キャンドゥやダイソーに続いて、セリアでのタングルティーザーっぽい多段型ブラシが登場していました。そのうちの一つが、株式会社グリーンオーナメントが販売しているヘアブラシ[フラワー]です。
本家のタングルティーザーについて
「タングルティーザー」は、 髪に無理な負担をかけることなく、
まるで魔法のようにスッと髪を解きほぐす イギリス生まれのヘアケアブラシ。
タングルティーザーには、最もポピュラーなザ・オリジナル、持ち運び用のコンパクトスタイラー、濡れ髪用のザ・ウェットディタングラーなどなど、いくつか種類があります。長さの違うブラシの二段構造と、柔軟性や弾力性に優れたブラシの素材という、髪を絡まないようにするための作りはすべて共通です。
ボリュームのある長い髪でもとかしやすく、SNSでも人気を通り越して定番化しています。しかし、最も安いトライアル版のザ・オリジナルミニでも1500円、人気のコンパクトスタイラーは2500円と、気軽に試せる価格とは言えません。
セリア ヘアブラシ[フラワー]
セリアではヘアブラシ[フラワー]という名前でタングルティーザーっぽいブラシが売っています。
大きさは縦が約15cm、横が約6cm。小さめで携帯用に向くサイズです。ブラシ部分だけだと縦が約8cm×横が約5cmになります。
セリア ヘアブラシ[フラワー]とタングルティーザー ザ・オリジナルの比較
見た目と素材の比較
持ち手を含めると、セリア ヘアブラシ[フラワー]のほうが大きいです。
ブラシ部分はセリア ヘアブラシ[フラワー]のほうが一回り小さいです。
セリア ヘアブラシ[フラワー]のブラシは長さが3段階になっています。タングルティーザーは2段階です。
タングルティーザーのブラシ部分は、長短が交互かつ均等に並んでいます。対してセリアは、外側から、長→短→中と、1周ごとに長さが変化するようにブラシ部分が並んでいます。
最も長いブラシの長さは、セリア ヘアブラシ[フラワー]、タングルティーザー ザ・オリジナルともに約13mmでした。
ブラシの素材は、タングルティーザーが熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマー、セリアはポリエステル系熱可塑性エラストマーです。言い方が違うだけで同じものだと思われます。
使い勝手の比較とセリアブラシの雑感
セリア ヘアブラシ[フラワー]の使用感リスト
- 普通のブラシと比べると
- (タングルティーザーほどではないが)櫛通りはそこそこスムーズ。量が多いと引っかかりを感じる
(タングルティーザーほどではないが)梳かした後のさらさら感は実感できる - タングルティーザーと比べると
- 髪が多いと1度で梳かしきれない
梳かし方のコツをつかむまでは頭皮が痛い
静電気が出やすい? - 比べずに単体で見て
- 100円で試せると思えば高い価値がある
セリア ヘアブラシ[フラワー]の雑感
ダイソー立体型ブラシと見た目は似ていますが、全くの別物のようです(ブラシの形状やボディの形も異なる)。個人的にはダイソーのものよりも使いやすかったです。
本家タングルティーザーと比べると明確な差を感じます。特に、頭皮への刺激が一番の違いです。
タングルティーザーは、雑に梳かしても、頭皮をマッサージしているような程よい力に調整されます。セリア ヘアブラシ[フラワー]は異なり、慣れるまでは『痛い』と感じることもありました。
後は櫛通りの違いです。髪の量が多いほど違いがわかりやすく、セリアのものは表面だけを梳かしているような形になってしまうこともありました。
とはいえ、セリア ヘアブラシ[フラワー]単体で見れば、安くて優秀なよいヘアブラシだと思います。なんぜ100円ですから、お風呂などで雑に扱っても怖くありません。気軽に多段型ブラシを試したい場合にもぴったりです。
今回のセリア ヘアブラシ[フラワー]は、ダイソーのものと似ていたのと、材質がタングルティーザーと同じだったので、もどきとして紹介することにしました。使い勝手も似ていますし、間違いではなかったかなあと思っています。