「余計なものは入れない・原料は厳選する」がコンセプトのボディウイングシリーズに、待望の新フレーバーが追加されました。見つけた瞬間に注文した、ボディウイング ホエイプロテイン キャラメルを飲みきったので、いつものようにレビューしていきます。
ボディウイング キャラメルの基本情報
参考にする前の注意
2020年2月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名
ホエイたんぱく(オランダまたはニュージーランド産)/レシチン(ひまわり由来)、香料、ビタミンC、甘味料(ステビア)、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンB12
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2390円/1kg(2020年2月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 57.36円/おおよそ24g(1kgで約41.67食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 61.68円/おおよそ25.81g(1kgで約38.75食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.08円
飲み方
明確な『飲み方』は記載されていなかったので、それに関連する箇所を引用しています。
水やジュースに溶かして飲む場合、市販のプロテインシェーカーをご使用いただくと溶けやすくなります
(中略)
シェイカーを使用しても飲みにくい、溶けにくいと感じる方は以下を参考にして下さい
1、シェイカーには水を先に入れて、粉末を後から入れると溶けやすくなります。
2、水の量が少ないと溶け残りやすくなり飲みにくくなります。(おすすめは24gに対して水100cc程度)※味の濃さはお好みによって水の量で調整してください
ボディウイング ホエイプロテイン キャラメル パッケージ裏
ボディウイング キャラメルの栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 96.0kcal | 103.23kcal |
タンパク質 | 18.6g | 20.0g |
脂質 | 1.5g | 1.61g |
炭水化物 | 1.8g | 1.94g |
食塩相当量 | 0.15g | 0.16g |
1回分の量(g) | 24.0g | 25.81g |
購入前にわかる特徴
以前のボディウイングシリーズはパッケージカラーがすべてのフレーバーで共通でした。しかし、新フレーバーのキャラメル、カフェオレ、ヨーグルトが追加されたタイミングで、それぞれ色が分けられるようになりました。
タンパク質量は30g中23.25g。2020年2月に他のメーカーと比較した際は、味なしプロテインを含めた56種類のうち6番目、味付きでは50種類中1位と優秀です。
また、他のボディウイング味付きシリーズと同じく、アスパルテームなどの合成甘味料は不使用で、自然由来の人工甘味料であるステビアを使用しています。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
さらさらではなく粒子が粗い印象です。湿気は感じず、カラッとしています。粉をすくったスプーンを傾けると、少しその場に留まってから、バラバラとこぼれ落ちました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(約30g)のプロテインを入れて:
100ccの冷水で割った場合
適当に混ぜると小さなダマが残ります。しっかり混ぜれば問題ありません。1cmほどの細かな泡の層ができました。
100ccの冷たい牛乳で割った場合
溶けにくいです。3cm程度の大きな存在感のあるダマが1つと、その周りに大量の細かいダマが残りました。ですが牛乳を150mlにすると途端に溶けやすくなりました。
袋を開けた瞬間に思ったこと
キャラメル? 匂いがない、(ボディウイングの)バナナのときはすごくいい香りがしたのに。ホエイの香りもない。なんだろう、はじめてのパターンだ。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
水に溶かすとキャラメルの香りが出た! ホエイの味はわかるけど気にならない、ほのかに甘くて水っぽい、おまけつきお菓子(グリコ)についているアレに似ている
はじめて牛乳で割ったとき
キャラメルの風味がする牛乳、まずくはないし、まあおいしい? ミルクキャラメルでなくキャラメルミルク?
飲みなれてからの味の印象
粉自体の香りは少なく、シェイク後にキャラメルの匂いが広がる
開封直後は戸惑いました。先述したとおり匂いをほぼ感じなかったためです。鼻を近づけてやっとホエイっぽさを感じたくらいでした。
いつもはしないのですが、中身違いかと不安になり、粉だけを少しなめてみたところ、たしかにキャラメルの味がします。この時点で、すごく美味しいかまずいかのどちらかだと予想。
水や牛乳で混ぜてシェイカーの蓋を開けると、どこに隠れていたのか、キャラメル特有の焦げた甘い香りがふわっと広がりました。
最初から最後まで飲みやすかった
同じボディウイングのバナナ味は、第一印象は最悪で慣れると飲みやすいという、印象が極端に上下したプロテインでした。
今回もすでに香りに振り回されていたため、覚悟をして飲んだのですが、こちらは嬉しい誤算。ホエイはわかるものの、キャラメル風味との相性がよく、とても飲みやすいです。呼吸もなしに一気飲みしてしまいました。
そしてそれは飲み慣れてからも変わらず、最後にいたっては、日常に溶け込みすぎて印象が薄くなってしまったくらいです。
強いて言うなら、よく溶かしてダマがなくなっても、舌に粉っぽさが残る場合があります。常温の水だと特に目立ちました。
水で割ると薄く感じるがサラッと飲める
自然由来の甘味料であるステビアを使っていることもあり、全体的に味付けは薄めです。水で割る場合は公式の推奨量である100mlでも薄く感じました。
言い方は悪いですが、安いキャラメルの味です。思い出したのは、おもちゃつきの駄菓子であるグリコのキャラメルでした。人によっては懐かしく感じるかも。
ダマ残りに気をつけつつ、きちんとシェイクすれば問題なく溶けるので、味が大丈夫なら飲みやすいと思います。
牛乳割りに注意点。100ml割で過去最大サイズのダマが!
牛乳割りの場合は要注意。100mlで割ったときに3cm程度の巨大なダマが残りました。うまくやればなんとかなると数回試しても成功しませんでした(これは心残りです)。
牛乳で割る場合は最低でも150ml以上をおすすめします。きちんと溶けきれば、キャラメル風味のミルク味になります。こってり系のプロテインには敵わないものの、それなりの満腹感もあり、とてもバランスのよい味になりました。
飲みやすいからこそ印象に残らず?
飲みやすいが上に、どうも巨大ダマ以外の印象が残っていません・・・。その都度のメモ書きでは何度か『おいしい』と書かれていますし、レビュー用にとっておいたものを飲んでも、実際においしかったのですが。
逆に言えば、少し癖のあるステビア(甘味料)の風味も感じなかったということです。これって結構すごいことなのでは?
それか、他の特徴的なプロテインのインパクトが強すぎたのかも。
その他、慣れてからの細かい味の印象
水100mlに付属スプーン3さじ(公式での推奨量)(個人的なベスト)
適当に混ぜると大量の小さなダマがでますが、それ自体に不快感はなく飲めました。個人的には最も飲みやすく、常温できちんと混ぜて一気飲み、が日課になりました。
水100mlに付属スプーン3さじで冷蔵庫に数時間放置
最初はダマが残った状態でしたが、放置後はすっかりなくなっていました。ほんのり香ったホエイ感が減りますが、キャラメルの風味も飛びます。
水150mlに付属スプーン3さじ
150mlまで水を増やすとかなり溶けやすくなります。さらさらするので人によってはこちらのほうが飲みやすいかと思います。個人的に水っぽさと薄さが気になりました。
水200mlに付属スプーン3さじ
さすがに薄い。キャラメルはなくなり、甘いホエイプロテインといった感じ。溶け残りはないものの好きではなかったので息を止めて一気飲みしました。
牛乳100mlに付属スプーン3さじ
直径3cmの巨大ダマのインパクトはすごかったです。念入りに混ぜ直しても残ってしまうし、むりやり傾けても落ちてこないし、噛むように飲むとホエイ感が強まるして飲むのに苦労しました。
小麦粉を混ぜきるのに失敗した自作のホワイトソースの形状に似ていました。味はまあ、キャラメル風味の牛乳なのでまずくはありませんでした。
牛乳100mlに付属スプーン3さじで冷蔵庫に数時間放置
巨大ダマが残った状態で冷蔵庫に放置しましたが溶けず、そのままに残っていました。ですが、これが意外にも美味しい。キャラメルもホエイも薄まり、溶けたミルクアイスのような味になりました。
ボディウイングバナナの牛乳割りも冷蔵庫放置で激変したので、同シリーズ共通の裏技なのかもしれません。要検証。
牛乳150mlに付属スプーン3さじ(個人的なベスト)
本当に不思議なのですが、水を50ml増やすだけでかなり溶けやすくなります。やさしいホエイ風味のキャラメルプロテイン、といった具合。
できるだけ水割りにするようにしているので毎日は飲めませんでしたが、個人的なベスト配合で、『普通に』おいしく飲むことができました。
牛乳200mlに付属スプーン3さじ
今度は2mm程度の小さなダマが残りやすくなりました。焦げた甘い香りのする牛乳。単純に量が増えるため飲みやすさは下がりました。
水100ml割りにココアを足してみると
水割りにココアは合いません。これは予想外でした。ココアとキャラメルが打ち消し合い、なんとも言えない味に。
牛乳150ml割りに割にココアを足してみると
牛乳割にココアを追加すると(作り物っぽい)ココアプロテインになりました。キャラメル感はほぼなし。
飽きてしまったり、素の味でも苦手だったりしても、ココアでごまかせるのは強みといえます。
シナモン・抹茶を足してみると
シナモン・抹茶ともに、キャラメルとかち合って喧嘩してしまいました。こちらは予想通り。
付属スプーンについて
付属スプーン1杯の容量
おおよそ20cc(記載なし)
付属スプーン1杯のグラム数
すりきり
約9g(3回計測して9g-8g-9g)
小山盛り
約11g(3回計測して12g-11g-11g)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入りましたが、途中で容器を叩いてカサを減らす必要がありました。
袋から容器へ直接移すなら慎重に。粉は舞わないものの、サラサラとは流れず(特に最初のうちは)一気にドバっと出てしまうことがあります。
その他雑記
どうしても残っている印象が少なく、ぼんやりしたレビューになってしまいました。それだけ日常に溶け込んだということで、むしろ褒めるべきなのかもしれません。
牛乳だけで作る生キャラメルがあるくらいだから、牛乳由来のホエイとの相性もよかったのだろう、と、ごく当たり前なことだけ書いておきます。
ボディウイング キャラメルの総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
飲み切ってからの感想
キャラメルのいい香りと、控えめな甘さで、全体的には好みでした。すごく美味しいと衝撃をうけたわけではないので☆5でなく☆4にしましたが、合成甘味料なしの上タンパク質量も多く、人には勧めやすいプロテインだと思います。
物足りないときには牛乳を足したり、苦手だったとしても最悪ココアでごまかせるので、プレーンタイプ以外を初めて飲んでみたい人におすすめです。
ボディウイング キャラメルのギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。