今までの記事で、ダイソーで販売中のタングルティーザーもどき3種類(立体ヘアブラシ、立体型ヘアブラシ、立体ブラシ)とオリジナルのタングルティーザーについて比較してきました。今回は、総評として、3種類それぞれを比較し、おすすめを選びます。
映り込みがあったため、一部画像にモザイク処理をしています。ご了承ください。
ダイソー タングルティーザーもどきについて
2020年4月時点、ダイソーにあるタングルティーザーもどきは以下の3種類です。どれも名前が似ており限らわしいので、(大)(ミニ)(卵型)とつけていますが、これらは商品名には含まれません。
ダイソー 立体ヘアブラシ(大)
タングルティーザー ザ・オリジナルに取っ手を付けたような形をしています。最もスタンダードな『もどき』で、カラーバリエーションも豊富。見かけただけでも黒、ピンク、黄色、青がありました。
ダイソー 立体型ヘアブラシ(ミニ)
立体ヘアブラシ(大)をそのまま小さくしたような形・・・と思いきや材質が異なり、3種類中で唯一、オリジナルのタングルティーザーと同じ熱可塑性ポリエーテルエステルエラストマーが利用されています。
こちらもいくつかカラーバリエーションがありますが、立体ヘアブラシ(大)と比べて取り扱っている店が少ないようで、黒とピンクしか見つけられていません。
ダイソー 立体ブラシ(卵型)
こちらは取っ手なしの丸っこいタイプ。色は(おそらく)黒とピンクのみ。
ダイソー タングルティーザーもどきでおすすめは?
結論を先出しすると、ダイソーでタングルティーザーもどきを選ぶときは、立体ブラシ(卵型)を避ければOKです。
立体ブラシ(卵型)はとにかく耐久性が低く、パッケージから出して最初の使用でブラシがボキボキ折れます。いわゆる『ハズレ商品』でした。
他の二種(大)(ミニ)は、さすがにオリジナルのタングルティーザーには劣りますが、どちらも『絡みにくくさらさらになったのを実感できる』という立体型ブラシの利点は十分に実感できます。
(大)と(ミニ)の違いは、ブラシ長の違いによる櫛通りの感覚などです。決定的な差ではなく、最終的には、好みの色や大きさで選んでしまってもいいかもしれません。
ダイソー タングルティーザーもどき の比較
3種それぞれの詳しい説明は、上でリンクを貼ったオリジナルとの比較記事でも述べているので、ここでは単純な比較だけを並べていきます。
サイズについて
持ち手を含んだ全体のサイズ(大きい順)
立体ヘアブラシ(大)>立体型ヘアブラシ(ミニ)>立体ヘアブラシ(卵型)
ブラシ部分のみ(大きい順)
立体ヘアブラシ(大)>立体ヘアブラシ(卵型)>立体型ヘアブラシ(ミニ)
立体ヘアブラシ(大)は最長部分が約19cmと大き目で、持ち運びには向きません。カバンに放り込んでおくなら立体型ヘアブラシ(小)がおすすめです。
櫛通りの具合について
櫛の通りやすさは3種どれもさほど違いはありません。
ただし、立体型ヘアブラシ(ミニ)は、ブラシ長が少々短く、特に多毛の場合だと、髪の表面だけを梳かしているような感じになってしまいました。ロングヘアで一気に梳かしたいなら立体ヘアブラシ(大)がよさそうです。
梳かす際に必要な力について
柄つきの立体ヘアブラシ(大)と立体型ヘアブラシ(ミニ)は、梳かすときに比較的強い力が必要でした。
そもそも、本家タングルティーザーの柄がない理由が『握りこむことによってブラシにかかる力を分散するため』であり、これに反したデザインをしているので、当然ではあります。
しかし、あくまでも柄を持った場合の話であり、柄を無視して本家タングルティーザーのように本体を握りこんでしまえば、より軽い力で使うことが可能です。
耐久性について
先述した通り、立体ヘアブラシ(卵型)はとにかく壊れやすいです。その他2種は押せばへこむくらいの柔らかい材質でできていますが、何度か利用してもブラシが折れることもなく、掃除用ブラシで雑にこすっても大丈夫でした。
強いていうなら、よりブラシが長い立体ヘアブラシ(大)のほうがブラシ部分が変形(=曲がったままになる)しやすいです。
分解のしやすさについて
推奨はしませんが、3種とも2つのパーツに分解が可能です。
分解のしやすさに差はありません。再組み立てで最も手間がかからないのは立体型ヘアブラシ(ミニ)でした。逆に、立体ヘアブラシ(大)は、はめ直す際にそれぞれを噛み合わせるのが難しく時間がかかります。
本家のタングルティーザーを持っている、という前提で考えるなら、おすすめは立体型ヘアブラシ(ミニ)かなあと思います。小さくて持ち運びに優れるという、本家との明確な違いがあるからです。
とはいえ、お風呂用などハードに使える立体ブラシが欲しいとか、ペット用にしたいとか、ウィッグやドール用などなど、使い道は様々。
とりあえず試してみたいと思ったなら、人気商品で売り切れていることも多いので、見つけたときに(卵型以外を)買っておくのがおすすめです。