インターネットバンキング(ネット銀行)で安全な取引を行うために、様々なセキュリティ対策が行われています。その一つが使い捨てのワンタイムパスワードを生成するトークンです。
ジャパンネット銀行のトークンは2種類ある
ジャパンネット銀行では2種類のトークンが利用されています。旧バージョンのキーホルダー型と、新バージョンのカード型です。キーホルダー型のトークンは2016年の11月時点で配布が終了されており、現行ではカード型しか手に入れることはできません。
2016年以前のキーホルダーのトークンを利用している人でも、トークンの使用期限が切れれば、手数料なしの無料で新しくカード型のトークンが届きます。そのため、ジャパンネット銀行のユーザー側から特に何かをする必要はありません。
ですが、収納と持ち運びの都合でカード型トークンが欲しかったため、今回はあえて切り替え手数料1080円を払ってトークンを交換することにしました。
なお、紛失・故障手続きで処理すれば無料で交換できるという噂もありますが、罪悪感は欲しくなかったので見送りしています。
キーホルダー型からカード型へのトークン切り替え方法
トークンの切り替え申し込みはすべてネット上で完結します。手順は以下の通りです。
- ジャパンネット銀行にログインし、Welcome Pageの『キャッシュカード・トークン』メニュー内から『カード型トークン切替申込』を選択する
- 『カード型トークン切替申込』ページで必要事項を入力し、申込をする。なお、トークン切替手数料は取引中の口座から引き落とされるため残額を確認しておくこと
- 1週間程度で郵送にて新しいトークンが届く
- ジャパンネット銀行にログインし、Welcome Pageの『ワンタイムパスワード切替登録』を選択する
- 必要事項を記入し、新しいカード型トークンを登録する
- カード型トークンの登録完了後、古いキーホルダー型トークンを自分で処分する
私の場合は申込完了後から5日後には新しいトークンが届き、手続きも完了しました。
古いトークンの処分について
切替が終わり、いらなくなった古いトークンは住んでいる自治体のルールに従って自分で廃棄する必要があります。一般的には不燃ごみとされるようです。
トークン自体に個人情報は含まれませんので、破壊する必要もありません。
キーホルダー型トークンを破壊したい
切替が終わって不要になったとはいえ、古いトークンの電池は残っていますので、数字は表示され続けます。そのまま捨てるには抵抗があるかもしれません。
しかし、キーホルダータイプのトークンは本当に頑丈に作られていて、落としたり叩いたりした程度ではびくともしません。どうにかして壊そうと、わざと洋服のポケットにいれて洗濯機に放り込んでもダメでした。なお、5回ほど洗濯したらとてもきれいになりました。
そのまま捨てきれずに数か月が経過し、忘れていたトークンを見つけたのが今です。
キーホルダー型トークンを破壊する方法
そこで改めて検証してみたところ、今度はあっさり破壊することができました。方法は以下の通りです。
キーホルダー側トークンの裏側の、シリアル番号や有効期限が書いてあるプレートを取り外す
露出したプリント基板(緑と金色の板)にキリで穴をあける
故障を示す『PPPPPP』の表記を確認する
少し傷をつけるだけではダメで、表側の液晶に貫通するぐらいに穴をあけてやっと完了です。これにより、機械の故障をしめす『PPPPPP』が点滅します。
なお、2か所穴をあけることで、完全に液晶を消灯させることもできました。
キーホルダー裏のプレートを取り外した際、内部に水を入れても壊れませんでした。予想以上に頑丈にできていて感心します。
最終目標は分解でしたが、上下のパーツがきっちりはまっていて取り外すことができず諦めました。素直に廃棄することにします。