発売されてからずっと気になっていた、リミテストデリシャスシリーズにやっと手を出すことができました。トップバッターはリミテスト Delicious(デリシャス) レモン&ヨーグルトです。
リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト 基本情報
参考にする前の注意
2021年01月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
ホエイたんぱく濃縮物(乳成分を含む)(アメリカ製造)、乳等を主要原料とする食品/香料(一部に乳を含む)、クエン酸、乳化剤(大豆由来)、V.C、甘味料(ステビア、スクラロース)、抽出V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B1、V.B6、V.B2、V.A、葉酸、V.D、V.B12
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2280円/1kg(2021年1月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 79.8円/おおよそ35g(1kgで約28.57食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 64.1円/おおよそ28.11g(1kgで約35.57食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.2円
飲み方
健康志向の方にオススメ【1日のたんぱく質摂取を体重×1g程度を目安に】
付属スプーン2杯(約25g)を約100~200mlの水または牛乳に溶かして、お飲みください。
運動・筋トレにオススメ【1日のたんぱく質摂取を体重×1.7g程度を目安に】
付属スプーン3杯(約35g)を約150~300mlの水または牛乳に溶かして、お飲みください。
リミテスト デリシャス レモン&ヨーグルト パッケージ裏
リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 137.0kcal | 110.04kcal |
タンパク質 | 24.9g | 20.0g |
脂質 | 1.8g | 1.45g |
炭水化物 | 5.3g | 4.26g |
食塩相当量 | 0.1g | 0.08g |
1回分の量(g) | 35.0g | 28.11g |
購入前にわかる特徴
タンパク質のほかにビタミンなども含有しています(リミテストデリシャスシリーズ共通)。使用されている甘味料は、自然由来のステビアと、合成甘味料のスクラロースです。
タンパク質量は30g中21.34g(71.1%)です。2020年10月に集計した、他メーカーを含むタンパク質量を比較した表で比べると、味なしプロテインを含めた82種類のうち67番目、味付きでは74種類中59番目と少々低めの数値でした。
標準価格は2021年01月時点で2280円です。元がかなり安いため、Amazonのタイムセールの対象になることはほぼありませんが、まれに5%オフのクーポンが配布されています。また、楽天では、スーパーセールなどの大規模イベントで値引きされていることがあります。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
押しても固まらない、すごくサラサラした粉です。挽きの細かいアーモンドプードルのよう。
スプーンですくって傾けると、見かけに反して、スムーズにではなく段階的に落ちていきます。スプーンが真横まで傾いたときに半分、ひっくりかえすとほぼすべてが落ちますが、先端内側に少し粉が残ることがあります。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン2杯(規定量の約25g)のプロテインを入れて:
公式推奨量100mlの水で割って30回(約10秒)シェイクしたら
溶けやすいです。ダマはないものの、粉っぽさが舌に残ります。液体量が増えると泡が増えますが、潰れやすく気になりません。
100mlの冷たい牛乳で割って30回(約10秒)シェイクしたら
水よりは泡立ちますが見た目ほど気になりません。溶けやすく、ダマはあっても数個程度でした。
袋を開けた瞬間に思ったこと
粉さらっさらだ。嗅いだことのある香り・・・これはヨーグレットのレモンのやつ。ほのかに(ホエイでない)ミルク感もあるかな。好きな感じ、これはちょっと期待。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
やっぱりハイレモン(ヨーグレットのレモン版。レモンヨーグルト味のタブレット)の味だ。思ったより酸っぱくはないな、というか、苦味がある? あと、ちょっと粉感が舌に残りやすい感じ。嫌いじゃないけど、ちょっと期待しすぎたかな?
はじめて牛乳で割ったとき
これは牛乳には合わないか? レモンの感じはわかるけど、とらえようがない。うーん、飲むレモンヨーグルト、があったらこんな感じ? まずくはないけど、よくわからない。
飲みなれてからの味の印象
確かにヨーグルトかつ(人工的な)レモン風味
リミテストデリシャスレモン&ヨーグルトの味を説明するなら『駄菓子のハイレモンっぽい』が一番わかりやすいと思います。ヨーグレットというタブレット菓子のレモン版です。
ハイレモンがわからない人に説明するなら『レモン香料の乳酸菌風飲料』でしょうか。新鮮なレモンではなく、ポッカレモンなどの香料感が強いです。
その香料が残りやすく、息をするたびに鼻の奥から特有の香りが抜けていくくらいでした。慣れないうちはしんどかったです。生レモン以外のレモン香料を受け付けない人には厳しいかと思います。
酸っぱさはそれほどでもなく、苦味を感じる?
クエン酸入りのレモン風味、とあったので、酸っぱさを期待して飲んだのですが、それほどでもありませんでした。まあ酸味は感じますが、他社ハイクリアーホエイプロテイングレープフルーツ味と比べると、二回り以上は少ないです。
代わりに、甘さやレモン風味の裏に少し苦味を感じました。甘味料のステビア由来のえぐみなのか、レモンの苦味をあえて表現しているのかはわかりません。ただ、これは飲みはじめだけだったので、気のせいだったかもしれません。
溶けやすく泡立ちも少ないけど、粉っぽさがある
液体量が少なくても、ダマはほとんど残りませんし、泡立ちも少量でした。ただし溶け切っている状態でも、舌の表面に粉っぽさを感じました。
冷やせば飲みやすさがぐんと上がる夏向きプロテイン
香料的なレモン、粉っぽさ、ついで人工甘味料特有の後味も強め。
それでも、甘さ自体は強くなくさっぱりしているし、ホエイ特有の香りも少ないので、上記3点に慣れてしまえば一気飲みできるくらいには飲みやすいです。
特に、冷蔵庫でしっかり冷やしてやれば、違和感がぐんと減ります。総合的に夏向きといえそうです。飲む時期が違っていたら(今は冬)、もっとおいしく感じていたはずです。
水でシェイクすると『少しわざとらしくて粉っぽいレモンヨーグルト』
水割りの場合、どうしてもホエイプロテインそのものの特徴が強く出てしまうため、様々な違和感をごまかすのは簡単ではありません。
水を減らしすぎると違和感も増すので、少し薄めにしたほうが、さらっとして飲みやすかったです。
水100mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
味や香り、粉っぽさなどの特徴が強く残ります。泡立ち、とろみはほぼなし。できるだけ濃いほうが好きな人向き。
水100mlに付属スプーン2杯で冷蔵庫に数時間放置
やっぱり冷たいほうがおいしい。粉っぽさ以外の違和感がマシになります。
水150mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
シュワシュワと潰れやすい泡が発生します。少々薄くなるものの、粉っぽさが減ってぐっと飲みやすくなります。水割りでの個人的なベスト。
水200mlに付属スプーン2杯
すぐにプチプチと潰れる泡が大量に発生。はっきりと薄いと感じましたが、さらっとさせたいならこれくらいのほうが美味。ごくごく飲めました。
水100mlに付属スプーン3杯
水でもドロドロとしています。さすがに濃すぎました。粉っぽさや甘さなどの違和感がすごいです。
牛乳でシェイクするとヨーグルトらしさが増してレモンが薄まる
第一印象で『これは牛乳には合わないかも』と思ったのですが、慣れてくるとむしろ牛乳割りのほうが美味しかったです。
レモンの香りは弱まるかわりに、よりヨーグルトに近づきます。(あくまでも個人的な意見として)レモンの香料感が減るだけで、かなり飲みやすさが向上しました。
人によっては、ホエイプロテインと意識しないで飲める味なのではと思います。
牛乳100mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
ある程度のとろみあり。牛乳でも、量が少ないと特有の違和感(粉っぽさなど)は隠し切れません。
牛乳100mlに付属スプーン2杯で冷蔵庫に数時間放置
とろみが増して、飲むヨーグルトに近づきました。レモン香料は目立たなくなりますが、飲んだ後には鼻奥にしっかり残ります。
牛乳150mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
粉っぽさ他の違和感がだいぶごまかせるようになります。甘さもちょうどいい具合で、普通においしく飲めました。牛乳割りでの個人的なベスト。
牛乳200mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
やわらかいシュワシュワした、口の中で消える泡がたくさん発生しました。ほのかに甘くて、ヨーグルトっぽい、ちょっと酸っぱい牛乳。どうも味がぼやけます。
牛乳200mlに付属スプーン3杯(公式推奨量)
ヨーグレットレモンジュース。味がしっかりわかります。軽くトロっとして、少しダマも感じました。
クエン酸を足したら購入前のイメージに近づいた
酸っぱさが足りない場合、食用クエン酸を足すのがおすすめです。レモンの酸っぱさというより、ただ酸っぱいだけになるものの、かなりさっぱりしてより夏向けになります。
水150mlに付属スプーン3杯+クエン酸小さじ1/2
クエン酸が多めだったようで、かなり酸っぱくなりました。注意して飲まなきゃむせるほどです。これはこれで好きですが。
水200mlに付属スプーン3杯+クエン酸小さじ1/2
ほどほどの酸っぱさ。この飲み方が一番好きでした。スポーツドリンクのように飲めます。
牛乳150mlに付属スプーン2杯+クエン酸小さじ1/2
普通の牛乳割りよりも強くとろみが出ます。容器を傾けてもなかなか落ちてこないのには困りました。酸っぱいですが、水割りほどがつんとはきません。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージの中でプロテインの中に埋まっていました。
付属スプーン1杯の容量
30cc
付属スプーン1杯のグラム数
公式表記
約11.7~12.5g(付属スプーン2杯で約25g、または3杯で約35g)
すりきり実測
約12g(5回計測して12g-12g-12g-12g-12g)
小山盛り実測
約16g(5回計測して18g-17g-16g-15g-16g)
タンパク質を20g採りたい場合
すりきり約2.3杯(プロテイン1回量28.11g÷12gで計算)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。途中、カサ減らしのため、容器の外側を1回叩く必要がありました。
袋を傾けると、わりとスムーズに中身(プロテイン)が流れるので、フレッシュロックにそのまま移すこともできます。粉が舞いやすいのと、袋の内側に残りやすいので、その2点には注意してください。
その他雑記
リミテストは以前からリミテストピュアシリーズを販売しています。人口甘味料不使用なのに2500円以下と安く、最初に見たときは驚いたものです。
そして、更に低価格で発表されたのが、今回レビューしたリミテストデリシャスシリーズでした。よりおいしく飲みやすくした、初心者用(エントリーモデル)としての位置づけのようです。
どちらのシリーズを選ぶかで迷ったら、人工甘味料を避けるならピュアシリーズ、おいしさを追及するならデリシャスシリーズでいいと思います。デリシャスシリーズは、おいしそうかつ物珍しい味ばかりなので、他メーカーに飽きた人にもおすすめです。
リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト の総評
好みかどうか(5段階評価)
:嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
飲み切ってからの感想
人工っぽいレモン香料が苦手で評価は低くなってしまいました。ポッカレモンが大丈夫なら、飲みやすいホエイプロテインだと思います。酸っぱさが欲しい人はクエン酸の準備もどうぞ。
リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。