災害時に備えて懐中電灯を買って、いつもは使わないからと棚の奥にしまっておいたら、いざというときに見つけられなかった。そんなことがあるかもしれません。そんな時、普段使いしていたものなら話は別です。
パナソニックのLEDランタン BF-AL05P-W は、まさに日常でも使える置き型ランタンでした。
パナソニック LEDランタン BF-AL05P-W の販売状況と現行品との違いについて
当ページでレビューしているのはBF-AL05Pシリーズですが、現行で発売されているのはBF-AL05Nシリーズがメインです。前者は電池なしで購入時1500円程度、後者はエボルタ付きで2500円程度で、パッケージのデザインも異なります。
電池なしのBF-AL05Pはすでにネット上での扱いが極端に減っており、終売に向かいつつあるようです。
また、本体のランタンの明るさの少々異なります。公式サイトによると以下の通りです。
- BF-AL05P(電池なし)
- 明るさ照度 強点灯:約8 lx 弱点灯:約0.3 lx (50cm前方 電池初期時)光束 約30 lm(参考値)
- BF-AL05N(エボルタ付き)
- 照度 強点灯:約10 lx 弱点灯:約0.3 lx (50cm前方 電池初期時)
光束 約36 lm(参考値)
パナソニック LEDランタン BF-AL05P-W の基本情報
- 仕様電源
- 単3形電池 3本(充電池使用可能)
- 大きさ
- スタンドセット時:約幅70mm×奥行70mm×高さ135mm
本体寸法:約幅60mm×奥行60mm×高さ125mm - 質量
- (本体) 約150g(パナソニックアルカリ乾電池含む)
(スタンド) 約30g
ギャラリー
パナソニック LEDランタン BF-AL05P-W の気に入っているところ
シンプルで部屋になじむデザイン
いかにも懐中電灯! という見た目ではなく、電球を現代風にアレンジしたようなデザインで、部屋にそのままあっても違和感が少ないです。
柔らかな電球色で夜に使っても目が痛くない
蛍光灯などの白い明かりとは違い、柔らかな橙の光なので、深夜に急に使っても目が痛くなりません。
置き型でも手持ちでも利用でき、吊り下げも可能
スタンドに置いておけば置き型ライトに、外せば手持ちライトになります。例えば、普段はベッドサイドに置いておいて、トイレに行くときに持ちだす、といった使い方ができます。
また、本体下にひもを取り付けるための穴が空いているので、吊り下げて利用することもできます。
強弱二段階で光る
スイッチを押す回数で光の強弱を調整できます。1回押すと弱、2回押すと強です。いきなり強にすることはできませんが、段階的に明かりが強くなるほうが目に優しいので短所にはなりません。
スイッチのオンオフが簡単
置き型、手持ち、ともスイッチのオンオフが単純でわかりやすいです。置き型のときは上からとんと叩き、手持ちのときはそこの黒いボタンを押すだけです。置き型の際、結構しっかりと押さないと灯がつかないので、誤爆することもありません。
防滴仕様
パッケージ裏の説明には以下のように書いてあります。
大雨の中では使用しないでください。
(中略)
浴室では使わないでください。湿気により動作しなくなる場合があります。パナソニック LEDランタン BF-AL05P-W パッケージ裏
小雨程度なら使えるということなので、吊り下げられるという特徴と合わせ、アウトドア用途としてもぴったりです。
電池の交換も簡単
ランタン本体の蓋をひねって外せば、すぐに電池交換ができます。ドライバーなどの工具は不要です。ただ、明かり部分を上にして開けると電池がばねで飛び出てくることがあるので注意が必要です。
パナソニック LEDランタン BF-AL05P-W のちょっとした欠点
スタンドに立てたときに少し斜めになるときがある
スタンドにカチッとはまるわけではなく、ただ置くような形になっています。そのため、ほんの少しですが、本体が斜めになっていることがあります。ただ、そこまで極端ではないのでほとんど気になりません。
スタンドに立てたときに本体裏側のOPEN CLOSEの文字が隠れない
スタンドに立てたとき、ランタンを表にしていると、パナソニックのロゴと型番が正面に来ます。それを隠すため、本体裏側を正面に向けると、電池交換の蓋の開け閉め方法を示すON OFFの文字が隠し切れずにはみ出ます。
これも細かい指摘なのですが、せっかくシンプルなよいデザインをしているからこそ、もったいないなあと感じてしまいました。
今回レビューしたBF-AL05Pシリーズも、現行モデルのBF-AL05Nシリーズも、かなりの人気商品のためたびたびネットショッピングサイトから在庫がなくなります。特に、大きな災害があった際にその傾向が強いです。もし買う予定があるのなら、あるうちに注文しておくのをお勧めします。
なお、2020年1月に、現行モデルの青、ピンク版が発売されます。ひとつ前の電池付きモデルであるBF-AL05Kシリーズにもあったので、それの後継品のようです。