レビュー:ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルクを飲んだ感想と情報整理

レビュー:ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルクを飲んだ感想と情報整理のサムネイル

『余計なものは入れない・原料は厳選する』がコンセプトのボディウイングシリーズ。今回は、定番フレーバーであるココア系に属する、ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク風味を飲み切りました。おいしいとは言い切れなかったですが、飲みやすくはありました。

ボディウイングチョコミルク 基本情報

参考にする前の注意

2020年04月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。

パッケージの見た目

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク パッケージ

原材料名(パッケージ裏より)

ホエイたんぱく(オランダまたはニュージーランド産)、ココアパウダー、レシチン(ひまわり由来)、香料、V.C、甘味料(ステビア)、ナイアシン、パントテン酸、V.B6、V.B2、V.B1、V.b12

記事作成時の値段

記事作成時のAmazonでの値段
2390円/1kg(2020年4月時点)
1食分の値段(通常量)
57.36円/おおよそ24g(1kgで約41.67食分)
タンパク質量20gで計算した1食分の値段
61.68円/おおよそ25.81g(1kgで約38.75食分)
タンパク質1gの値段
3.08円

飲み方

明確な『飲み方』は記載されていなかったので、それに関連する箇所を引用しています。

水やジュースに溶かして飲む場合、市販のプロテインシェーカーをご使用いただくと溶けやすくなります

(中略)

シェイカーを使用しても飲みにくい、溶けにくいと感じる方は以下を参考にして下さい

1、シェイカーには水を先に入れて、粉末を後から入れると溶けやすくなります。
2、水の量が少ないと溶け残りやすくなり飲みにくくなります。(おすすめは24gに対して水100cc程度)

※味の濃さはお好みによって水の量で調整してください

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク パッケージ裏

ボディウイングチョコミルク 栄養成分表

項目 公式 タンパク質20g基準
エネルギー 96.0kcal 103.23kcal
タンパク質 18.6g 20.0g
脂質 1.5g 1.61g
炭水化物 1.8g 1.94g
食塩相当量 0.15g 0.16g
1回分の量(g) 24.0g 25.81g

購入前にわかる特徴

タンパク質量は30g中23.25g。2020年2月に他のメーカーと比較した際は、味なしプロテインを含めた56種類のうち6番目、味付きでは50種類中1番目と、非常に優秀な値です。

標準価格は2020年4月時点で2390円。タイムセールなどの値下げ対象になることはほぼありませんが、3袋パックがAmazonで5980円にて発売されており、1kg換算で2000円を切ります

また、アスパルテームなどの人工甘味料は含まれず、甘味づけには自然由来のステビアが利用されています。

総合して、かなりコスパの良いホエイプロテインといえます。

購入後にわかる情報と飲んだ感想

プロテインの見た目(さらさら、もったり)

押すと固まる粉で、少し粒子は粗く、ぱさぱさと乾燥しているような見た目です。スプーンですくって傾けると、しばらくさじの上でとどまり、垂直になるくらいで少しずつボソボソと落ちました。

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク 粉の見た目

溶けやすさ

シェイカーに付属スプーン3杯(約24g)のプロテインを入れて:

公式推奨量100ccの水で割った場合

少し溶けにくく、細かなダマがいくつな残りがちです。泡は細かいものが水面に5mm程度発生しました。

100ccの冷たい牛乳で割った場合

溶けにくく、水と同様に細かい泡も発生します。シェイクに失敗すると、シェイカーの内寸に沿って丸い板状の巨大なダマが残ります。ただし、150ccの牛乳で割れば、シェイクに失敗することはほぼありません。

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク をシェイクしてから10分放置した状態

シェイクしてから10分放置した後の状態

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク の巨大ダマ

10分放置した牛乳を上から見たところ。黄色部分が巨大なダマ。こうなってしまうと何度振っても液体を足しても溶かすことは困難。

袋を開けた瞬間に思ったこと

焦げたようなチョコの香り。ココアっぽくはない。ほのかにホエイの香りも。甘くはなさそう

味の第一印象

はじめて水で割ったとき

甘さ控えめで水っぽい。確かにチョコミルクであってココアではない。おいしいとは言い切れないけど飲みやすい。鼻に残るチョコの香りでホエイ臭さがうまいことごまかしている感じ

はじめて牛乳で割ったとき

ほぼチョコの味はない、けど、味なしプレーンよりはずいぶん飲みやすい。(チョコの)香りは残っているし、甘さがどぎつくないのがありがたい

飲みなれてからの味の印象

甘さも香りも控えめで飲みやすい

人工甘味料でがっつり甘くしたプロテインが多く発売されている中で、ステビア由来のほのかな甘みで抑えているボディウイングシリーズ。今回のチョコミルクも例外ではなく、甘さは控えめです。

チョコミルク風味と明示されている通り、香りも『いわれてみればチョコミルク』といった淡いもの。ほんのり焦げたような香りで、麦芽コーヒーにも似ています。原材料にはココアパウダーの他に香料が添加されていますが、ココアでなくチョコミルク風味になっているのは、おそらくこの香料が決め手なのでしょう。

正直、味は捉えどころがなく、おいしいとは言い切れません。しかし、合成甘味料特有の嫌な後味はなく、甘さも香りも強すぎないので、私は飲みやすく思いました。一般受けは悪いかもしれません。

ざっくばらんにいうなら『まあ、まずくはないし飲みやすくはある』。

ただし、甘味料のステビアにも少々癖があるので、飲み慣れるほど後味が気になるようになります。また、味が単調なので飽きやすいとも感じました。1kg程度ならいいですが、立て続けに何パックも飲み続けるのはつらいかも。

水で溶かすと水っぽいホエイチョコミルク

水割りで飲むと推奨されている100ccでも薄めに感じますし、どうしても水っぽさはあります。さらりとしていて飲みやすいので、何も考えずに一気飲みしたい場合にはおすすめ

水100ccに付属スプーン3杯(公式推奨量)(個人的ベスト)

水割りでは100ccが味や甘味のバランスが最もよいと感じました。わずかなとろみがあるものの一気飲みが可能で、筋トレ後はこの配分がほとんどでした。

水100ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置

とろみには変化なし。全体的に味や香りが薄くなり、より水っぽさが増します。ホエイの香りも減るので飲みやすさは常温より上です。

水150ccに付属スプーン3杯

薄いです。ホエイっぽい水にココアを少し落としたような味。ですがホエイ自体が味付けに合っているので飲みにくくはありません。

水200ccに付属スプーン3杯

さらに薄いです。チョコの香りが少しする粉ミルクの水。量も多く、少々飲むのがつらかったです。

水100ccでココア小さじ1を足してみると

水で溶かしたココアの味。案外合いません。これなら何も入れないほうが飲みやすいかも。

水100ccでシナモン一振り足してみると

チョコの風味とシナモンが打ち消しあい、ほんのり甘い粉ミルクのようになります。飲めなくはないけれど、あえて足す必要もありませんでした。

牛乳で溶かすと『いわれてみればチョコミルク?』

牛乳で割るとチョコやホエイの香りがごくわずかになります。チョコの風味が残る、ほのかにあまい牛乳といった感じ。ステビアの後味が減り、飲みやすさが増しました。牛乳が問題なく飲める人なら抵抗はなさそう。

ただしダマは残りやすいです。特に、100cc割りの失敗で発生する巨大ダマには注意。

牛乳100ccに付属スプーン3杯

うまく溶かすことができれば、チョコの香りもちゃんとわかり、水割りよりもおいしかったです。

失敗すると巨大なダマが潰れた饅頭のように残ります。シェイカーの内径にぴったりはまってしまうので、傾けてもなかなか落ちてきません。スプーンですくって食べてみましたが、粉っぽいねっちょりとした物体、としか言いようのない、形容しがたい何かになっていました。無理やり食べきったものの嫌な思い出です。

牛乳100ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置

水と同様、香りと甘味は鈍くなります。巨大ダマが発生したもので放置しましたが、溶けることもなく巨大なままで浮いていました。

牛乳150ccに付属スプーン3杯

不思議なことに、50cc増えるだけでかなり溶けやすくなります(細かなダマはいくつか残ります)。味はチョコミルクではなく、香りのと赤みのついた牛乳。飲みやすいです。

牛乳200ccに付属スプーン3杯

ほぼ牛乳です。泡立ちが少なくなるので飲みやすい。

牛乳150ccでココア小さじ1を足してみると

ほんのり甘いココア。人によっては甘味の足りないココア。何の抵抗もなくおいしく飲めました。

付属スプーンについて

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク 付属スプーン

ボディウイングシリーズ共通の付属スプーン

スプーンはパッケージ裏にシールで固定されていました。

付属スプーン1杯の容量

おおよそ20cc(記載なし)

付属スプーン1杯のグラム数

すりきり

約9g(5回計測して9g-8g-9g-9g-9g)

小山盛り

約10g(5回計測して10g-10g-11g-10g-10g)

フレッシュロック 角型 2.7L に入るか

プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。

ぴったり入りますが、途中で容器を叩いてカサをへらす必要がありました。

比較的さらさらしており、袋を小刻みに揺らしながら少しずつ移せば、袋から容器へ直接移すことができます。ただし、力加減に失敗すると、ごくたまにドサッと一気に落ちることがあるので注意です。

ボディウイング ホエイプロテイン チョコミルク フレッシュロック

プロテイン全量をフレッシュロックにいれた状態

その他雑記

ボディウイングシリーズで推奨されている水の量は100ccです。それ以外のジュースや牛乳などについては明言されていません。

個人的に、牛乳割りの場合は(ボディウイングシリーズ全てで)150ccをおすすめします。先述した通り、100ccだと巨大なダマが発生することがありますが、50cc足すだけで溶けやすさが段違いに上がります。

ボディウイングチョコミルク の総評

好みかどうか(5段階評価)

:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。

飲み切ってからの感想

甘さ控えめでガツンとチョコの味がするわけではなく、おいしい!とは言い切れないかもしれませんが、癖が少なく飲みやすいプロテインでした。甘ったるいプロテインが苦手なら、チョコミルクに限らずボディウイングシリーズ全体をおすすめします。

ボディウイングチョコミルク ギャラリー

パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。

今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)

:ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
ハイクリアーヨーグルトリミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレートハイクリアーグレープフルーツ旧ハイクリアーミックスフルーツリミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルクリミテストP抹茶
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
バルキーコーヒーリミテストデリシャス キャラメルソルトボディウイングヨーグルトアルプロンチーズケーキボディウイングキャラメルハイクリアーグラスフェッドココアリミテストPココアハイクリアーグラスフェッド抹茶リミテストデリシャス ミルキーパインアルプロンチョコバナナボディウイングカフェオレボディウイングチョコミルク
:嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
リミテストデリシャス レモン&ヨーグルトハイクリアーグレープフルーツ新ハイクリアーピーチFIXITコーヒーボディウイングバナナグロングSバナナグロングS抹茶ハイクリアーアップルリミテストPコーヒーバルキー抹茶オウンパワーチョコレートバルキーココアグロングSココアアルプロンココアミルクオウンパワーココア
:飲めるけど好きではないし、もう買わない。
ハイクリアーアセロラグロングSバニラハイクリアーあっさりミルクグロングSストロベリーハイクリアープレミアムココアアルプロンヨーグルトFIXITナチュラルバニラ
:飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
(味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
:飲めない。できれば存在を忘れたい。
(現時点での該当なし)

ランキングについての補足

  • 2024年07月時点のランキングです。
  • ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
  • 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
  • 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
  • デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
  • ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめてとしています。
  • お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは以上です。
  • のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すとの最上位に入ります。
  • グロングSグロングスタンダードリミテストPリミテストピュアの略です。