちらも灰色っぽい白に見えますが、実際にそうなのは今回のB03Wのみで、ハンドマイクロカットシュレッダー HW-02はほんのり紫がかっています。モノクロ好きなら今回のB03Wを選ぶのが無難です。

モノクロ好きなら今回のB03Wを選ぶのが無難

並べて比較すると色の違いがわかる


今回のB03Wを使い始めておおよそ1年が経ちました。幸い故障なしで便利に利用できています。購入当時は商品レビューがほとんどなく、わざわざ買い替えるのもどうかと不安でしたが、今では買ってよかったとはっきり言えます。

もしシュレッダー購入で迷っているのなら、手動でなく最初から電動を買ってしまうのをおすすめします。