前回飲んだのはアルプロンのココアミルク風味、今回はハイクリアー WPCホエイプロテイン100 プレミアムココア味と、ド定番のココアを続けて飲み切りました。連続で飲むと、同じココアでも味や風味が異なるのがよくわかります。
ハイクリアー プレミアムココア味 の基本情報
参考にする前の注意
2019年10月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名
乳清タンパク、ココアパウダー、クリーミングパウダー、化石サンゴカルシウム/乳化剤(大豆由来)、ビタミンミックス(V.C、抽出V.E、ナイアシン、パントテン酸Ca、V.B1、V.B6、V.B2、V.A、葉酸、V.D、V.B12) 、甘味料(スクラロース、アスパルテーム・L- フェニルアラニン化合物)
記事更新時の値段
- 記事更新時のAmazonでの値段
- 2298円/1kg(2019年11月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 57.45円/おおよそ25g(1kgで約40食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 63.1円/おおよそ27.46g(1kgで約36.42食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.15円
飲み方
付属スプーン摺り切り3杯~4杯程度を150ml~300mlの水やお好きな飲料に混ぜてお召し上がりください。
ハイクリアー WPCホエイプロテイン100 プレミアムココア味 パッケージ裏
付属スプーンの容量
20cc
ハイクリアー プレミアムココア味 の栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 103.16kcal | 113.3kcal |
タンパク質 | 18.21g | 20.0g |
脂質 | 1.62g | 1.78g |
炭水化物 | 2.93g | 3.22g |
食塩相当量 | 0.11g | 0.12g |
1回分の量(g) | 25.0g | 27.46g |
購入前にわかる特徴
タンパク質のほかに11種類のビタミンと天然由来のミネラルを含有しています(ハイクリアーシリーズ共通)。
国内有名メーカーのココアを使用しているとのことですが、具体的なメーカー名は未発表。
香料なしのおかげか、他のハイクリアー味付きプロテインに比べて値段が少し安いです(記事投稿時点でプレミアムココアが2298円、その他一般的な味付きが2498円)。また、定番の味だからか、たまにアマゾンのタイムセールで見かけます。
なお、2019年10月末、期間限定でWPC85のグラスフェッドにアップグレードされていました。
WPCとは
プロテインの精製方法の一つで正式名称はホエイプロテインコンセントレート。安価で一般的な製法で、タンパク質の含有量は75~85%。ハイクリアー通常版の数値は見つかりませんでした。
グラスフェッドとは
牧草。プロテインにおいては、牧草地で育てられた牧草のみを食べて育ったグラスフェッド牛由来のホエイたんぱくを利用しているということ。通常のものより栄養価に優れているらしい。
今回レビューしているのは通常版で、ハイクリアーシリーズの中では標準的なたんぱく質量です(1回25gに対してタンパク質量18.6、保有率74.4%)。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
付属スプーンすりきり1杯のグラム数
約10g(3回計測して9g-10g-10g)
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
かなりさらさら。スプーンですくって傾けるとさらさらと零れ落ちます。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(25g~30g)のプロテインを入れて:
冷水で割った場合
比較的溶けやすい。しっかり振ればダマは残らない。つぶれやすい大きな泡が立つ。
冷たい牛乳で割った場合
少しダマが残りやすい。牛乳割りにしては大きめな泡が立つ。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
うすい、ココアの匂いは強いのにココアの味がしない、変な甘みだ、水なのにミルク感がある?
はじめて牛乳で割ったとき
ココア感が少しわかる、水よりは飲みやすい、甘くて小さなダマが多い
飲みなれてからの味の印象
味が薄く感じる。ココア風味の甘い水のよう
ハイクリアーのプロテインは全体的に味付けが控えめな印象があり、最初に飲むときは200mlの水に対してスプーン3杯分の約30gを入れるようにしています。
今回はそれでも第一印象が『薄い』でした。原材料のクリーミングパウダーのおかげか、水割りでもほんのりミルクの香りもしたものの、ちょっとだけココア風味の甘い水、という印象です。
ただ、飲む前に、同じココアのアルプロンココアミルク味よりも強いココアの甘い香りを感じたため、予想とのギャップで『薄い』という感想が際立ってしまったのかもしれません。
シェイク直後の泡が弱弱しく透明であることに初見で気づいていたら、薄さを予想でき、もう少し好意的な感想を持っていた可能性もあります。
水を減らしても薄いという印象は変わらず
200mlで薄かったのでメーカー推奨量よりも少ない100mlの水で割ってみましたが、それでも薄く感じてしまいました。
というか、水を減らしても思ったように濃くはなりません。もっとココアが強くなると思ったのですが、際立つのは甘さだけで、風味はほぼ変わりませんでした。
人工甘味料の不自然な強い甘味
ココアの味は薄いですが、甘さはわりと強いです。人口甘味料らしい不自然な後味の残る甘さなので、苦手な人は避けたほうがよさそう。
牛乳で割るとココア感が少しわかるようになる
不思議なのが、牛乳で割るとココアの味が際立つようになることです。普通のココアも牛乳と混ぜることが多いため、無意識でココアの風味を感じたのかもしれません。
独特の変な甘みも目立たなくなり、水で割ったときよりはおいしく飲むことができました。
ただ、水で割るよりダマが残りやすいです。これが例の甘さの塊なので、しっかりシェイクして溶かしきる必要があります。
なお、スプーン3杯に対する牛乳の量での印象の違いは以下の通り。
牛乳200ml
甘い牛乳に少しココアを足した感じ、わりと飲みやすい
牛乳150ml
ココアの味がわかるようになる、これならおいしいと思える、
牛乳100ml
ココアの味がしっかりわかるが、甘い小さなダマが多く残り、飲みにくい
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入りますが、途中で容器を叩いてカサを減らす必要があります。さらさらしているので、袋から直接移してもこぼさずに入れることができました。
その他雑記
ココア味が連続したこともあり、どうしても前回のアルプロン ココアミルク味と比べながら飲んでしまいました。
正直に言うと、今回のハイクリアープレミアムココアより、ココアの風味が強いアルプロンのほうが飲みやすく好みです。ハイクリアープレミアムココアは甘みの不自然さに慣れることができず、飲み切っても苦手なままで終わってしまいました。
ただし、成分的にはマルトデキストリン(でんぷんを原料とした多糖類)を含まないハイクリアーのほうが望ましいので、どちらを選ぶかは難しいところです。
同価格帯のプロテインでココア味のものをあと2種類知っているので、それらとも比較してみたいところ。
ハイクリアー プレミアムココア味 の総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲めるけど好きではないし、もう買わない。
飲み切ってからの感想
ココアの香りはしっかりわかるけれど、ココアの味はさほどわからず甘い、という、なんとも言いようのないプロテインでした。牛乳で割れば飲みやすいので、甘くて少しでも安いプロテインが欲しい方なら試してみてもいいかもしれません。
ハイクリアー プレミアムココア味 のギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。