ホエイプロテインで意外に少ない味の一つがコーヒー味です。カフェオレやカフェモカなど、ミルクを足した味がポピュラーだからでしょうか。2600円以下で手に入るものでは、(タイムセール中の)FIXITコーヒー味、リミテストコーヒー味、そして今回のバルキー ホエイプロテイン コーヒー味くらいしか見つかりませんでした。
バルキーコーヒー 基本情報
参考にする前の注意
2020年09月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
乳清たんぱく(乳成分を含む)、コーヒー/乳化剤(大豆由来)、香料、甘味料(スクラロース、アセスルファムK、ステビア)
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2480円/1kg(2020年9月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 81.84円/おおよそ33g(1kgで約30.3食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 67.92円/おおよそ27.39g(1kgで約36.52食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.4円
飲み方
まず水200mlをシェイカーに注ぎ、付属スプーンすりきり2.5杯(約33g)を入れて、蓋をしっかりと締め10秒シェイク。
バルキー ホエイプロテイン コーヒー味 パッケージ裏
バルキーコーヒー 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 127.0kcal | 105.39kcal |
タンパク質 | 24.1g | 20.0g |
脂質 | 1.55g | 1.29g |
炭水化物 | 4.1g | 3.4g |
食塩相当量 | 0.38g | 0.32g |
1回分の量(g) | 33.0g | 27.39g |
購入前にわかる特徴
前回レビューしたココア味と同じく、2020年9月時点では、Amazonの公式販売ページでは成分表・原材料ともに表記されていません。公式ページの成分表も手持ちのパッケージとは値が異なります。
タンパク質量は30g中21.91gで、ココア味と同じです。2020年8月に集計した、バルキー以外のメーカーのタンパク質量を比較した表と値を比べると、だいたい味なしプロテインを含めた68種類のうち41番目、味付きでは60種類中32番目に入る、平均的な値でした。
標準価格は2020年9月時点で2480円。たまにAmazonタイムセールの対象になり、前回(2020年9月)のタイムセール祭りでは2160円に値下げされていました。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
さらさらしていて押すと固まる粉です。コーヒーと思われる黒茶色の粒が均一に混ざっています。コーヒー粒はスプーンや袋の内側にくっつくこともあります。
スプーンですくって傾けると、垂直になってもすりきり分がさじ上に留まります。ひっくり返したときにボサッとほとんどが落ちますが、さじの先端に押し付けられたような少量の粉が残ることがありました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン2.5杯(規定量の約33g)のプロテインを入れて:
公式推奨量200ccの水で割って10秒シェイクしたら
指示通りに10秒しっかり振ればダマはほぼ残りませんし、コーヒー粒もすぐに溶けます。同シリーズココア味よりも溶けやすい印象です。また、シュワシュワと消えやすい泡が発生します。
200ccの冷たい牛乳で割って10秒シェイクしたら
丁寧にシェイクしないとダマが残ることがあります。カフェオレのようなもったりした泡がたち、10分後には落ち着いたものの完全には消えませんでした。
袋を開けた瞬間に思ったこと
思ったより香りは強くない。(鼻を近づけると)豆乳の麦芽コーヒー味っぽい香り。前に飲んだ(FIXITの)コーヒー味もこんな感じだったな。この黒っぽい粒なんだろ、そのまんまコーヒーが入ってるのかな?
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
コーヒーというよりカフェオレの香り。味もカフェオレに近い、けど、麦芽じゃなくてちゃんとコーヒー系だ。これおいしい、好きなタイプ。
はじめて牛乳で割ったとき
カフェオレみたいな泡、香りと味もやっぱりそんな感じ。空気飲んじゃう、でもこれはおいしい
飲みなれてからの味の印象
ちゃんとコーヒーの風味を感じる、飲みやすい味
香料の強いホエイプロテインだと、袋を開けた瞬間に香りが部屋中に広がることがあります。バルキーコーヒーもその類かと予想していましたが、そこまで強くはありませんでした。
匂いがしないわけではなく、鼻を近づければしっかりコーヒーが香ります。ドリップコーヒーやインスタントコーヒーというよりは、豆乳などにある麦芽コーヒーに近いです。
不思議なのが、水や牛乳などとシェイクしたほうがより香りが際立ち、麦芽でないコーヒーに近づいたという点です。シェイクすると、黒茶色のコーヒー粒が水に溶けて混ざり、全体的にうっすら茶色くなります。粉の状態で抑えられていた香りも溶け出した、ということでしょうか。
味も完全なコーヒーではありません。ホエイのぶん、ミルク入りのコーヒー、あるいはカフェオレやカフェラテに近づきます。ホエイが味の一部になってうまく混ざっているおかげで、特有のホエイ臭さはほぼ感じませんでした。
また、半分くらい消費してから、そういえば人工甘味料の違和感が気にならないなと気づきました。こちらも強いコーヒーの香りがかき消して(ごまかして?)くれていたということだと思います。
水でシェイクすると砂糖ミルク入りの缶コーヒー
先述したとおり、がっつりコーヒーの味ではありません。どちらかといえば、甘さの強いミルク入りの缶コーヒーに近いかな? 少なくとも後味(舌と鼻の奥に残る甘ったるいコーヒー感)は似ていました。
水200mlに付属スプーン2.5杯(公式推奨量)
溶け残りのダマがほんの少し。味の濃さ、甘さはこれくらいでもいいけど、もう少しコーヒー感が強いほうが好みでした。
水200mlに付属スプーン2.5杯で冷蔵庫に数時間放置
ダマが溶けて飲みやすくなりました。もともと少ないホエイ感が更に減りました。甘さも少し抑え気味に。
水150mlに付属スプーン2.5杯
水割りでの個人的なベスト。ミルク入りの甘い缶コーヒーのようです。まろやかで、丁寧にシェイクすればダマのほぼ残りません。
水250mlに付属スプーン2.5杯
液体が多ければいいわけでないらしく、いくつかのダマが発生。味は薄く、人工甘味料の違和感も感じました。コーヒーの香りが薄れたからだと思います。
牛乳でシェイクするとパックタイプのコーヒー牛乳
牛乳のおかげでホエイ臭さが更になくなり、そのまんまコーヒー牛乳の味になりました。(最近飲んでいないので今は変わっているかもしれませんが)コンビニやスーパーで売っている、茶色い紙パックのあれに似ています。言われなければプロテインとは思わないかも。
牛乳200mlに付属スプーン2.5杯(公式推奨量)
カフェオレのような泡立ち。味と香りはコーヒー牛乳。甘さや風味・飲みやすさなど総合的にバランスがよく、個人的な牛乳割りでのベストでした。
牛乳200mlに付属スプーン2.5杯で冷蔵庫に数時間放置
ダマがなくなり、泡も落ち着いて、少しとろみが付きました。おいしい。暑くて陽射しの強い日に一気飲みすると懐かしい感じになります。
牛乳150mlに付属スプーン2.5杯
さすがにダマが多く発生。浮いているのと側面にくっついているのが半々くらい。味は濃くておいしいですが、流れにくいのでちょっと飲みづらかったです。
牛乳250mlに付属スプーン2.5杯
こちらは泡が大量発生。浮いて上にたまった泡にいくつものダマが混ざっていました。味はそこまで薄くならなかったので、人によってはこれくらいのほうが好きかもしれません。
インスタントコーヒーを足すと苦味が際立つ
アレンジが思い浮かばなかったので、家にあるインスタントコーヒーを足したところ、苦味が際立って、コーヒー牛乳からコーヒーにより近づきました。私は好みでしたが、もとのコーヒー牛乳っぽいほうが好きな人もいると思います。
水200mlに付属スプーン2.5杯+インスタントコーヒー小さじ1
甘いミルク入りコーヒーが微糖ミルク入りコーヒーになったような感じ。あとからくる苦味がおいしい。
牛乳200mlに付属スプーン2.5杯+インスタントコーヒー小さじ1
ちょっと苦味が足されたけれど、まだコーヒー牛乳のままです。おいしいですが、わざわざ足すほどの変化はなし。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージの外側にセロハンテープで貼りついていました。
付属スプーン1杯の容量
30cc
付属スプーン1杯のグラム数
すりきり
約14g(5回計測して14g-13g-14g-14g-14g)
小山盛り
約18g(5回計測して19g-18g-19g-17g-17g)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。途中でカサ減らしのために容器を1回叩きました。
比較的スムーズに粉が流れるので、袋から容器へそのまま移すこともできます。最初だけはドサッと出やすいので注意。同シリーズココア味よりは簡単です。
その他雑記
第一印象は過去最大級によかったホエイプロテインでした。最初のひとくちを飲んだときに『これはおいしい、当たりだ!』とにんまりしたのを覚えています。
しかし、その印象が強すぎたのか、段々と飽きがきてしまいました。もとの完成度が高すぎて、アレンジしようがなかったということもあります。最終的には、1袋で充分、となってしまいました。
また、コーヒーということで(おそらくは高確率で)カフェインが入っているので、体質的に弱いのであれば注意が必要です。私の場合、空腹時にコーヒー由来のカフェインを摂るとふわふわした目眩などの体調不良が発生することがあるのですが、バルキーコーヒーでも同様の現象が発生しました。
バルキーコーヒー の総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
飲み切ってからの感想
小数点まで出すなら4.9くらい。最後は少し飽きてしまいましたが、またいつかは飲みたいと思える美味しいホエイプロテインでした。
バルキーコーヒー ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。