Amazonアソシエイトアカウント停止を回避できた例~Broken link checker の除外設定など

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当サイトではAmazon専用のアフィリエイトサービスであるAmazonアソシエイトシステムを利用しています。が、運営から、現状のままならアカウントを停止しますという忠告メールが届きました。

最初は肝が冷えましたが、一時的にサイトの運営を停止し、いくつかの対応を行ったところ、無事に許してもらうことができました。

完全な自身の不注意でしたが、ひょっとしたら同じことをしてしまっている人がいるかもしれないと思ったため、体験談として公開します。

アカウント停止予告~回避の流れ

長くなりそうですので、先に流れと行った対策を書いておきます。なお、ここでは『ですます』は省略します。

当サイト内で利用しているアソシエイトリンクの例

最初に届いた忠告メール

  • 運営サイトが規約に違反している(サイトのアソシエイトリンクからAmazonへ飛んだ際のアクセスが不自然)
  • 5営業日以内に対策して、専用メールフォームから連絡すること
  • アソシエイトトップページに忠告メールを送信したというメッセージが表示される

行った対策

  • テスト用のローカル環境から下書きを含む全記事を削除し、アソシエイトリンクを抹消
  • アソシエイトリンクの動作確認を禁止
  • WordPressのリンク切れチェック用のプラグイン『Broken link checker』の設定画面でアソシエイトリンクをチェック対象から外す

対策後に送信したメール

  • 規約違反を認めて丁寧に謝罪する
  • 自身で発見できた違反内容とその対策をできるだけ具体的にまとめる
  • 改めて規約を遵守すると宣言

対策完了メールへの返信と継続利用の許可

  • アソシエイト規約遵守への感謝の意と、他の対策は必要ない(=行った対策のみでOK)とのこと
  • アソシエイトトップのメッセージが消去され、通常時に戻る

Amazonアソシエイト運営から届いた忠告メール

Amazonアソシエイト・プログラムから届いた、アカウント停止予告のメールは、ごくごく事務的なものでした。体裁などは他サイトの方々が体験談として載せているものとほぼ同一です。

アソシエイトにログインすると、アカウントに関する重要なメールを送信したというメッセージがトップページに表示されていました。

幸いだったのは、問答無用の停止でなかったことと、メール内に規約違反と判断した理由が記載されていたことです。以下に一部を引用します。

Amazonサイトへ遷移するため、特別リンクをクリックスルーしたサイトまたはアプリケーションについて、Amazonが合理的に判断することができず、トラフィック発生の根拠が不明瞭です。

Amazonアソシエイト運営から届いた忠告メール

要は、アソシエイトリンクからの不正なアクセスが原因ということです。

当サイトでは、Rinkerやカエレバなどの外部ツールは利用しておらず、Amazonで商品を検索し、アソシエイトツールバーから直接リンクやHTMLタグを生成して、記事に貼り付けています。

また、悪意のある攻撃を受けるほどのサイトアクセス数はありません。

この2点より、原因は完全に自分にあることは最初に理解できました。

すぐに思いついた心当たりとその対策

メールを受信した瞬間の心当たりは以下の2点でした。

ローカル環境のテスト環境にアソシエイトリンクを貼っていた

当サイトではブログシステムとしてWordpressを利用しています。いきなりインターネット上で文章を打ちたくないのと、見た目の変更をおこなうテーマの調整などをしたいこともあり、ローカル環境(パソコンの中だけ)でもテスト用のWordpressを動かしています。

このローカルのWordpressで記事を生成する際に、アソシエイトリンクを貼り付けてしまっていました

ローカルのwordpressには、パソコンの中だけで使える専用サイトアドレスを設定しています。これはAmazonアソシエイトで登録しているもの(hadonishi.com)とは異なるものです。

アソシエイト規約にて『登録サイト以外にアソシエイトリンクを貼るのは禁止』とはっきり書かれていますので、たとえローカルだけの話であっても違反であると判断しました。

対策内容

ローカルのwordpressから全記事を削除。アソシエイトリンクだけを消そうとしましたが、見落としが怖かったため避けました。

アソシエイトリンクの確認クリックを行っていた

完全な不注意で恥ずかしく思います。外部ツールを使わず、手作業でアソシエイトリンクを貼り付けているため、どうしても不安になり確認クリックを行ってしまったことがありました。

対策内容

確認クリックをやめる(それとただひたすらに謝るしかできませんでした)。


忠告メールを受信する前から『なんとなくダメそうな気がする』と思いながらも続けていたことだったので、ツケが回ってきた形です。恥ずかしく思います。

対策後、アソシエイトサイトのレポートにて、クリック数推移のチェックを行いました。しかし、思ったような効果がでなかったため、他の原因を疑いました。

WordPressのリンク切れチェック用プラグイン Broken link checker

個人的にはこれが最大の理由だったと思っています。

アソシエイトレポートでは、3日程度のスパンで定期的にクリック数が増大していました。日付でピンと来て、『Broken link checker』というWordpressのプラグインを見直しました。

『Broken link checker』は、サイトのリンク切れを自動でチェックしてくれる便利なプラグインです。これのチェック間隔がそのものずばりで3日間でした。つまり『Broken link checker』による機械的なAmazonアソシエイトリンクからのアクセスを定期的に行ってしまっていたことになります。

便利だからと仕様を理解せずに利用してしまったことを反省しました。対策を行い、再度レポートで推移を観察すると、クリック数が極端に減少していることを確認できました。

対策内容

『Broken link checker』のオプション>チェックするリンクの種類>除外リストに以下を追加しました。

www.amazon.co.jp
amzn.to
amazon-adsystem

対策完了メールとその返信

対策後、指定された方法で対策完了を連絡しました。完全にこちらの不注意が原因なのでとにかくただひたすらに謝りました。当時のメールを読み直しましたが、卑屈だと捉えられても仕方ない文面になってしまっていたとも感じます。

対策後、返信のメールは、対策期限とされていた5営業日後に届きました。土日を挟んだため1週間程度です。

メールでは『アソシエイト規約遵守への謝意』と『それ以上の対策は必要ない』といったようなことが書かれていました。6行程度の短い文章でしたが、むしろそれに安心したことを覚えています。

最後の返信を受信した直後、アソシエイトサイトへログインしたところ、トップページの警告メッセージは残り続けていましたが、それも翌日には消えていました。

その後、サイトの更新を再開。通常通りにアソシエイトのシステムを利用できています。


今回は理解してもらえたものの、アソシエイトアカウントの停止について調べると、最終的に停止されてしまったケースも多く見つかりました。私自身も最初から諦めていたので、最後のメールを読んだときは本当にホッとしました。

幸いだったのは、自クリックからの商品購入がなかったことです。1件でも履歴があれば、また話は違っていたでしょう。こちらはウェブブラウザ(Vivaldi)でプロファイルを分けていたおかげです。今後、そのあたりのことも書こうかと思っています。

追記:2020/03/09