多くのラインナップ数を誇るグロングのプロテイン。その中で最初に販売されたホエイプロテインがグロングスタンダードシリーズです。かつ、最もポピュラーなフレーバーであるGronG(グロング) ホエイプロテイン100 スタンダード ココア風味をレビューしていきます。
グロング スタンダード ココア風味 基本情報
参考にする前の注意
2021年09月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
乳清たんぱく(乳成分を含む)、ココアパウダー/乳化剤(大豆由来)、甘味料(スクラロース)、V.C、香料、ナイアシン、抽出V.E、パントテン酸Ca、V.B1、V.B6、V.B2、V.A、葉酸、V.D、V.B12
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2780円/1kg(2021年9月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 80.62円/おおよそ29g(1kgで約34.48食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 73.96円/おおよそ26.61g(1kgで約37.59食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.7円
飲み方
- 水または牛乳約150mlを目安に入れ、その後に、付属のスプーンで小山盛り2杯(約29g)を目安に入れて、溶かしてお召し上がりください。
- 量は、お好みに応じて調整してください。
- 溶かした後は、お早めにお召し上がりください。
- プロテインシェイカー(別売り)を使用すると溶けやすく、手軽にお召し上がりいただけます。
グロング スタンダード ココア風味 パッケージ裏
グロング スタンダード ココア風味 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 118.0kcal | 108.26kcal |
タンパク質 | 21.8g | 20.0g |
脂質 | 2.2g | 2.02g |
炭水化物 | 2.9g | 2.66g |
食塩相当量 | 0.15g | 0.14g |
1回分の量(g) | 29.0g | 26.61g |
購入前にわかる特徴
他のグロングスタンダードシリーズと同じく、11種類のビタミンが添加されています。
タンパク質量は30g中22.55g(75.2%)です。2020年10月に集計した、他メーカーを含むタンパク質量を比較した際は、味なしプロテインを含めた82種類のうち32番目、味付きでは74種類中24番目と平均より高めの数値でしたが、他のスタンダードシリーズと比べると少し低めでした(グロングスタンダードバニラが77.2%、ストロベリー・バナナ・抹茶が76.9%)。
グロングのホエイプロテインは2021年7月15日に値段が改定されました。今回レビューするグロングスタンダードシリーズは、2480円から2780円に値上げしました。
また、3kg入りの大容量パックが通常価格6780円で発売されています。Amazonタイムセールにおいて、1kg・3kgパックともに値下げ対象になっていることが多いです。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
押すと固まる片栗粉タイプのもったりした粉です。粉をすくってスプーンを傾けてもなかなか落ちません。真横を向いてもほとんどがさじ上にとどまり、斜め下を向いたくらいで全てがぼさっと一気に落ちました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン2杯(規定量/約29g)のプロテインを入れて:
公式推奨量150mlの水で割って30回(約10秒)シェイクしたら
比較的溶けやすいです。少々ダマは残りますが、泡立ちはかなり少なめ。
150mlの冷たい牛乳で割って30回(約10秒)シェイクしたら
泡立ちは少ないですが、1~2mm程度のダマが少なからず残りました(シェイカー側面にはりつく)。気にならない程度ではあります。
袋を開けた瞬間に思ったこと
よくあるココアプロテインの香り。グロングシリーズは甘さが強い印象だけど、ちゃんとココア自体の香りがする。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
泡立ち少ない。ココアの香りのおかげかホエイはほぼ感じない。でもやっぱり甘め、人工甘味料!って感じ。後味の違和感も強い。
はじめて牛乳で割ったとき
甘いなー、甘くしすぎたココアって感じだ。舌に触れた瞬間に、人工甘味料の違和感がわかる。慣れるかなー、今はあんまり好きではないな。
飲みなれてからの味の印象
よくある安定した(ありがちな)味のココアプロテイン
味付きのホエイプロテインを飲みなれているなら、もっとも一般的なココア味というのはイメージしやすいかと思います。グロングスタンダードココア風味は、まさにそのイメージ通りのプロテインでした。安定した味とも、ありがちな味ともいえます。
ココアよりは甘さを強く感じます。どうしても、人工甘味料の違和感と後味も強いです。ホエイ感は甘さで打ち消されているのかほぼ気にならず。
人工甘味料入りのホエイプロテインを試したいならドンピシャの商品ともいえます。これが駄目なら、人工甘味料を使用したホエイプロテインは避けたほうがよさそう(私はちょっと苦手です)。
泡立ちが少なくシェイク直後に飲める
泡立ちの少なさはかなり優秀でした。シェイク直後、蓋を上げてすぐに一気飲みできます(これは実は珍しく、シェイク直後に全部泡というホエイプロテインも少なくありません)。ただ、シェイクがうまくいかないと小さなダマが残ることがあります。
水でシェイクすると『人工甘味料感が強い甘いココア水』
水割りは人工甘味料の違和感が特に強いです。そればっかり気になってしまって、慣れるまでは飲むのがしんどいと感じてしまいました。変に甘い、ココアとホエイの入った水、としか言いようがありません。
水150mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
泡立ちほぼなし。推奨量でもやっぱり甘め。
水150mlに付属スプーン2杯で冷蔵庫に数時間放置
下にココアが沈んでいたのでシェイクし直して飲みました。冷たさでココアの風味がつつまれて、より人工甘味料感が出てしまうタイプ。粉っぽさも気になります。
水100mlに付属スプーン2杯
水分量が少なくても気を付けてシェイクすれば溶けます。しかし、ココアよりも甘さがより強調されてしまいました。
水200mlに付属スプーン2杯
薄い上に変な甘さが際立ちます。水は増やさないほうがよさそう。
牛乳でシェイクすると『ちょっと甘くしすぎたミルクココア』。
牛乳割りの場合、人工甘味料の違和感はまだあるものの、だいぶ飲みやすくはなります。無理やり表現するなら甘さを足しすぎたミルクココアといった具合でしょうか。
泡立ちが少なく、ダマは残るものの気にならない程度。ホエイ感はほぼ感じないですし、違和感に慣れたころには美味しいと感じられることもありました。
牛乳150mlに付属スプーン2杯(公式推奨量)
前述した通り。甘めのミルクココア。
牛乳150mlに付属スプーン2杯で冷蔵庫に数時間放置
放置しても小さなダマがいくつか残っていました。少しとろみがついたかな? 水と同じく、冷やすと甘さの違和感が増します。
牛乳100mlに付属スプーン2杯
やはり水と同じく甘さがより強調されます。トロっとしていますが、シェイク飲料ほどどろどろしておらず、容器を傾ければちゃんと流れてきました。
牛乳200mlに付属スプーン2杯
牛乳の主張が強くなります。人によってはこれくらいのほうが飲みやすいかも。甘さの違和感は相変わらずです。
純ココアを足せば甘さの違和感が減る
人工甘味料の風味をごまかしたいなら、純ココアを更に足せば、少なからず効果があります。ただ、純ココアはダマになりやすいため、それが潰れて苦味を感じるようにもなります。この辺は好み。
水150mlに付属スプーン2杯+純ココア小さじ1
水割りだとココアを足しても違和感は残ります。それでもだいぶ飲みやすくはなります。
牛乳150mlに付属スプーン2杯+純ココア小さじ1
甘さの違和感がだいぶマシになり、純ココアの苦いダマがアクセントにもなって、普通においしいココアとして飲むことができました。個人的なベスト割合です。
付属スプーンについて
スプーンは、袋にいれた状態で、パッケージの外側にセロハンテープで貼り付けてありました。
付属スプーン1杯の容量
30cc
付属スプーン1杯のグラム数
公式表記
小山盛りで約14.5g(小山盛2杯で約29gと表記)
すりきり実測
約12g(5回計測して12g-11g-12g-11g-12g)
小山盛り実測
約15g(5回計測して14g-17g-16g-14g-16g)
タンパク質を20g採りたい場合
小山盛り約1.7杯(プロテイン1回量26.61g÷15gで計算)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。ただし、途中でカサ減らしを頻繁にしてやる必要があります。容器を叩くだけでなく、容器全体を揺らせばうまくいきます。
袋からそのまま容器に移すのはやめておいたほうがよさそうです。粉がサラサラしておらず、一気に塊でおちますし、袋の形状的にも向いていません。私はスプーンで1杯ずつ地道に移しました。
その他雑記
Amazonでは『ダマが残りがち』というレビューが多く見つかりました。たしかに完全には溶けないですが、小さいダマなので、個人的には気にならない程度かなーと思います。
もし駄目そうなら、今回のグロングスタンダードシリーズではなく、より溶けやすく美味しいプロテインを目指したというグロングベーシックシリーズを選ぶのも手です。簡単に両者の違いを書いておきます。
- グロングスタンダードシリーズ(今回レビューしたシリーズ)
- グロングから初めてリリースされたプロテインシリーズ。ベーシックシリーズと比べてタンパク質保有量が多い。味付きタイプでもマルトデキストリン(糖質)は含まれない。フレーバは5種類。
- グロングベーシックシリーズ
- スタンダードシリーズよりも『溶けやすく美味しいプロテイン』を目指して開発された新シリーズ。味付きはマルトデキストリンを含む。種類が多く、2021年9月時点で14フレーバーが発売されている。
グロング スタンダード ココア風味 の総評
好みかどうか(5段階評価)
:嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
飲み切ってからの感想
甘めで人工甘味料感が強い、よくあるココア味のホエイプロテイン。セールでなければコスパもさほどよくないですし、リピートする理由が見つからないというのが本音です。
先述した通り、人工甘味料を使用したココア味の(つまりは一般的な)ホエイプロテインを試してみたいとか、あるいはマルトデキストリンが入っていない甘いプロテインが飲みたいなら、選んでみてもいいかもしれません。
グロング スタンダード ココア風味 ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。