ボディウイングのコンセプト『余計なものは入れない・原料は厳選する』に共感し、とりあえずすべての種類を飲んでみることにしました。今回はボディウイング ホエイプロテイン ヨーグルト風味です。そのままでも飲みやすいですが、クエン酸を足したら更に化けました。
ボディウイングヨーグルト 基本情報
参考にする前の注意
2020年05月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
ホエイたんぱく(オランダまたはニュージーランド産)/レシチン(ひまわり由来)、香料、V.C、甘味料(ステビア)、ナイアシン、パントテン酸、V.B6、V.B2、V.B1、V.b12
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2390円/1kg(2020年5月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 57.36円/おおよそ24g(1kgで約41.67食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 61.68円/おおよそ25.81g(1kgで約38.75食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.08円
飲み方
明確な『飲み方』は記載されていなかったので、それに関連する箇所を引用しています。
水やジュースに溶かして飲む場合、市販のプロテインシェーカーをご使用いただくと溶けやすくなります
(中略)
シェイカーを使用しても飲みにくい、溶けにくいと感じる方は以下を参考にして下さい
1、シェイカーには水を先に入れて、粉末を後から入れると溶けやすくなります。
2、水の量が少ないと溶け残りやすくなり飲みにくくなります。(おすすめは24gに対して水100cc程度)※味の濃さはお好みによって水の量で調整してください
ボディウイング ホエイプロテイン ヨーグルト パッケージ裏
ボディウイングヨーグルト 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 96.0kcal | 103.23kcal |
タンパク質 | 18.6g | 20.0g |
脂質 | 1.5g | 1.61g |
炭水化物 | 1.8g | 1.94g |
食塩相当量 | 0.15g | 0.16g |
1回分の量(g) | 24.0g | 25.81g |
購入前にわかる特徴
タンパク質量は30g中23.25gです。2020年2月に他のメーカーと比較した表では、味なしプロテインを含めた56種類のうち6番目、味付きでは50種類中1番目と、とても優秀な値でした。
アスパルテームなどの人工甘味料は含まれず、自然由来の甘味料ステビアが利用されています。
標準価格は2020年5月時点で2390円。タイムセールなどの値下げ対象になったことは2020年5月時点では一度もありません。Amazonの商品ページにて、2020年7月からお得な3袋パックを販売すると告知がされており、他フレーバーの3袋パックと同じ5980円だと仮定すると、1kg換算2000円以下で購入することができるようになります。
原材料、タンパク質量や値段を総合して考えると、(他のボディウイングシリーズと同様に)とんでもなくコスパの良いホエイプロテインです。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
粗めの粉でぱさぱさと乾燥していそうに見えます。スプーンを押し付けると、押し付けたままの形でとどまりますが、入れた容器を揺らせばすぐに元に戻ります。
スプーンですくって傾けると、しばらくはさじ上でとどまり、傾きが垂直を越えると段階的に落ちていきました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(約24g)のプロテインを入れて:
公式推奨量100ccの水で割った場合
他のボディウイングシリーズより溶けやすい印象です。油断すると小さなダマが残ります。泡立ちはごく細かいものが5mm程度。
100ccの冷たい牛乳で割った場合
丁寧にシェイクすれば溶けますが、失敗すると、巨大な1つのダマが残ることがあります。50cc足して150ccにすれば途端に溶けやすくなります。
袋を開けた瞬間に思ったこと
ヨーグルトの香りもホエイの香りもしない? 鼻をよくわからないな、鼻づまりはないんだけれど。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
ヨーグルト味のお菓子の香り。甘さはごくわずかで飲みやすい。味はヨーグルトとも乳酸菌飲料とも違う、うすーい乳酸菌飲料? わりと好きなほう
はじめて牛乳で割ったとき
ヨーグルト感はほぼなし。ちょっと甘い、変わった香りのする牛乳?
飲みなれてからの味の印象
相変わらず甘さも味も控えめ
ボディウイングシリーズは全体的に甘さも味も控えめです。今回のヨーグルト味も例にもれずでした。
香りはヨーグレットなどのヨーグルト系の駄菓子に近いです。味は・・・どうも捉えどころがありません。ヨーグルトとも飲むヨーグルトとも乳酸菌飲料とも違うのですが、でもヨーグルトなのはわかる、という具合。
私は好みでしたが人によっては捉えどころがないと感じてしまうかも。
人工甘味料(スクラロースなど)は入っていないので、特有の嫌な後味もありません。代わりに使われている、自然由来の甘味料のステビアの独特な癖も、私はあまり気になりませんでした。
水で溶かすと薄い乳酸菌飲料とお菓子のヨーグルト風味を足した感じ
こちらも他のボディウイングシリーズと同じく、水割りだと推奨量の100ccでも薄く感じます。甘みの強いホエイプロテインを飲みなれていると、甘さすらやんわりとしかわからない可能性もあります。
水100ccに付属スプーン3杯(公式推奨量)(個人的ベスト)
前述した通り100ccでも薄く感じます。とろみも本当にごくわずか。甘さ控えめですが、ヨーグルトの香りははっきりわかり、そのおかげでホエイ感も薄れ、単純な水割りでは最も飲みやすく感じました。
水100ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置
ヨーグルトの香りが鈍ります。ちょっと甘くて粉っぽい、とろみの増したホエイ水。
水150ccに付属スプーン3杯
思っていたよりは薄くならず、ホエイっぽさも少ないです。おいしいとは言い切れないものの好み。これはこれで飲みやすいです。
水200ccに付属スプーン3杯
薄いですが飲めなくはありません。ほのかに香りのするホエイ水。なぜか粉っぽさがわかるようになりざらつきが舌に残ります。
牛乳で溶かすとヨーグルトミルクアイス
牛乳割りのほうがヨーグルトに近づく、というわけでもありませんでした。香料が牛乳で薄まってしまったのかも。
あまり一般的ではない表現をすると、手作りおやつでよくでるヨーグルトミルクアイスに似ていました。特に冷蔵庫で放置して冷たくなったものは顕著です。
水割りに比べて極端にダマが残りやすいのでシェイクは慎重に。
牛乳100ccに付属スプーン3杯(公式推奨量)
シェイクが成功して溶け切れば、味がしっかりわかって飲みやすかったです。
ただし失敗すると、他のボディウイングシリーズと同じく、巨大なダマがシェイカーの中央に残ります。傾ければ流れてはくるので、咀嚼して飲み込むことになるのですが、おいしくはありません。
牛乳100ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置
巨大ダマが溶けて柔らかくなっていました。ヨーグルトの香りはあるけれど牛乳が強く、ヨーグルトミルクアイスを液体にしたような味でした。結構おいしい。
牛乳150ccに付属スプーン3杯(個人的ベスト)
150cc以上のシェイクならほぼ失敗しません。ヨーグルト感はほぼなくなり、変わった香りのするちょっと甘い牛乳になります。
牛乳200ccに付属スプーン3杯
ほのかば香りのする甘めの牛乳。これはこれで違和感なく飲めます。
クエン酸を足すと一気にヨーグルトに近づく
Amazonのレビューで『クエン酸を足すとおいしい』とあり試してみました。これが本当におすすめです。少なくとも私が飲んだホエイプロテインの中では一番飲みやすく美味しかったです。
水割りにクエン酸を足すと
薄くてぼんやりとした味がクエン酸の酸っぱさで引き締まります。香りはヨーグルトのままですが、ちょっとハイクリアーのグレープフルーツ味に似ている?
運動して汗をかいた後にすごく合います。酸っぱさが疲れを吹き飛ばしてくれる感じです。夏は冷やしておけばもっとおいしいはず。
おすすめは水150ccに対してクエン酸小さじ1/2。小さじ1だとさすがに酸っぱすぎてクエン酸味になってしまいます。
牛乳割りにクエン酸を足すと飲むヨーグルトに
最も驚いたのがクエン酸入りの牛乳割りで、飲むヨーグルトにぐんと近づきます。これが本当においしくて、普段は牛乳割りは控えているのに、我慢できずについつい飲んでしまうほど。
おすすめは牛乳150ccに対してクエン酸小さじ1/2。少し酸っぱさは強めになりますがこれがまたおいしい。少しもったりして泡立ちも増えてしまいますが、飲みごたえも満腹感も増します。クエン酸にやられない程度に強い胃なら、朝食にもぴったりです。
クエン酸なしが物足りなくなってしまう
一度クエン酸入りに慣れてしまうと、ただの水割りや牛乳割りだと物足りなくなってしまうのが欠点といえば欠点です。全体的なコストはほぼ変わらない(後述)のが幸い。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージ裏にシールで固定されていました。
付属スプーン1杯の容量
おおよそ20cc(記載なし)
付属スプーン1杯のグラム数
すりきり
約9g(5回計測して9g-8g-9g-9g-9g)
小山盛り
約12g(5回計測して13g-12g-12g-11g-12g)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。途中で容器を横から叩いてカサを減らしてやる必要がありました。
袋を傾けて、そのまま容器に移すこともできます。粉の落ち方が安定しておらず、たまにドサッと塊で落ちることがあるので、袋を小刻みに揺らしながら慎重に行いました。
その他雑記
ボディウイングヨーグルトを選ぶなら、食用クエン酸の追加もぜひ検討してください。
私の場合はmarugoというメーカーの食用クエン酸を使っています。1kg680円送料なしで国産と、知っている中では最もコスパがよいです。Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで値段が統一されているので、ポイントアップを狙えば更に安くなります。
1回のシェイクで小さじ1/2(2.5g)程度を使うとすると、1kgで400回分となり、1回で1.7円です。ボディウイングヨーグルトは(タンパク質量20gとすると)1回量が61.7円程度なので、足しても63.7円とほぼ変わりません。
更に、クエン酸を足すことで(私の場合は)お腹のガスの量とおならの臭いが減りました。プロテインにはガス問題がつきもので例がなく悩んでいたので、これはうれしい効果でした。
ボディウイングヨーグルト の総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
飲み切ってからの感想
クエン酸入りなら☆5です。プロテインレビューが一通り終わったらこればっかり頼んどけばいいやと思えるくらいに好みでした。甘すぎるプロテインに飽き飽きしている人、ガツンと酸っぱいものが好きな人は、ボディウイング+クエン酸はおすすめです。
ボディウイングヨーグルト ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。