人工甘味料を使わないリミテスト ホエイプロテイン WPC PUREシリーズは、(2020年11月時点で)4種類が販売されています。味なしのプレーンタイプと、ココア、抹茶、そして今回レビューするリミテスト ホエイプロテイン WPC PURE コーヒーです。
リミテストピュアコーヒー 基本情報
参考にする前の注意
2020年11月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
ホエイたんぱく濃縮物(乳成分を含む)(アメリカ製造)、コーヒー/甘味料(ステビア)
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2480円/1kg(2020年11月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 86.8円/おおよそ35g(1kgで約28.57食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 67.29円/おおよそ27.13g(1kgで約36.86食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.36円
飲み方
1食分につき付属スプーン3杯(約35g)を目安に150cc程度の水または牛乳などに溶かして、速やかにお飲みください。プロテインシェーカー(別売り)を使用すると溶けやすく手軽にプロテインを摂取できます。
リミテスト ホエイプロテイン WPC PURE コーヒー パッケージ裏
リミテストピュアコーヒー 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 138.0kcal | 106.98kcal |
タンパク質 | 25.8g | 20.0g |
脂質 | 2.0g | 1.55g |
炭水化物 | 4.3g | 3.33g |
食塩相当量 | 0.1g | 0.08g |
1回分の量(g) | 35.0g | 27.13g |
購入前にわかる特徴
他のリミテストピュアシリーズと同じく、人工甘味料、香料、保存料、着色料は使われていません。甘さづけには自然由来の甘味料であるステビアが使用されています。
タンパク質量は30g中22.11gです。2020年10月に集計した、他メーカーを含むタンパク質量のランキングリストでは、味なしプロテインを含めた82種類のうち44番目、味付きでは74種類中36番目で、ほぼ真ん中のランクでした。
標準価格は2020年11月時点で2480円です。たまにAmazonタイムセールの対象になっており、2020年9月のタイムセール祭りでは2108円に値下げされていました。また、セールとは別に、5%オフのクーポンが発行されているのをよく見かけます。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
粗めで乾燥しているように見える粉です。コーヒーの粒が均等に混ざっています。どうも舞い上がりやすいというか、こぼれやすい粉という印象です。コーヒーの粉が黒いのでこぼれたのが目立つだけかもしれません。
スプーンですくって傾けると、段階的にぽさぽさと落ちていきます。垂直になっても半分程度はさじ上に留まります。ひっくり返しても全ては落ちず、さじの内側にはりつくような粉残りがありました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(規定量の約35g)のプロテインを入れて:
公式推奨量150ccの水で割って30回(約10秒)シェイクしたら
ダマなどは残らず溶けやすいですが、泡立ちがすごいです。見た目は弱そうな泡ですが、10分経ってもほぼ治まらず、飲みにくく感じました。
150ccの冷たい牛乳で割って30回(約10秒)シェイクしたら
水と印象はほぼ同じで、溶けやすいけれど泡立ちやすいです。シェイク直後は、ほぼ全部がもったりしたカフェラテのような泡になっており、10分経つと半分ほどは落ち着きました。
袋を開けた瞬間に思ったこと
スプーンが埋まってる、これ結構めんどうなんだよな。香りは・・・弱い。鼻を近づけたらコーヒーっぽい香りがする。でも、目をつぶっていたらコーヒー味とは思わないだろう。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
ほぼ全部泡。これはコーヒー? 甘さは控えめで、コーヒーの苦み・・・ではないな、えぐみが先に来る。これステビアかな? あーでも慣れたらコーヒーっぽい、おいしいとはいいきれない、まずくもない。後味も独特だ。
はじめて牛乳で割ったとき
香りはカフェオレ系。泡立ちのすごさもそう思えば許せるかなあ。苦味が強め(バルキーコーヒーより苦い)。甘さはやっぱり控えめ。なかなかおいしい? やっぱりえぐみが強い気がする。そこそこおいしい、でも、人は選びそう。
飲みなれてからの味の印象
独特の後味は好き嫌いがわかれそう
リミテストピュアコーヒーを飲んで、第一印象から最後まで感じ続けたのが、独特なえぐみ・後味です。
人工甘味料なしの味付きプロテインの場合、甘味付けに自然由来の甘味料であるステビアが使用されていることがほとんどです。ステビアには独特の後味があり、特にえぐみが苦手という方も少なくありません。
リミテストピュアコーヒーの場合、ステビアのえぐみとコーヒー風味の相性が悪いのか、コーヒーの苦味なのかステビアのえぐみが混ざったような、独特な後味を感じます(どちらかというとえぐみのほうが強い?)。
甘さ自体は控えめですし、香りはちゃんとコーヒー系なので、この後味が大丈夫なら、美味しく飲めると思います。私の場合は、最初ははっきり苦手でしたが、飲んでいるうちにほとんど慣れて、普通には飲めるようになりました。
泡立ちが強く、シェイク直後の一気飲みは厳しい
泡立ちは強め。同シリーズのリミテストピュア抹茶ほどではありませんが、飲むときに煩わしく感じます。公式の飲み方に『シェイクした後速やかに飲むこと』とありますが、書いてある通りにすると空気と一緒に飲む形になってしまいます。
水でシェイクすると独特なえぐみが特に目立つ
水でシェイクすると、少しえぐみのある薄いコーヒーホエイプロテイン? コーヒー牛乳ほどミルクは感じません。
独特なえぐみや後味がそのまま舌に乗ります。一口目にえぐみが来て、ほのかにコーヒーが香り、後味でまたえぐみが残る感じです。飲み切るころには慣れて、コーヒーの味をちゃんと感じるようになりました。
水150mlに付属スプーン3杯(公式推奨量)
コーヒーの香りはするのですが、やはりえぐみが気になります。泡立ちが強めなこともあり、なかなか飲み切れませんでした。えぐみに慣れてからは、この割合にして一気飲みするようにしていました。
水150mlに付属スプーン3杯で冷蔵庫に数時間放置
泡がなくなって飲みやすくなりました。しかし、冷えてコーヒーの風味が甘味が薄まるせいか、よりえぐみを感じました。とろみはほぼなし。
水200mlに付属スプーン3杯
シェイク直後はほぼ全部泡でなかなか治まりません。味は全体的に薄くなり、代わりにえぐみがわかりやすくなります。
牛乳でシェイクすれば甘さ控えめカフェオレ系
牛乳割りでは、えぐみのあるカフェラテ系コーヒー牛乳といった具合。強めのもったりした泡がたちます。香りがカフェラテ系なのでそういうものだと思えば気になりません。
味は(おそらくコーヒーの)苦味を強く感じ、甘さは控えめです。えぐさは少しマシになるものの、やはりしっかり感じます(というか、苦味なのか、えぐみなのか、混乱してよくわからなくなってしまいました)。
牛乳150mlに付属スプーン3杯(公式推奨量)
最初の一口はカフェラテっぽくておいしかったです。後から苦味、次いでえぐみ。コーヒーの味自体はしっかりしていてよかったのですが、どうしても後味が気になります。
牛乳150mlに付属スプーン3杯で冷蔵庫に数時間放置
泡立ちはほぼなくなり、少しとろみがでました。飲みやすくなりましたが、やはりえぐいと感じます。
牛乳200mlに付属スプーン3杯
シェイカーの蓋部分までびっしりと泡が発生。すぐには飲めません。しかし、牛乳が多めなおかげか、えぐみがうまくごまかされて、美味しく飲むことができました。個人的なベスト。
インスタントコーヒーを足してもさほど変わらず
飲みにくさの改善を期待して、インスタントコーヒーを足してみましたが、さほど味は変わりませんでした。どうもこのホエイプロテインは味の印象をとらえきれません。
水200mlに付属スプーン3杯+インスタントコーヒー小さじ1
より茶色くなり、えぐみがコーヒーの苦味に近づいたような気がしました。あえてインスタントコーヒーを足す必要はなさそう。
牛乳200mlに付属スプーン3杯+インスタントコーヒー小さじ1
苦味がより強調され、えぐさは少し控えめに。インスタントコーヒーのみが溶け切らずいくつか浮いていましたが、その苦さがアクセントになっておいしく飲めました。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージの中でプロテインに埋まっていました。
付属スプーン1杯の容量
30cc
付属スプーン1杯のグラム数
すりきり
約11g(5回計測して12g-11g-11g-12g-11g)
小山盛り
約16g(5回計測して15g-14g-16g-16g-16g)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。途中、カサ減らしのため容器を1回叩きました。
さらさらと落ちるので、袋を揺らしながら少しずつ移せば、そのまま容器へ移すこともできます。少し粉が舞いやすいので注意。
その他雑記
とにかく『えぐい』という印象が強く、それ以外の感想をうまくまとめられないホエイプロテインでした。
今までもいくつかステビア使用のホエイプロテインは飲んできましたが、ここまでステビアを感じたのは初めて、少し戸惑っています。ひょっとしたらステビアでなく、もっと違う要素なのかもしれない、と混乱するくらいです。
前回飲んだのが、ステビアがほぼ気にならないリミテストピュア抹茶味だったのも影響しているのかもしれません。
リミテストピュアコーヒー の総評
好みかどうか(5段階評価)
:嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
飲み切ってからの感想
えぐみがどうしても気になってしまったのと、泡立ちの強さによる飲みにくさもあり、他のリミテストピュアシリーズに比べると好きではありませんでした。ですが、えぐみさえ気にならなければ、甘さ控えめでおいしいホエイプロテインだと思います。
リミテストピュアコーヒー ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。