レビュー:グロング ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味を飲んだ感想と情報整理

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グロング スタンダードシリーズは、同じグロングのベーシックシリーズ(2021年12月時点で全14種!)と比べるとフレーバーの種類が少ない(全5種)です。また、名前の通り、スタンダードな味付けのものがそろっています。今回は、その中でも最も標準的ともいえる、GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味をレビューしていきます。

グロング スタンダード バニラ風味 基本情報

参考にする前の注意

2021年12月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。

パッケージの見た目

GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味 パッケージ

原材料名(パッケージ裏より)

乳清たんぱく(乳成分を含む)/乳化剤(大豆由来)、香料、甘味料(スクラロース)、V.C、ナイアシン、抽出V.E、パントテン酸Ca、V.B1、V.B6、V.B2、V.A、葉酸、V.D、V.B12

記事作成時の値段

記事作成時のAmazonでの値段
2780円/1kg(2021年12月時点)
1食分の値段(通常量)
80.62円/おおよそ29g(1kgで約34.48食分)
タンパク質量20gで計算した1食分の値段
71.98円/おおよそ25.89g(1kgで約38.62食分)
タンパク質1gの値段
3.6円

飲み方

  • 水または牛乳約150mlを目安に入れ、その後に、付属のスプーンで小山盛り2杯(約29g)を目安に入れて、溶かしてお召し上がりください。
  • 量は、お好みに応じて調整してください。
  • 溶かした後は、お早めにお召し上がりください。
  • プロテインシェイカー(別売り)を使用すると溶けやすく、手軽にお召し上がりいただけます。

グロング スタンダード バニラ風味 パッケージ裏

グロング スタンダード バニラ風味 栄養成分表

項目 公式 タンパク質20g基準
エネルギー 118.0kcal 105.36kcal
タンパク質 22.4g 20.0g
脂質 2.1g 1.88g
炭水化物 2.4g 2.14g
食塩相当量 0.16g 0.14g
1回分の量(g) 29.0g 25.89g

購入前にわかる特徴

他のグロングスタンダードシリーズと同じく、11種類のビタミンが添加されています。

タンパク質量は30g中23.17g(77.2%)です。2020年10月に集計した、他メーカーを含むタンパク質量を比較した際は、味なしプロテインを含めた82種類のうち19番目、味付きでは74種類中11番目と平均より高い数値で、他のスタンダードシリーズと比べても高めでした(グロングスタンダードココアが75.2%、ストロベリー・バナナ・抹茶が76.9%)。

なお、グロングのホエイプロテインは2021年7月15日に値段が改定され、グロングスタンダードシリーズは、2480円から2780円に値上げしました。

また、3kg入りの大容量パックが通常価格6780円(1kg換算で2260円)で発売されています。Amazonタイムセールにおいて、1kg・3kgパックともに値下げ対象になっていることが多いです。

購入後にわかる情報と飲んだ感想

プロテインの見た目(さらさら、もったり)

粉ミルクのようなふんわり空気を含むタイプの粉です。押すと固まり、崩れずに形を留めます。スプーンですくって傾けると、真横になったくらいで、塊のままどさっと全てが落ちました。

GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味 粉の見た目

溶けやすさ

シェイカーに付属スプーン2杯(規定量/公称で約29g)のプロテインを入れて:

公式推奨量150mlの水で割って30回(約10秒)シェイクしたら

他のグロングスタンダードシリーズと異なり、かなり溶けにくいです。意識してしっかりとシェイクしないと、3mm前後のダマが大量に発生します。泡立ちは少な目。

GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味 を水でシェイク

水でシェイクした直後と10分後の様子。矢印部分で150ml。

150mlの冷たい牛乳で割って30回(約10秒)シェイクしたら

水以上に溶けにくいです。多めにシェイクしないと5mm前後のダマがたくさん残ります。泡立ちも少なからずありました。

GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味 を牛乳でシェイク

牛乳でシェイクした直後と10分後の様子。矢印部分で150ml。

袋を開けた瞬間に思ったこと

(グロングスタンダードは香りが強いと思っていたけど)粉の状態ではほぼバニラの香りはない? 鼻を近づければ・・・まあわかる・・・かなあ? ホエイ臭くはない、粉ミルクっぽい感じ。

味の第一印象

はじめて水で割ったとき

水に溶かしてもバニラは際立たない。味はただ甘ったるい・・・バニラなのかこれ? 甘いホエイミルク、というか、(キャンディの)ミルキーっぽい? いまいち味がつかめないな。

はじめて牛乳で割ったとき

やっぱりバニラの香りはさほどしない。ホエイの香り。味は『溶けた薄いバニラの香りのミルクアイス』。水よりは甘さが露骨でない。

飲みなれてからの味の印象

『しっかりしたバニラ味』とはいえない

以前、他メーカー(FIXIT)のバニラ味をレビューした際、かなりのバニラ風味に頭がくらくらしたことがありました。今回もそうかもしれないと覚悟していたのですが、実際はさほどバニラ感はありません。

粉の状態ではよくあるホエイの香りです。よく見ると、バニラ香料の元らしき小さなこげ茶の粒がちらほら見えます。溶かすと香りが際立つパターンかな? と思ったらそうでもなく、やはりバニラの香りは目立ちません。

カップアイスのようなバニラ味を想像して飲むと肩透かしをくらうかと思います。

甘さ(それと人工甘味料の違和感)は強い

グロングスタンダードシリーズは全体的に甘めですが、今回のバニラ風味は特に甘く感じました。おそらく、他の味のように、風味で甘さを覆いきれていないからだと思います。

同時に、人工甘味料の違和感も強いです。後述するダマの問題も合わせると、甘いものが苦手なら避けるのが無難です。

ダマになりやすく念入りなシェイクが必要

水でも牛乳でもかなり溶けにくく、念入りなシェイクが必要です。ダマになると、甘いネチネチした塊が舌に転がってきます。これが苦手で、できてしまったときは憂鬱になりました。

水でシェイクするとバニラというよりキャンディのミルキーに近い?

水150mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)で飲みました。

常温水だと

ただ甘ったるいな、というのが正直な意見です。嗅覚が鈍感でバニラを拾いきれていないんじゃないかと不安になりました。

バニラというよりは甘いホエイミルク、というか、ママの味のミルキーキャンディーに近いです。

ただ、以前レビューしたFIXITバニラ味よりは、ホエイ特有の嫌な香りは気になりませんでした。

シェイクしてから冷蔵庫に数時間放置したら

シェイク直後の残っていたダマが、放置後にはすっかり消えていました。バニラの香りはより目立たなくなります。ホエイの甘い水、前向きな言い方をすればミルキーが飲み物になったみたいです。

牛乳でシェイクするとちょっとバニラっぽい溶けたミルクアイス

牛乳150mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)で飲みました。

冷蔵庫から出した直後の牛乳だと

ほのかにバニラの香りがする、溶けたミルクアイス、という感じです。水よりは露骨な甘みが目立たなくなり、お腹が空いていればおいしく飲むことができました。

甘党かつ人工甘味料が大丈夫な人なら好みかもしれません。

シェイクしてから冷蔵庫に数時間放置したら

水と同じく、残っていたダマが溶け切って消えていました。少しとろみがでて、より溶けたミルクアイスに近くなります。人工甘味料感は微増したかも。

アレンジしやすく飽きやすい人にはおすすめ

バニラ風味のホエイプロテインは、他の風味と喧嘩しずらく、アレンジに向いています。本商品はバニラ風味が弱いおかげで、より味足しがしやすかったです。飽きやすく甘党な人がアレンジを前提として買うなら、選択肢として大いにありです。

無糖ココア小さじ1を足すと

よくあるココアプロテインになりました。同シリーズのグロングココアプロテインに似ています。特に牛乳割りとの相性がよかったです。

無糖ココアの苦いダマをあえて残すと、苦味がアクセントになり、美味しく飲むことができました。

粉末抹茶小さじ1を足すと

抹茶はダマになりやすいのですが、意外にも少な目でした。たまたまかも。

水割りだと半端な抹茶ミルクという感じです。抹茶ミルク味のダイエットキャンディを思い出す味でした。少し抹茶の粉っぽさも感じます。これはハズレかな。

牛乳割りは、バニラ風味と喧嘩せず、粉っぽさもなくなり、とても美味しく飲むことができました。

インスタントコーヒー小さじ1を足すと

水割りのアレンジでは最も飲みやすく好みでした。甘めのミルク缶コーヒーという感じ。ホエイ特有の香りや人工甘味料感を、うまくコーヒーが覆い隠してくれました。

牛乳割りは予想通りのコーヒー牛乳。これは文句なしにおいしかったです。ただ、温度が低く、コーヒーの粒が残りがちなので、いつもよりしっかりとシェイクする必要がありました。

付属スプーンについて

スプーンは、袋にいれた状態で、パッケージの表側にセロハンテープで貼り付けてありました。

GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味 付属スプーン

グロングスタンダードバニラ風味の付属スプーン

付属スプーン1杯の容量

30cc

付属スプーン1杯のグラム数

公式表記

小山盛りで約14.5g(小山盛2杯で約29gと表記)

すりきり実測

約11g(5回計測して11g-10g-11g-11g-10g)

小山盛り実測

約17g(5回計測して16g-15g-17g-19g-18g)

タンパク質を20g採りたい場合

小山盛り約1.5杯(プロテイン1回量25.89g÷17gで計算)

フレッシュロック 角型 2.7L に入るか

プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。

ぴったり入ります。空気を含みやすいので、途中で何度も容器を叩くなり、全体を揺らすなりで、カサを減らしてやる必要があります。

袋から容器へそのまま移すのはやめましょう。無理をすると、塊がぼさっと落ちて大惨事になります。

口が大きく開かない袋なので、一般的なサイズのお玉を使うのも難しいです。私は付属スプーンで少しずつ移しました。柄が袋の口に引っかからないように気を付けながらでしたが、それでもいくらかこぼれてしまいました。

袋がいらないのであれば、チャックごと切り取って、大きく袋の口を開いてしまうほうがよさそうです。

GronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード バニラ風味 フレッシュロック

プロテイン全量をフレッシュロック角型2.7Lにいれた状態

その他雑記

今回でグロングスタンダードシリーズは全て飲み終わりました。スタンダードという名前の通り、典型的なホエイタイプの味付きプロテインだった、というのが全体的な感想です。

もっと種類が増えたらいいなあと思いますが、その役割は同じグロングベーシックシリーズが担っているようで、どうやら難しそうです。

スタンダードシリーズとベーシックシリーズは以下の通り。なお、マルトデキストリンを避けているため、ベーシックシリーズを試す予定はありません。

グロングスタンダードシリーズ(今回レビューしたシリーズ)
グロングから初めてリリースされたプロテインシリーズ。ベーシックシリーズと比べてタンパク質保有量が多い。味付きタイプでもマルトデキストリン(糖質)は含まれない。フレーバは5種類。
グロングベーシックシリーズ
スタンダードシリーズよりも『溶けやすく美味しいプロテイン』を目指して開発された新シリーズ。味付きはマルトデキストリンを含む。種類が多く、2021年12月時点で14フレーバーが発売されている。

余談をもう一つ。どうやらグロングスタンダードバニラは、私の体質には合っていなかったようで、飲むとお腹が緩くなってしまいました。以前に飲んだFIXITバニラのときと似ています。人工甘味料が多いのか、そもそもバニラ自体が駄目なのかも。

グロング スタンダード バニラ風味 の総評

好みかどうか(5段階評価)

:飲めるけど好きではないし、もう買わない。

飲み切ってからの感想

甘すぎるホエイプロテインが得意でないこと、ダマが残りやすかったこと、ダマ自体の味と感触が苦手だったこともあり、あまり好みではないホエイプロテインでした。

ただ、アレンジは本当にしやすいので、素の状態が苦手でもどうにかなるのは最大の長所だと思います。

グロング スタンダード バニラ風味 ギャラリー

パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。

今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)

:ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
ハイクリアーヨーグルトリミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレートハイクリアーグレープフルーツ旧ハイクリアーミックスフルーツリミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルクリミテストP抹茶
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
バルキーコーヒーリミテストデリシャス キャラメルソルトボディウイングヨーグルトアルプロンチーズケーキボディウイングキャラメルハイクリアーグラスフェッドココアリミテストPココアハイクリアーグラスフェッド抹茶リミテストデリシャス ミルキーパインアルプロンチョコバナナボディウイングカフェオレボディウイングチョコミルク
:嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
リミテストデリシャス レモン&ヨーグルトハイクリアーグレープフルーツ新ハイクリアーピーチFIXITコーヒーボディウイングバナナグロングSバナナグロングS抹茶ハイクリアーアップルリミテストPコーヒーバルキー抹茶オウンパワーチョコレートバルキーココアグロングSココアアルプロンココアミルクオウンパワーココア
:飲めるけど好きではないし、もう買わない。
ハイクリアーアセロラグロングSバニラハイクリアーあっさりミルクグロングSストロベリーハイクリアープレミアムココアアルプロンヨーグルトFIXITナチュラルバニラ
:飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
(味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
:飲めない。できれば存在を忘れたい。
(現時点での該当なし)

ランキングについての補足

  • 2024年11月時点のランキングです。
  • ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
  • 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
  • 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
  • デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
  • ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめてとしています。
  • お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは以上です。
  • のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すとの最上位に入ります。
  • グロングSグロングスタンダードリミテストPリミテストピュアの略です。