テンキータイプのキッチンタイマーが欲しかったので、気に入って以前レビューもした防水インターバルタイマー AD-5709TLと同じ会社が出している、卓上型防滴デジタルタイマー AD-5707を購入しました。目立つ機能はないですが、日常で普通に使うにはいい具合です。
タイマーAD-5707の仕様
- タイマー設定範囲
- 最大99分99秒、最小1秒
- タイマー機能
- カウントダウン(アラーム設定時間まで)
カウントアップ(00分00秒からスタートさせた場合、最大99分59秒まで) - アラーム
- ブザー音:約1分間、音量:約60dB/距離30cm
- 電源
- 単4形電池 1個 電池寿命:約1年
- 外形寸法
- 69(W)×69(H)×27(D)mm
- 本体質量
- 約70g(電池含む)
- 付属品
- モニタ用電池、取扱説明書
他のパッケージなどの画像
使い方のごく簡単な説明
分→秒の順番で4回ボタンを押すとタイマーがセットされます(例:12分34秒でセットする場合は1→2→3→4の順番で押す)。
0を4回押す、または0を長押しでタイマーリセットです。
タイマーAD-5707の見た目
A&D 卓上型 防滴デジタルタイマー AD-5707(以下:AD-5707)を横から見ると、正面に向かって少し角度がついているのがわかります。
この角度のおかげで、机やキッチン台に置いて使うときに、液晶画面が使用者側を向いて見やすくなります。
本体にはマグネットが内蔵されているので、壁につけた状態でも使えます。ですが、本体正面がわずかに下を向く形になるので、目線より下にあると液晶画面が見づらくなりました。
タイマーAD-5707の使用感
操作ボタンについて
操作ボタンは10キータイプで、ぷくっと浮き出るような形をしています。反応しない、ということはほぼないものの、わりとしっかりとした力で押す必要がありました。
アラーム音について
タイマーによるカウントダウンが終わると、ピピッという鋭い電子音2回を約60秒間繰り返します。
音量は、体感では一般的なキッチンタイマーと同じくらいですが、タニタのキッチンタイマーのものと比べると少々控えめのようです。
タニタとのアラーム音量の比較と音量による具体例
AD-5707(本製品):
30cm離れた状態で約60db(60dbの例=普通の会話、1m先の掃除機の音)
タニタの一般的なキッチンタイマー:
70db以上(70dbの例=騒々しい事務所の中、1m先のやかんの沸騰音)
本体の裏のブザーにシールを貼ると、少し音量を小さくできます。
内蔵マグネットについて
本体裏にはマグネットが2つ内蔵されています。マグネットはほどほどに強力で、冷蔵庫の扉など、安定して固定することができました。なお、ストラップやフックを取り付ける穴はありません。
使用電源は単四電池1本
電源は単四乾電池1本で、本体裏から取り付けます。電池蓋は固めで、無理に開けようとしたら指の爪が割れそうになりました。
電池の種類は指定されていません。しかし、手持ちのニッケル水素電池(満充電)で試したところ、液晶画面が薄く表示され、ほぼ見えない状態で起動しました。マンガン電池では試していませんが、アルカリ電池を使ったほうがよさそうです。
その他の補足
カウント終了後は元の値が保持されます。何度か15分のカウントダウンを繰り返したい場合、いちいち時間をセットしなおす必要はありません。
カウントアップ機能つきです。液晶画面が0000の状態でスタートボタンを押すとカウントアップが開始されます。99分59秒になると00分00秒に戻ってカウントアップを続けます。
時計の表示機能はなし。
LEDランプによる通知機能はありません。AD-5707には、AD-5708(仕様違いのタイマー。カラーは青系、ボタン電池使用、マグネットなし)にはある、カウント終了で点滅するLEDライトはついていません。
AD-5707を普段使いしてみての雑感
先述した通り、目立った機能のない普通のキッチンタイマーです。とはいえ、実際に使っていると『かゆいところに手が届く』と感じます。
防滴機能がついているのでキッチンで気を使わなくていいですし、単四電池使用なので急な電源切れでも対処しやすいです。電池蓋の固さは少々やっかいですが、そこまで頻繁に出し入れするものでもないので気になりません。
もし『机やキッチン台の上に置いて、見下ろしながら使うタイマーが欲しい』と思っているなら、AD-5707はおすすめです。また、少し高いところにくっつけて見上げながら使う、というケースがもしあれば、それにも合うでしょう。
少なくとも私は便利に使っています。