現行(2020年11月時点)のバルキーホエイプロテインシリーズラストのレビューです。今回はバルキー ホエイプロテイン 抹茶味を飲み切りましたが、どうも私には合わないようで、最後まであまり好きだとは思えませんでした。
バルキー抹茶 基本情報
参考にする前の注意
2020年11月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
ホエイプロテイン濃縮物、抹茶末/植物レシチン、香料、甘味料(ステビア、スクラロース、アセスルファムカリウム)
『抹茶末』はパッケージ表記のままです。『抹茶粉末』と同じ意味?
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2480円/1kg(2020年11月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 81.84円/おおよそ33g(1kgで約30.3食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 68.89円/おおよそ27.78g(1kgで約36.0食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.44円
飲み方
まず水200mlをシェイカーに注ぎ、付属スプーンすりきり2.5杯(約33g)を入れて、蓋をしっかりと締め10秒シェイク。
バルキー ホエイプロテイン 抹茶味 パッケージ裏
バルキー抹茶 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 131.67kcal | 110.83kcal |
タンパク質 | 23.76g | 20.0g |
脂質 | 2.18g | 1.84g |
炭水化物 | 4.29g | 3.61g |
食塩相当量 | 0.17g | 0.14g |
1回分の量(g) | 33.0g | 27.78g |
購入前にわかる特徴
以前レビューしたバルキーココア味・コーヒー味と同じく、2020年11月時点では、公式販売ページなどで成分表・原材料の表記が見つかりませんでした(公式ページの成分表は手持ちパッケージのものと異なります)。
タンパク質量は30g中21.60gです。2020年10月に集計した、他メーカーを含むタンパク質量を比較した表と値を比べると、味なしプロテインを含めた82種類のうち53番目、味付きでは74種類中45番目に入り、平均よりやや下の値でした。
標準価格は2020年11月時点で2480円です。たまにAmazonタイムセールの対象になっており、2020年10月のタイムセール祭りでは1970円に値下げされていました。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
細かくて、押すと密度が高まる片栗粉タイプの粉です。
スプーンですくって傾けてもなかなか流れ落ちません。真横に傾けてもさじ上にとどまり、ひっくりかえる前に塊で一気にぽさっと落ちます。シェイカー内で液体が跳ね返って外に出てしまうことがあり、扱いにくい粉だと感じました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン2.5杯(規定量の約33g)のプロテインを入れて:
公式推奨量200mlの水で割って30回(約10秒)シェイクしたら
溶けやすいです。泡立ちは少しありますが潰れやすく、シェイクした直後に飲むことができます。10分放置してもほぼ変化はありませんでした。
200mlの冷たい牛乳で割って30回(約10秒)シェイクしたら
水と同じく泡立ちは控えめです。溶けにくくはありませんが、1~3mm程度のダマが液体内やシェイカー側面に多く残りました。
袋を開けた瞬間に思ったこと
スプーン埋まってる、あれ、前と形が違う? というか、前は外側に貼り付けてあったよな? あまり抹茶の香りはしない。よく嗅げばわかるかなって感じ。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
なんかくさい? 抹茶というより青臭い。ちょっと苦手な香り。わざとらしい抹茶、舌に変な甘さが残る。抹茶ダイエットキャンディを液体化してより不自然にした感じ。
はじめて牛乳で割ったとき
なんだこれ? 抹茶の香り? ではない、飲んだ後に鼻に抜ける香りが変。味もわざとらしいな、抹茶ではあるんだけど、なんかちょっと違う不思議な味。甘さは・・・けっこうしっかりしてる、甘すぎる感じではない。うーん、ちょっと苦手かな。
飲みなれてからの味の印象
抹茶キャンディっぽいわざとらしい抹茶感
バルキー抹茶味で最も印象に残っているのは、人工的な抹茶の香りです。開封直後の粉の状態ではむしろ自然に感じて期待もしたのですが、シェイクしたとたんにわざとらしい感じに変わってしまいました。
初めて飲んだ後、これは本当に抹茶なのかとパッケージを確認したら、原材料に香料の文字が。なるほどと納得です。似ていると感じた他社のグロングスタンダードシリーズの抹茶も香料入りで、やはり人工的な香りがしましたが、バルキー抹茶のほうがより強い違和感がありました。
第一印象はよくなかったけどなんとか慣れた
先述した人工的な抹茶味に加えて、人工甘味料の違和感も強めです。甘さ自体はさほど強くはないものの、どうしても嫌な後味は残りがちです。
抹茶、甘さ、双方の違和感から最初のうちは苦手で、息を止めて飲んでいたほどでした。しかしだんだんと慣れてきて、飲み終わるころには無心で摂取できるようになっていました。とはいえ美味しいかと問われると、強くうなづくことはできません。
泡立ちが少なくすぐに飲めるのがありがたい
泡立ちは控えめで溶けやすいです。10秒ほどシェイクしたら、蓋を開けてすぐに飲めるのでとても楽でした。以前飲んでいた他社のリミテストピュアシリーズの泡立ちがすさまじかったこともあり、かなりありがたく感じたのを覚えています。
そういえばホエイっぽさは感じなかった?
レビューをほぼ書き終えてから改めて気づいたのですが、ホエイ臭さについてはほぼ気になりませんでした。手元に残っているメモ書きにも、ホエイに関する言及は残っていません。これは長所かも。
水でシェイクすると青臭さと甘味の違和感が目立つ
わざとらしい抹茶感がダイレクトに舌に来ます。ダイエット抹茶キャンディのミルクなし。かき氷の(香料っぽさの強い)抹茶味がいけるなら大丈夫そう?
水200mlに付属スプーン2.5杯(公式推奨量)
抹茶の作り物感、変な甘さ、ともにありますが我慢できる程度。水割りでは最も飲みやすい割合でした。泡立ちは気にならず。
水200mlに付属スプーン2.5杯で冷蔵庫に数時間放置
放置後、濃い緑の(抹茶?)が底に沈んでいました。シェイクし直しで泡が発生。冷たさで甘さが鈍り、少し飲みやすくなりました。
水150mlに付属スプーン2.5杯
水200mlよりも粉っぽくなり、味や香りの違和感も増します。飲んだ瞬間、思わす顔をしかめてしまいました。泡立ちはほぼなし(幅5mm程度)。
水250mlに付属スプーン2.5杯
大きいものと小さいものが混ざった消えやすい泡が幅1cm程度発生。抹茶が薄れて甘さが目立ちます。抹茶風味の甘い水。さすがに水が多すぎました。
牛乳でシェイクしても香りの違和感は残る
水割りよりはましですが、やはり香りのわざとらしさや甘さの違和感は残ります。ダイエット抹茶ミルクキャンディのような味。
牛乳200mlに付属スプーン2.5杯(公式推奨量)
泡立ちは控えめで、甘さはしっかりわかります。わざとらしい香りは牛乳でも変わらず。細かいダマは残りますが比較的溶けやすく泡もほぼ気になりません。慣れてからは牛乳割りでは最も飲みやすい割合でした。
牛乳200mlに付属スプーン2.5杯で冷蔵庫に数時間放置
冷たさで青臭さ、変な甘さが抑えられ、抹茶らしさがわかるようになりました。まあまあおいしい。
牛乳150mlに付属スプーン2.5杯
濃いめでトロっとしています。慣れてからはおいしいと感じましたが、それでも後味には違和感が残りました。
牛乳250mlに付属スプーン2.5杯
量が多くても泡立ちは少なめなのはさすがです。抹茶風味がかなり減り、甘さが目立つようになりました。牛乳の味も強く、人工甘味料の違和感は減っています。水面に少々ダマ残りあり。
抹茶を足したら自然な抹茶の香りになった
粉末抹茶を足したら、私が想像していた自然な抹茶の香りになりました。当たり前と思うかもしれませんが、香料と喧嘩して香りが迷子になることもあるので、それがないのは朗報と言えます。
水200mlに付属スプーン2.5杯+粉末抹茶小さじ1
香り・味、ともに自然な抹茶に近づきました。甘さも抹茶に隠れて控えめになり、結果、人工甘味料の違和感も薄れます。これならおいしいと思えました。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージの中でプロテインに埋まっていました。他社FIXITシリーズと同じもののようです。
以前レビューしたバルキーココア・抹茶とは形状が異なります。仕様変更か、抹茶のみ限定かは不明。
付属スプーン1杯の容量
おおよそ30cc(記載なし)
付属スプーン1杯のグラム数
公式表記
約13.2g(付属スプーンすりきり2.5杯で約33g)
すりきり実測
約12g(5回計測して13g-12g-12g-13g-12g)
小山盛り実測
約15-16g(5回計測して16g-14g-15g-17g-14g)
タンパク質を20g採りたい場合
すりきり約2.3杯(プロテイン1回量27.78g÷12gで計算)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
パッケージ内にあった大きなシリカゲルも含めてぴったり入ります。途中、カサ減らしのため容器を2回叩きました。
スプーンの柄が長く、プロテインにねじ込むようにしないとフレッシュロックの蓋がしまりませんでした。
袋を傾けると塊ごとにボサボサと落ちていきます。全てが一気に落ちるわけではないので、気を付ければ袋から容器へ直接移すことも可能です。ただしシリカゲルを先に出しておくのは必須といえます。急に落ちてきて大惨事になる可能性が高いです。
その他雑記
突然出てきた巨大なシリカゲルにはびっくりしました。バルキー抹茶限定なのか、それともココア・コーヒーともに仕様変更で入れられているのか、これはいずれ確かめたいと思っています。
付属スプーンで1回量2.5杯というのが地味にめんどうくさかったです。すりきり2.5杯で約33gよりも、小山盛2杯で約30-32gで飲めば楽だったかなあと思います。
第一印象がよくなかったのと、最初のうちは慣れなかったのは、以前に飲んでいたものが人工甘味料不使用のリミテストシリーズだったからだと思っています。飲む順番が変われば印象はかなり違ったはずです。
バルキー抹茶 の総評
好みかどうか(5段階評価)
:嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
飲み切ってからの感想
飲みはじめの評価は☆2でした。最終的に慣れはしたものの、再購入はしないと思います。たまにAmazonタイムセールで2000円以下になっているので、できるだけ安く抹茶味を試したい場合にはいいかもしれません。
バルキー抹茶 ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。