ボディウイングシリーズの味付きホエイプロテインのレビューは、(今後フレーバーの追加がなければ)今回のボディウイング ホエイプロテイン カフェオレ風味が最後になります。シリーズ共通のほのかな甘味と風味が飲みやすく、インスタントコーヒーを足すとさらにおいしくなりました。
ボディウイングカフェオレ 基本情報
参考にする前の注意
2020年06月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名(パッケージ裏より)
ホエイたんぱく(オランダまたはニュージーランド産)/レシチン(ひまわり由来)、香料、V.C、甘味料(ステビア)、ナイアシン、パントテン酸、V.B6、V.B2、V.B1、V.b12
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2390円/1kg(2020年6月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 57.36円/おおよそ24g(1kgで約41.67食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 61.68円/おおよそ25.81g(1kgで約38.75食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.08円
飲み方
明確な『飲み方』は記載されていなかったので、それに関連する箇所を引用しています。
水やジュースに溶かして飲む場合、市販のプロテインシェーカーをご使用いただくと溶けやすくなります
(中略)
シェイカーを使用しても飲みにくい、溶けにくいと感じる方は以下を参考にして下さい
1、シェイカーには水を先に入れて、粉末を後から入れると溶けやすくなります。
2、水の量が少ないと溶け残りやすくなり飲みにくくなります。(おすすめは24gに対して水100cc程度)※味の濃さはお好みによって水の量で調整してください
ボディウイング ホエイプロテイン カフェオレ パッケージ裏
ボディウイングカフェオレ 栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 96.0kcal | 103.23kcal |
タンパク質 | 18.6g | 20.0g |
脂質 | 1.5g | 1.61g |
炭水化物 | 1.8g | 1.94g |
食塩相当量 | 0.15g | 0.16g |
1回分の量(g) | 24.0g | 25.81g |
購入前にわかる特徴
タンパク質量は30g中23.25gです。2020年2月に他のメーカーと比較した表では、他のボディウイングシリーズの味付きと同じく、味なしプロテインを含めた56種類のうち6番目、味付きでは50種類中1番目と、とても優秀な値でした。
スクラロースなどの人工甘味料は含まれず、甘味づけには自然由来のステビアが利用されています。
標準価格は2020年6月時点で2390円。今のところタイムセールなどの値下げ対象になったことはありませんが、2020年7月から、Amazonにてお得な3袋パックの販売が予定されています。他フレーバーの3袋パックが5980円なので、同じ値段であれば1kg換算で2000円以下で購入できるようになるということです。
原材料、タンパク質量や値段を総合して考えると、(他のボディウイングシリーズと同様に)とてもコスパの高いホエイプロテインといえます。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
からっと乾燥しているような見た目で、粒子は粗めです。スプーンで押すと固まりますが、容器ごと動かせばすぐに崩れます。
スプーンですくって傾けると、さじが真横になるまでとどまり、その後にポソポソと段階的に落ちました。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(約24g)のプロテインを入れて:
公式推奨量100ccの水で割った場合
溶けやすくも溶けにくくもありません。丁寧にシェイクすればキレイに溶け切りますが、油断すると細かなダマがいくつも残ります。泡立ちはごく細かく、シェイク後10分経っても5mm程度残りました。
100ccの冷たい牛乳で割った場合
溶けにくくダマになりやすいです。適当に混ぜると3~5mm程度のダマがいくつも発生します。50cc足した150ccでシェイクすれば溶けやすくなります。
袋を開けた瞬間に思ったこと
カフェオレの香りはしない。ホエイらしいホエイの香りでもない。ボディウイングシリーズ共通の香り。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
おお、コーヒーっぽい香りがする、でもホエイの香りもわかる。味はホエイにインスタントコーヒーを混ぜた感じ、確かにカフェオレ、まずくはない、おいしいとも言い切れない。
はじめて牛乳で割ったとき
ほのかにコーヒーの香りがする。カフェオレ牛乳? これは違和感がないし、なかなかにおいしい。
飲みなれてからの味の印象
控えめな甘さと香りはボディウイング共通
他のボディウイングシリーズと同じく、甘さも風味も控えめなホエイプロテインです。
今回のカフェオレ風味は、粉の状態ではほぼコーヒーの風味はわからず、水や牛乳でシェイクしてやっとほのかに香る程度でした。どちらかといえばドリップタイプでなくインスタントコーヒーに似ています。ホエイの香りもほんの少し。
味はコーヒーの香りを足したホエイ(もしくは粉ミルク)。コーヒー感がメインではないものの、ホエイとの組み合わせは自然で違和感は少ないです。
人工甘味料(アスパルテームなど)が不使用なので、特有の舌に残るような後味はありません。自然由来の甘味料であるステビアの癖は、コーヒーの香りでうまく隠れているように思います。少なくとも抵抗感はありませんでした。
以前レビューした FIXITホエイプロテイのコーヒーと比べて、甘さや風味が減った代わりに、より自然な味に近づいたと感じます。個人的にはボディウイングカフェオレのほうが好みです。
水で溶かすとホエイっぽいカフェオレ
水が少ないほどカフェオレ感が増します。前述した通り控えめな風味なので、人によっては推奨最低量の100ccでも薄く感じるかもしれません。
水100ccに付属スプーン3杯(個人的ベスト)
多少ホエイ臭さはあるものの、カフェオレ風味もしっかりしていて、水割では最も美味しいと感じました。コツさえつかめば水が少なくてもダマなく溶けます。
水150ccに付属スプーン3杯
コーヒーの香りも味も薄く感じます。まずくはないですがおいしいとも言い切れず。
水150ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置
コーヒーの香りは残り、甘さは少々鈍くなりました。ホエイ感も残りますが、冷たさが合っていて、常温より飲みやすい、かつ美味しく感じました。
水200ccに付属スプーン3杯
さすがに薄いです。コーヒー風味のホエイ水。ステビアの後味も目立ち、飲むのが苦痛になりました。
牛乳で溶かすとほのかに甘いカフェオレミルク
牛乳でシェイクすると(ちょっと牛乳を入れすぎた)カフェオレの味に近づきます。カフェオレミルク?
牛乳との相性はかなり良いです。ホエイ臭さもほぼ気にならなくなり、より違和感がなくなります。人によってはボディウイングシリーズで一番飲みやすいかも。
牛乳100ccに付属スプーン3杯
溶けにくいので慎重にシェイクする必要があります。失敗すると、大き目のダマがいくつも残り、かなり飲みにくく味もしつこくなります。
きちっと溶け切れば最もカフェオレ感が強くなり、味もしっかりして満足感が増します。甘ーいプロテインに慣れている人なら、100ccがベストかと思います。
牛乳100ccに付属スプーン3杯で冷蔵庫に長時間放置
残っていたダマが溶けてどろんとしていました。溶けかけのアイスのようです。甘さ控えめのカフェオレミルクアイス。これはこれでわりとおいしい。
牛乳150ccに付属スプーン3杯(個人的ベスト)
100ccと比べて段違いに溶けやすくなります。味は少し牛乳に寄りますが、やはり違和感なく飲みやすいですし、まあおいしいと思えます。牛乳割りでの個人的なベスト。
牛乳200ccに付属スプーン3杯
カフェオレ感が減り、甘味が目立つようになります。薄いとは感じませんが、もうすこし香りが欲しい。
小さじ1のインスタントコーヒー足しがおすすめ
よりカフェオレ感を出すためにインスタントコーヒーを足したら、これがどんぴしゃの大正解。元の甘さが控えめなおかげで、コーヒーの苦みが際立ち、普段から飲みたいくらいに好みの味になりました。ようはおいしかった。
水割りにインスタントコーヒーを足すと
コーヒーの香りが際立ち、苦味がプラスされてなかなかにおいしい。カフェオレというよりは、コーヒーにミルクを多めに垂らしたような味。
おすすめは水150ccに対してインスタントコーヒー小さじ1(2g)。小さじ1だとさすがに酸っぱすぎてクエン酸味になってしまいます。
牛乳割りにインスタントコーヒーを足すと
色からしてカフェオレに近づき期待が膨らみ、飲んだらまあカフェオレ、とにかくおいしかったです。甘さの違和感、ホエイ臭さ、どちらもうまくコーヒーが覆い隠してくれます。これなら毎日飲める。
おすすめは牛乳150ccに対してインスタントコーヒー小さじ1。少々泡立つようになり、それがまたカフェオレっぽくて美味。インスタントコーヒー分、コスパが悪くなってしまうので、たまのご褒美にしかできないのが悲しかったくらいです。
ココア足しはやめておいたほうがいい
『大抵のホエイプロテインはココアを足せば何とかなる』と、思っているのですが、今回のボディウイングカフェオレ風味には当てはまりませんでした。水割り、牛乳割り、ともにカフェオレとココアがよい所を打ち消しあってしまい、変な香りのする粉ミルクになってしまいます。あまりおいしくないのでおすすめはしません。
付属スプーンについて
スプーンはパッケージ裏にシールで固定されていました。
付属スプーン1杯の容量
おおよそ20cc(記載なし)
付属スプーン1杯のグラム数
すりきり
約9g(5回計測して8g-9g-9g-9g-8g)
小山盛り
約11g(5回計測して11g-11g-11g-11g-11g)
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。途中で容器を横から叩いてカサを減らす必要がありました。
傾けた袋から容器へ直接移すことが可能でした。粉はさらさらと落ちず、小さな固まりごとに落ちていくので、袋を揺らしながら慎重に行うのがコツです。
その他雑記
ボディウイングシリーズは、何か足したり工夫したりすると急に化ける印象です。今回の+インスタントコーヒーも個人的な好みにドンピシャでした。
おいしさのポイントはやっぱり苦味。一般的に、コーヒー系のプロテインは甘さ強いものが多い(というイメージ)ですが、ボディウイングカフェオレ+インスタントコーヒーの場合、甘さが控えめなので、コーヒー自体の風味をうまく生かしてくれます。
たぶん、ドリップタイプよりはインスタントコーヒーのほうが合います。ちょっとチープな感じがとてもよいです。
ボディウイングカフェオレ の総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
飲み切ってからの感想
インスタントコーヒーを足した牛乳割りは☆5。どうやら私にはボディウイングシリーズが合っているようです。プロテインレビューがひと段落したら、ボディウイングばかりリピートしそうな気がします。
ボディウイングカフェオレ ギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。