Amazonの商品紹介や画像のリンクを貼り付けられるアフィリエイトサービスはいくつかあり、2020年3月時点ではAmazonアソシエイトかもしもアフィリエイト経由がメジャーです。当サイトは前者でしたが、もしもアフィリエイトへの移行作業を開始することにしました。
Amazonアソシエイトともしもアフィリエイト
アフィリエイト自体については他のサイトで多く説明されているため割愛します。
Amazonアソシエイトとは
Amazon自体が運営しているアフィリエイトサービス。もちろんAmazon専用。
もしもアフィリエイトとは
数あるアフィリエイトASPの一つ。Amazonと楽天市場を同時に取り扱うことができ、その他にも多くのアフィリエイトプログラムが存在する。
もしもアフィリエイトへ移行した理由
先述した通り、当サイトではもともとAmazonアソシエイトを利用してAmazonの商品リンクを貼っていました。しかし、Amazonアソシエイトのアカウント停止の警告を受けたのをきっかけに、それぞれの比較を行い、もしもアフィリエイトへの移行を決断しました。
細かい理由はいくつかあるのですが、その中でも大きかったのは以下の2つです。
- Amazonアソシエイトのリンクはローカル環境で貼り付けても規約違反になる
- 画像リンクの target=”_blank” の有無
Amazonアソシエイトのリンクはローカル環境で貼り付けても規約違反になる
当サイトはブロク作成ツールのWordpressを利用して作られています。
投稿記事やいきなりインターネット上で公開するのは怖いので、ローカル(自分のパソコンの中だけ)にもWordpressをインストールし、仮投稿や、その他カスタマイズ(サイトの見た目の変更など)を行っています。
その際、ローカル環境のWordpressには当サイトのアドレスとは違ったアドレスを設定しているのですが、このテスト用サイトにAmazonアソシエイトの特別リンクを貼り付けることはできません。
つまり、インターネット上に公開されていないローカルのみのサイトで、Amazonアソシエイトのリンクを貼り付けたら規約違反ということです(これはAmazonアソシエイトのサポート問い合わせにて確認済)。
『カッテネ』などのAmazonアソシエイトリンク本体を利用するプラグインも、ローカルでの使用はNGとなります。
当サイトではWordpressのショートコード機能を利用してアソシエイトリンクを貼り付けているため、表示テストが不可欠です。それができないとなると、運営に少なからずの支障がでてしまいます。
幸い、もしもアフィリエイトの場合は、非公開のサイトであればアフィリエイトリンクの貼り付けは可能とのことでした(こちらも問い合わせ済です)。ただしローカルからの成果が出てしまうと広告主から指摘があるかもしれないので気をつけるようにとアドバイスもいただきました。あくまでも自己責任ではありますが、完全に禁止されているよりはだいぶマシです。
この『ローカル環境におけるリンク貼り付けについて』だけでも、もしもアフィリエイトへの移行の大きな動機となりました。
画像リンクの target=”_blank” の有無
少し前に話題になった、アフィリエイトリンクの『target=”_blank”』問題というものがあります。すごくざっくばらんにいうと、アフィリエイトリンクのHTMLタグに『target=”_blank”』という一文が含まれていると、うまく動作しないことがある、というものです。
話題になったのは2019年8月頃で、2020年3月現在ではもしもアフィリエイトを含むほとんどのアフィリエイトASPが対応済です。
しかし、Amazonアソシエイトのリンク生成ツールで作られるリンクは『target=”_blank”』が付与されている上に改変不可のため個人で削除することもできません。
これはアソシエイトリンクの動作以外に、ユーザー側の利便性にも問題が発生します。『target=”_blank”』をタグに付与すると、リンクをクリックした際に別ウィンドウで開く、という動作が追加されます。これにより、現在、当サイトのアソシエイトリンクは、文字リンクで同じウィンドウなのに、画像リンクでは別ウィンドウで開く、という非常にちぐはぐな仕様になってしまっています。
これらを解決するためには、Amazonアソシエイト側での対応を待つか、もしもアフィリエイトへ移行するしかありませんでした。
Amazonアソシエイトともしもアフィリエイトの比較
サイトの運営方法を踏まえると、もしもアフィリエイトへの移行は決定的ではありますが、それ以外の細かい違いも確認しておきます。
報酬率
違いはほぼないが、報酬対象となるサービスが少々異なる。ただし、Amazonギフトカード購入で紹介料が発生するのはAmazonアソシエイトのみ
支払い最低金額
- Amazonアソシエイト
- 現金は5000円、ギフト券は500円
- もしもアフィリエイト
- 現金のみ1000円
振込手数料
- Amazonアソシエイト
- 現金は300円、ギフト券は0円
- もしもアフィリエイト
- 0円
売上レポートについて
- Amazonアソシエイト
- 即日反映で売れた商品をウェブ上で確認できる
- もしもアフィリエイト
- 2日後の反映で、商品を確認するにはCSVファイルのダウンロードが必要
アソシエイトリンク作成の手間
- Amazonアソシエイト
- Amazonで表示される専用ツールバーから2ステップで作成可能
- もしもアフィリエイト
- もしもアフィリエイトの専用ページから商品を検索したり、リンク文字列を指定するなどの手間がかかる。
支払い最低金額や振込手数料に関しては、現金前提でもしもアフィリエイトのほうが優れているといえます。
商品売上レポートやリンク作成の利便性はAmazonアソシエイトのほうが上です。特に画像リンク生成の手間に関しては明確な差を感じます。
とはいえ、もしもアフィリエイト経由のリンク生成については様々な方がツールを配布してくれていますので、それらを利用すれば大した手間にはならないと思います。
当サイトでは専用ツールは用いていないので曖昧な表現に留めます。詳しく知りたい方は『カエレバ』『カッテネ』『Rinker』などで検索してみてください。
もともとAmazonアソシエイトを選んだのは、AmazonだからAmazonが運営してるほうがいいだろう、位の理由でした。ネット上でも、Amazonアソシエイトの審査が通らない場合はもしもアフィリエイト経由で、と、サブのオプションのような扱いのようです。
ですが今後、当サイトでは『Amazonアソシエイトをしたいならもしもアフィリエイト経由にしておいたほうがよい』と推奨することにします。