AndroidスマホからDynalistへメモを放り込むアプリ DynawriteとQuickDynalistの比較

AndroidスマホからDynalistへメモを放り込むアプリ DynawriteとQuickDynalistの比較のサムネイル

androidスマホからWEBベースのクラウドアウトライナーであるDynalistにメモを放りこむためのアプリ、DynawriteQuick Dynalistを紹介しつつ比較します。

Dynalistについて

ウェブベースのアウトライナーツールです。アウトライナーをすごくざっくばらんに一言でいうなら『文章を階層で管理するデジタルメモ』で、アウトラインプロセッサとも呼ばれています。要は下の画像のようなもの。

アウトライナーの例。Dynalistの一部

アウトライナーであるDynalistの一部分

詳しく知りたければ以下のサイトへ。使い方を一通り説明してくれています。

なお、この記事は無料版のDynalistを利用していることを前提に書いています。

Dynalistへメモを放り込むAndroidアプリ

ここでは『Dynalistへメモを放り込むAndroidアプリ』を、『元となるDynalistアプリを開かずに、決められた箇所にメモを挿入してくれるアプリ』とします。

これに該当するのがDynawriteQuickyDynalistです。

Dynawrite

AndroidだけでなくiPhoneでも使えるDynalist用メモアプリです。アプリの開発者が日本の方なので、デフォルトで日本語に対応しています。

表示言語
日本語
使用開始までの操作
アプリ内からのDynalistへのログインのみ

Dynalistへの書き込み画面

Dynawrite内の『メモ入力画面』から、Dynalistへメモを放り込むことができます。改行を利用することで、一度に複数のメモを放り込むことも可能です。

DynawriteからDynalistへ

Dynawriteのメモ入力画面からDynalistへの放り込み

登録語句(年月日や時刻、その他自由な文章)やテンプレート機能(メモを放り込むときに決められたテンプレートを読み込む)などがあります。

Dynalistへ書き込みについて

メモを放り込む場所(inbox)の場所は指定した1か所で固定です。アプリ内で表示されるチュートリアルに従って登録します。

通知領域にアイコンを表示することができるので、書き込むまでの手順を簡略化することができます。

また、アプリ内でDynalistのそのものを表示させて編集することもできます。

その他

テーマの変更により、ベースカラーと呼ばれる、全体のデザインカラーが変更できます。背景が暗くなるナイトモードはありません。

無料版はメモを放り込む回数の上限が設定されています。制限数の上限に達すると、これ以上は登録できないので有料版を購入してくださいというダイアログが出て、メモを放り込めなくなります。これは有料プラグイン(400円)を購入することにより解除できます。

iPhone版ですが詳しく説明されているサイトを見つけたのでリンクを貼っておきます。

Quick Dynalist

Android限定のDynalist専用アプリです。日本語には対応していません。

メモの送信だけでなく、Dynalistに登録されたアイテムの検索やフィルターでの抽出など、様々な機能が搭載されています。

表示言語
英語
使用開始までの操作
アプリ内からのDynalistへのログインとトークンの入力

Dynalistへの書き込み画面

メモを放り込むための書き込み画面には、表示されている画面上に重なって表示されるダイアログ風のものと、

Quick DynalistからDynalistへ

Quick Dynalistダイアログ風画面からの放り込み

日付、時刻、ノートの同時登録が可能な全体表示による入力画面があります。

Quick DynalistからDynalistへ2

Quick Dynalist全体表示画面からの放り込み

どちらも改行不可で、1度に1つのアイテムしか登録できません

また、アプリのメイン画面によりDynalist全体を移動して表示・編集することもできます。

Dynalistへ書き込みについて

メモを放り込む場所(inbox)の場所は複数の指定が可能です。Dynalist本体で設定するinboxのほか、Dynalistのアイテムに #inbox #quickdynalist などの専用タグをつけることでも登録できます。

Google音声入力との連携機能があります。メモ画面で音声入力ボタンを押し、発声を終了した直後に自動でメモとして登録するよう設定できます。

その他

テーマ変更により、デフォルトのライトモードと、暗い背景のナイトモードを切り替えることができます。

メモの送信のほか、指定した文字列でのアイテム検索、複数の条件に合うアイテムを抽出して表示するフィルター、ホーム画面でのウィジェット・ショートカットなどの機能があります。

無料版でも機能制限はありません。

DynawriteとQuick Dynalistを単純比較

表示言語
DynaWrite:日本語
Quick Dynalist:英語
メモを放り込める場所の数
DynaWrite:1か所固定
Quick Dynalist:複数選択可
一度に放り込めるメモの数
DynaWrite:改行により複数のアイテムを追加できる
Quick Dynalist:1回の放り込みで1つのアイテムだけ
テーマの変更
DynaWrite:ベースカラーの変更可、背景色の変更不可(ダークモードなし)
Quick Dynalist:ライトテーマ(白背景)とダークテーマ(黒背景)で切替
設定のインポート・エクスポート
DynaWrite:あり(有料プラグイン)
Quick Dynalist:なし
無料版での機能制限
DynaWrite:あり(放り込み回数が一定数を越えるとメモを登録できなくなる)
Quick Dynalist:なし
広告とアプリ内購入
DynaWrite:あり。400円のプラグインで機能制限解除と広告削除
Quick Dynalist:どちらもなし
その他の独自機能
DynaWrite:テンプレートの登録、クリップボード履歴、通知領域からの起動、、位置情報の追加(有料プラグイン)
Quick Dynalist:音声入力からの即時送信、アイテム検索、フィルター抽出、ウィジェット、ショートカット

管理人はQuick Dynalistを利用しています。英語がわからないこともあり、最初は戸惑いましたが、慣れると使いやすいので今ではとても気に入っています。

次回からの記事で、Quick Dynalistについて一通り解説しているので、よければ参考にしてください。