リニューアルされたイオン歯ブラシ アイオニック をキスユーと比較したら、使用感などが大幅に向上していた

リニューアルされたイオン歯ブラシ アイオニック をキスユーと比較したら、使用感などが大幅に向上していたのサムネイル

手磨き派に根強い人気を持つ歯ブラシの一つが、株式会社アイオニックが販売しているKISS YOU(キスユー)シリーズです。

1994年に販売されたキスユーは、『歯がツルツルになる』と主にネット上の口コミで人気を得て、@コスメランキングでも1位も獲得。今ではドラックストアでも見かけるくらいの定番商品となっています。

そして、2019年10月にキスユーシリーズの改良版として発売されたのが、ionic(アイオニック)シリーズです。

イオン歯ブラシであるアイオニックとキスユー

アイオニックシリーズとキスユーシリーズは、どちらもイオン歯ブラシと呼ばれる、少々特殊な歯ブラシです。

歯ブラシ本体にイオン発生電池を内蔵し、毛先にマイナスイオンを帯びさせることで、歯垢の除去を効率的に除去する、という特長を持っています。

マイナスイオンの作用により、強い力でゴシゴシしなくても、歯磨き粉をつけなくても、歯をツルツルに磨き上げることができるというわけです。

アイオニックシリーズはキスユーシリーズの改良版

アイオニックのパッケージ

アイオニックのパッケージ

アイオニックのパッケージ裏

アイオニックのパッケージ裏

キスユーシリーズのいいところはそのままに、より使いやすくリニューアルされたものがアイオニックシリーズです。@コスメの商品説明ページにも『デザイン性と持ちやすさをグレードアップさせました』とあります。

実際に両シリーズを比べてみると、確かに、使用感などのあらゆる点が向上していると感じました。

歯ブラシの持ち方に制限がなくなった

最も大きな改良点は、歯ブラシの持ち方に制限がなくなったことです。

キスユーシリーズは、マイナスイオンの発生のために、ターミナルと呼ばれる銀色の部分に常に肌が触れている必要があります。

本体中央の四角い銀色部分がターミナル。本体写真がないためAmazonアソシエイト画像にて代用しています。

慣れてしまえば問題はないのですが、人によっては普段の持ち方で使えないことがある、という問題もありました(握力が弱い人が握り持ちをする場合など)。

アイオニックシリーズの場合、本体背面にある黒い部分(導電性樹脂)を触っていればOKです。導電性樹脂は背面全体にあるので、どんな持ち方でもマイナスイオンを発生させることができます。

本体裏の黒い部分(導電性樹脂)

本体裏の黒い部分(導電性樹脂)

銀色のターミナルを意識しなくてよくなったので、より歯磨きに集中できるようになりました。これなら子どもでも説明なしに使えるのではないでしょうか。

持ちやすさが大幅に向上した

キスユーがカクカクとしていたのに対し、アイオニックの本体は丸みをおびています。更に、黒い部分に滑り止め加工がされているので、持ちやすさはかなり向上したと感じました。

デザインが普通の歯ブラシに近づいた

アイオニック本体。カラーはホワイト

アイオニック本体。カラーはホワイト

キスユーの場合、銀色のターミナルがちょっとロボットぽいというか、一般的な歯ブラシとは少し違う、というイメージがありました。

一方、アイオニックは、いい意味で見た目が『普通』の歯ブラシに近づきました。より生活に馴染むようになったので、適当に立てておいても目立ちません。

ちなみに、アイオニックシリーズの本体カラーは白・青・ピンク・黄色の4色で、ホワイト以外はビビットではっきりした色合いです。

また、今後新たに発売されるアイオニックビューティーシリーズでは、パステルピンク・パステルブルー・ライトパープル・ホワイトがラインナップされています。

2020年7月追記

2020/7/28に、通常版でもパステルカラー3色(ライトピンク、ライトブルー、パープル)が追加されました!

これだけの種類があれば気に入ったカラーも見つけやすいのではないでしょうか。

替えブラシは両シリーズ共通で使える

アイオニック本体とキスユーの替えブラシ

アイオニック本体とキスユーの替えブラシ

アイオニック・キスユーシリーズともにブラシは交換式で、仕様は共通です。キスユーの替えブラシをアイオニックで、アイオニックの替えブラシをキスユーで利用できます。

替えブラシの種類は10種類以上あり、ブラシの柔らかさや形状など、自分好みのものを選べます(見つけるまでが大変でもある)。

なお、ブラシは先端を軽く引っ張れば外すことができます。力の加減など、取り外しの具合に変化は感じませんでした。

替えブラシを外したところ

替えブラシを外したところ

一般的な歯ブラシよりも太い?

アイオニックの本体部分は一般的な歯ブラシよりも少々太めです(最大直径が17mm程度)。キスユーでも使っていた、セリアの陶器でできた一本立て用歯ブラシホルダーには入りませんでした。

電池残量の確認ボタンは少し押しにくくなった

緑のボタンが電池残量の確認用ボタン

緑のボタンが電池残量の確認用ボタン

両シリーズの歯ブラシには、イオン発生用電池の残量をライトで確認するためのボタンがついています。

アイオニックの場合は緑の小さなボタンがそれなのですが、少々反応が鈍く、柔らかな親指の腹だと押せないときがあります

頻繁に押すボタンではない、というよりむしろ押しすぎると電池消耗が激しくなるので、わざとこういう仕様にしたのかもしれません。

キスユーからアイオニックに買い換えるべきか?

新たに購入するのであれば、上位互換のアイオニックシリーズがおすすめです。

現在キスユーシリーズを使っていて不満がないのであれば、そのままでもいいかと思います。強いていえば、キスユーの持ち方に窮屈さを感じているなら、アイオニックへの買い替えで問題は解決するはずです。

好きなカラーを選びたかったら公式販売サイトへ

公式サイトで購入したアイオニック。手書きのメッセージがついていました

公式サイトで購入したアイオニック。手書きのメッセージがついていました

アイオニックシリーズはAmazonなどの有名ショッピングサイトでも販売されています。送料無料でも手に入りますが、カラーを選択できすランダムに発送される、というケースが多いです(キスユーシリーズも同様)。

もし好きな色の本体を選びたいのなら、公式オンラインショップ(または楽天やヤフーなどの公式販売ページ)を利用してください。公式オンラインショップまたはヤフーショッピングなら、本体と替えブラシをあわせて1100円以上にすれば送料無料になります。

なお、前述したアイオニックビューティーシリーズは、2020年7月上旬時点ではまだ販売されていませんでした。

2020年7月時点でのサイトごとの送料と無料ラインについて

公式オンラインショップ、ヤフーショッピング
送料:全国一律 330円
送料無料ライン:1,100円以上

楽天
送料:全国一律 宅配便(佐川急便)600円、メール便(ネコポス)200円
送料無料ライン:3000円以上

本体単品で購入したい場合は楽天がよさそうです。


キスユーの歯ブラシを知ったきっかけは、確か@コスメの口コミかAmazonのレビューだったかと思います。その後他の歯ブラシを試しましたが、他にはなかった歯のツルツル具合が惜しくなり、同じイオン歯ブラシであるアイオニックに戻ってきました。

実は、同社の音波振動歯ブラシであるイオンパも同時使用中なので、いずれレビューしたいと思っています。

2020年9月追記:イオンパのレビューを投稿しました。