レビュー:サンワサプライ スリム雷ガードタップ TAP-SPSLIM シリーズは見た目も機能もシンプルで使い勝手のよい電源タップ

レビュー:サンワサプライ スリム雷ガードタップ TAP-SPSLIM シリーズは見た目も機能もシンプルで使い勝手のよい電源タップのサムネイル

パソコンだけでなくスマートフォンやタブレット、無線用ルータにスマートスピーカーなど、電化製品はどんどん増えていきます。必然的に、電源タップを選ぶ機会も増えます。

スリムでシンプルな電源タップである、サンワサプライ TAP-SPSLIMシリーズも、数ある電源タップの一つです。

TAP-SPSLIMシリーズの基本情報

TAP-SPSLIM8-1の本体

TAP-SPSLIM8-1の本体

TAP-SPSLIMシリーズは、ごく標準的なスタンダードタイプ、USB充電ポート付きタイプ、雷ガード付きタイプの三種類がラインナップされています。

電源差込口のパターンは5個口と8個口の二種、コード長は1m、2m、3mの三種です。

TAP-SPSLIMシリーズの各種型番

スタンダードタイプ(雷サージ、充電ポートなし)

5個口:(1m) TAP-SLIM5-1、(2m) TAP-SLIM5-2、(3m) TAP-SLIM5-3
8個口:(1m) TAP-SLIM8-1、(2m) TAP-SLIM8-2、(3m) TAP-SLIM8-3

USB充電ポート付きタイプ

5個口:(1m) TAP-SLIM5U-1、(2m) TAP-SLIM5U-2、(3m) TAP-SLIM5U-3
8個口:(1m) TAP-SLIM8U-1、(2m) TAP-SLIM8U-2、(3m) TAP-SLIM8U-3

雷ガード付きタイプ

5個口:(1m) TAP-SPSLIM5-1、(2m) TAP-SPSLIM5-2、(3m) TAP-SPSLIM5-3
8個口:(1m) TAP-SPSLIM8-1、(2m) TAP-SPSLIM8-2、(3m) TAP-SPSLIM8-3

TAP-SPSLIM8-1 のギャラリー

TAP-SPSLIMシリーズの気に入っているところ

ここからは購入した雷サージ付きのTAP-SPSLIM8-1を元にレビューしています。

シンプルで白いスリムな見た目

たくさんのアダプタを差せる電源タップは、だいたいは個別スイッチがついていたり、そうでなければ横ではなく縦に差し込み口が並んでいたりして、いわゆる『ごつい』印象があります。

ですが、TAP-SPSLIMシリーズは、スリムさを売りにしていることもありとにかくシンプルで、マイナスを極めたようなデザインなので、部屋の見えるところに置いても違和感がほぼありません。

また、ホコリが目立たないのもうれしいところです(適度に点検するようにはしています)。

8個口なのにスリムで場所を取らず邪魔にもなりにくい

差し込み口が8個もあるのに圧迫感はほとんどありません。同社のTAP-SP2110-3も実際に見たことがありますが、比べるとTAP-SPSLIMシリーズは本当に細く見えました。

スリムタイプなのに大きなアダプタも無駄なく差せる

TAP-SPSLIMシリーズはアダプタも楽々差せる

パッケージ裏の説明より

差し込み口が上面と側面に交互に並んでいるおかげで、コンセントを差し込むスペースにはかなり余裕があります。8個口のタップを、かなり大きなアダプタや横向きに差すやっかいなアダプタも含めて7つ使用していますが、それぞれ干渉せず、残った1個口もいつでも使える状態をキープできています。

コード長のバリエーションに1mがあり、デスク下にもってこい

TAP-SPSLIMシリーズのコード長のバリエーションは1m、2m、3mの三種類です。一番短い1mはデスク下に設置するにはちょうどいい長さで、2つ並べていてもコードは簡単に隠すことができるのでさほど邪魔になりません。

オンオフスイッチがない

節電が当たり前になり、個別スイッチがついている電源タップが増えているなか、このタップは一元集中スイッチもないシンプルな構造をしています。ルーターやNASなど、常に電源を入れておきたい機器にスイッチは不要ですし、ピカピカと光るライトがむしろ邪魔になることもあるので好都合でした。

3Pプラグ対応

TAP-SPSLIM8-1の溝(公式サイトより)

公式サイトより

パソコンの電源コードなどに使われる、3Pタイプのプラグを、アダプタなしでそのまま差せるのは地味に便利です。ただ差せるだけで、アース機能が機能するわけではないので注意。

ほどほどに強いマグネットが標準でついている

TAP-SPSLIM8-1裏のマグネット

本体裏に丸いマグネットが埋め込まれている

以前、違う電源タップを利用していたときは、わざわざ電源タップ用マグネットを別に購入して両面テープで貼り付けていました。TAP-SPSLIMシリーズには元からほどほどに強いマグネットが裏側に埋め込まれています。後付けにしたときのように本体が不自然に浮いてしまうこともありません。

ただし大きなアダプタを差して垂直にくっつけるとさすがに落ちます。

スイング式の差し込みプラグ

TAP-SPSLIM8-1のスイングプラグ

オス側の差し込みプラグがスイング式なので、壁のコンセントに差しても邪魔になりません。

TAP-SPSLIMシリーズのちょっとした欠点

購入してから数か月が経ちましたが、欠点らしい欠点は見つかっていません。
あえていうなら、(雷ガード機能付きタイプ限定の話で、)雷ガード動作ランプライトをタップの上でなく、裏など見えにくいところに配置してほしかった、ということくらいです。

TAP-SPSLIM8-1の雷サージランプ

本体表に位置する雷サージランプ

昼間や電気のついている状態なら問題ありませんが、夜間や暗い部屋では雷ガード動作ランプの光が少し目立ちます。そこまで強い光ではないですが、仮に寝室で使うなら気になるかもしれません。

光を遮断できればいいのであれば、mtのマットタイプのマスキングテープを黒、白と2枚重ねて貼ることで対策できます。

実際の使用例:デスク下に2つ並べてパソコンなどを接続

使用例とは少し離れますが、このタップを選んだ理由でだいたい伝わるかと思います。

デスクトップパソコンを利用しているので、必然的にコード類は増えてしまいます。以前は6個口の電源タップと壁のコンセントに直付けする3個口アダプタを2つでなんとかしていましたが、いよいよ足りなくなってしまったため、電源タップを増設することに。

ついでなので机の下をさっぱりさせようと思い、下の条件でタップを探しました。

  • 個別スイッチがないこと。あれば便利かと思っていましたが、実際はずっとつけっぱなしでライトが邪魔なだけだったため。
  • コード長が短めであること。デスクの真下に壁コンセントがあるので、長いとループして束ねる必要性が出てきてしまう。
  • 差し込み口の間隔に余裕があること。アダプタと通常タイプのコンセントが混在しているため。
  • 差し込み口が左右合わせて13個以上あること。実際に利用するのは12個でも、できれば予備も準備しておきたかったので。
  • できればマグネット付き。

すべての条件に合ったのがTAP-SPSLIM8-1でした。Amazonプライムでの取り扱いがなく、商品レビューもほとんど見当たりませんでしたが、条件通りに利用できているので、購入して正解だったと思っています。


さほど流通していないのか、なかなか値段が下がりませんが、Amazonで取り扱うようになれば変わってくるかと思いますし、楽天市場ではアウトレット品が時々出ているようです。

『シンプルで使い勝手のいい電源タップ』が欲しいなら、TAP-SPSLIMシリーズを検討してみるのをおすすめします。