ハイクリアーシリーズのホエイプロテインはとても種類が多いです。定番のココア/チョコ系やフルーツ系など、どれにしようか選ぶだけでも楽しくなります。その中でも最もシンプルなのが、甘味料のみで味付けしたハイクリアー WPCホエイプロテイン100 あっさりミルク味です。
ハイクリアー あっさりミルク 基本情報
参考にする前の注意
2020年06月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
乳清タンパク、化石サンゴカルシウム/乳化剤、ビタミンミックス(V.C、抽出V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B1、V.B6、V.B2、V.A、葉酸、V.D、V.B12)、甘味料(スクラロース、アスパルテーム/L-フェニルアラニン化合物)
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2298円/1kg(2020年6月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 57.45円/おおよそ25g(1kgで約40.0食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 58.00円/おおよそ25.24g(1kgで約39.62食分)
- タンパク質1gの値段
- 2.9円
飲み方
付属のスプーン擦り切り3~4杯程度を、150ml~300mlの水やお好きな飲料に混ぜてお召し上がりください。専用のHIGH CLEAR プロテインシェーカーをご使用になると混ざりやすくなります。
ハイクリアー WPCホエイプロテイン100 あっさりミルク味 パッケージ裏
ハイクリアー あっさりミルク 栄養成分表
栄養成分表とアイキャッチ画像の数値の違いについて
ハイクリアーのホエイプロテインの一部商品には、(2020年4月までの)期間限定でWPC85ホエイが原材料として使用されていました。そのため、WPC85キャンペーン対象商品だったページトップ画像と、それ以降の通常版を参考にした表で、それぞれ成分表の数値が異なります。WPC85キャンペーンの商品は在庫限りとのことですので、2020年6月時点では以下の表が正しい数値となります。
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 100.58kcal | 101.54kcal |
タンパク質 | 19.81g | 20.0g |
脂質 | 1.47g | 1.48g |
炭水化物 | 2.05g | 2.07g |
食塩相当量 | 0.23g | 0.23g |
1回分の量(g) | 25.0g | 25.24g |
購入前にわかる特徴
味付けは人工甘味料による甘味のみで、特定の香料などは含まれていません。
タンパク質量は30g中23.77gです。2020年6月に他メーカーを含めて比較したところ、味なしプロテインを含めた52種類のうち2番目、味付きでは46種類中1番目でトップでした。
標準価格は2020年6月時点で2298円。他の味付き(グレープフルーツ風味など)は通常2478円なので、一回り値段が安く設定されているようです。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
かなりサラサラしています。粒子が細かいからか、粉同士の密度がせまく、プロテインにスプーンを刺そうとすると抵抗力を感じました。また、(片栗粉のように)押し付けた部分は固まりますが、容器ごと動かせばすぐに崩れます。
スプーンですくって傾けると、さじが真横になるまで留まり、その後にボサボサと段階的に落ちていきました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(規定量の約25g)のプロテインを入れて:
公式推奨量150ccの水で割った場合
比較的溶けやすいです。少し泡立ちがありますが、シュワシュワとしていて潰れやすいのでさほど気にはなりません。
150ccの冷たい牛乳で割った場合
ダマにならずに溶けますが強く泡立ちます。シェイク後に10分放置しても、もったりした数センチの泡が残ってしまうことがありました。
袋を開けた瞬間に思ったこと
香りはほぼ感じない? いや、粉ミルクっぽさはあるか。ホエイっぽくはない。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
ミルクと言うよりは、牛の絵が描いてあるミルクキャンディの香りがする。思っていたより甘い、というか甘ったるい。香料なしだからか人工甘味料の違和感が強い。
はじめて牛乳で割ったとき
泡! 牛乳ではない、強いて言うなら『ホエイミルク』。甘さの嫌な後味は水よりはまし、でもやっぱり舌に違和感が残る。
飲みなれてからの味の印象
ホエイ臭さと人工甘味料の後味との戦い
ハイクリアーあっさりミルク風味の味付けは甘味づけのみです。ココアや香料などは添加されていません。プレーンタイプのホエイプロテインが甘くなっただけです。当然、ホエイ特有の風味は強く残っています。
また、人工甘味料(スクラロースなど)特有の後味・違和感も強めです。
そのまま飲めるのであればそれにこしたことはありません。が、正直なところ、飲みやすくはないと思います。少なくとも私の場合、ホエイの香りも合成甘味料の後味も苦手なので、これらをいかにごまかすかで苦労しました。
水で溶かすと液体ミルクキャンディ
とにかく甘味が前面に出てきます。強いて例えるなら、パッケージに牛の絵が描いてあるような、ミルクキャンディのような味。ママの味のミルキーとは異なるタイプのミルク味です。
水100ccに付属スプーン3杯
推奨量より少ない液体量ですがスムーズに溶けました。とにかく甘ったるい。
水150ccに付属スプーン3杯(公式推奨量)
まだまだ甘さが強いです。ホエイ感もしっかりあります。
水150ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置
甘さ、ホエイ感ともにやわらぎ、少し飲みやすくなります。とろみもほぼありません。ホエイ砂糖水。
水200ccに付属スプーン3杯
やっぱり甘い。薄いとは感じませんでした。ただ、量を多く感じて、飲み切るのが辛かったです。
牛乳で溶かすとホエイミルク(甘い牛乳ではない)
牛乳割りでもやっぱり甘さとホエイ感は強め。そのまま甘い牛乳になるか予想していたのですが、ホエイミルクとしかいいようのない味になりました。
合成甘味料の違和感は減りますが、代わりにかなり泡立ちやすくなるので、あまり飲みやすいとは言えません。
牛乳150ccに付属スプーン3杯
2cm程度の泡立ちあり。ホエイが強い甘いミルク。
牛乳150ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置
甘さはマイルドに。甘いホエイミルクがただ冷たくなった味。
牛乳200ccに付属スプーン3杯
約5cmの泡立ち。シェイクに失敗すると大きな泡の内側に小さなダマが残ります。半端にホエイ臭い甘いミルク。これはもう飲みたくないです。
味足しアレンジで飲みやすさがかなり変わる
ハイクリアーあっさりミルクには特定の風味づけがないため、味足しなどでのアレンジを簡単に行うことができます。
アレンジのコツはホエイと喧嘩しないように注意することです。逆に言えば、いかにホエイ(と人工甘味料の違和感)をごまかすかがカギといえます。
ココアを足した場合
最も一般的なココア割。水割りだと甘味の違和感がごまかしきれていない感じ。牛乳割りの場合は、よく知ったココア味になって美味しく飲めました。
試したことがある人にしかわからない、かつ当たり前の話かもしれませんが、ハイクリアープレミアムココア風味に似ています。
おすすめは牛乳150cc+ココア小さじ1。ちょっとココアのダマを残しつつ、冷蔵庫で冷やしたものが好みでした。
インスタントコーヒーを足した場合
水割りは、よくあるコーヒーミルクキャンディ。ダイエットキャンディにありそうな味です。水ココアより飲みやすいですが、甘味の違和感は残ります。
牛乳割りの場合、より強く泡立ったこともあり、カフェオレに近づきました。ほんの少しの苦味がアクセントになり美味しかったです。
おすすめは牛乳150cc+インスタントコーヒー小さじ1。個人的なベスト。甘い缶コーヒーのような味になり、もっとも違和感なく飲めました。
シナモンを足した場合
水割りでは最も甘さの違和感が緩和されていると感じました。美味しい、とはいいきれないものの、意外に飲みやすい。
牛乳割りの場合、そのまんまで『ホエイミルクにシナモンを足した味』です。悪くはありませんが他のアレンジに比べてしまうと、あえて選ぶ理由はありません。
強いて言うなら、おすすめは水150cc+シナモン数振り。家にシナモンがあったら試してもいいかも? くらい。
抹茶を足した場合
水割りはダイエット抹茶キャンディ。何もしないよりは飲みやすいですが、甘さの違和感はごまかせず。あまり好きではありませんでした。
牛乳割りの場合、泡立ちが多いせいで、抹茶がうまく混ざらず少々ダマが残ります。飲みながら舌で潰すと苦味が美味しい。
どちらでも飲みやすさは上がりますが、抹茶自体が高価なため、ハイクリアーあっさりミルクの『低価格で高タンパク』という長所は消えてしまいます。
おすすめは牛乳150:抹茶小さじ1。更に冷やすと、簡易的な抹茶オレのようになって美味。
レモン果汁を足した場合
水割りにレモン果汁を数滴足したところ、ほぼレモンの香りはわからず、違和感のあるホエイ水になりました。
牛乳割り+レモン果汁多めは意外に合います。クッキー・ケーキ系にたまにある、レモンクリームのお菓子のような味。ホエイの香りが大丈夫、かつレモンが好きならこれが一番おいしいかも。
おすすめは牛乳150cc+レモン果汁10滴以上。レモンの味を目立たせるため、気持ち多めに入れるのがコツ。
クエン酸を足した場合
同じハイクリアーシリーズのヨーグルト風味やグレープフルーツ風味に、クエン酸が足されているので、水割りで試してみたのですが・・・・泡立ちがすごい! そして、味が、これは、だめだ!
まず変に酸っぱく感じ、次にホエイ臭さが後味に残ります。すごく嫌な言い方をすると、胃の中身を吐いた後のあのあれです。怖くて牛乳で試すことができませんでした。やめておいたほうがよいです。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージ裏にシールで固定されていました。
付属スプーン1杯の容量
20cc
付属スプーン1杯のグラム数
すりきり
約9g(5回計測して9g-9g-9g-9g-9g)
小山盛り
約10g(5回計測して10g-10g-10g-10g-10g)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。そのままではぎりぎり入り切らず、途中で1回、容器を叩いてカサを減らす必要がありました。
袋を傾けて、そのまま容器へ移すこともできます。最初のうちは一気にドバっと出てしまう可能性があるのと、粉が舞いやすいので、その二点には注意してください。
その他雑記
ハイクリアーあっさりミルク味は、タンパク質量が多い上に値段も安めで、アレンジのしやすさは随一と、特長のはっきりしたホエイプロテインです。
ネガティブなレビューになってしまったのは、単純に好みでなかったこともありますが、以前に飲んでいたのが甘さ控えめのボディウイングシリーズだったせいもあると思います。味のギャップが強くなり、ただでさえ苦手な甘さを強く感じてしまったようです。
しかし、買って後悔はしていません。アレンジの幅広さのおかげで飽きずに飲めたのが大きいです。他のハイクリアーシリーズよりも少し安いので、ココアなどを足してもトータルのコストはさほど変わらないのも幸いでした。
ハイクリアー あっさりミルク の総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲めるけど好きではないし、もう買わない。
飲み切ってからの感想
アレンジありなら☆3~4になりますが、単体ではどうしても苦手だったので☆2としました。あくまでも私には合わなかったというたけです。
ホエイの香りや人工甘味料の後味を気にしないなら、飽きないようにアレンジできるので、定番化もできるのではないでしょうか。
ハイクリアー あっさりミルク ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年12月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。