Amazonでの販売に特化する低価格帯プロテインメーカーの1つであるハイクリアー。頻繁に新しい味を出すので選んでいるだけで楽しいです。今回はその中でも変わり種のグラスフェッド抹茶味を飲み切ったのでレビューします。
ハイクリアー グラスフェッド抹茶味 の基本情報
参考にする前の注意
2019年10月時点の情報であり、現行のものとは異なる可能性があります。
パッケージの見た目
原材料名
乳清タンパク、粉末抹茶、クリーミングパウダー/甘味料(ステビア)
記事作成時の値段
- 記事作成時のAmazonでの値段
- 2780円/1kg(2019年10月時点)
- 1食分の値段(通常量)
- 69.5円/おおよそ25g(1kgで約40食分)
- タンパク質量20gで計算した1食分の値段
- 76.84円/おおよそ27.64g(1kgで約36.18食分)
- タンパク質1gの値段
- 3.84円
飲み方
付属スプーン摺り切り3杯(25g)~4杯(33.3g)程度を150ml~300mlの水やお好きな飲料に混ぜてお召し上がりください。
ハイクリアー WPCホエイプロテイン グラスフェッド 抹茶味 パッケージ裏
付属スプーンの容量
20cc
ハイクリアー グラスフェッド抹茶味 の栄養成分表
項目 | 公式 | タンパク質20g基準 |
---|---|---|
エネルギー | 97.96kcal | 108.24kcal |
タンパク質 | 18.1g | 20.0g |
脂質 | 1.3g | 1.44g |
炭水化物 | 3.22g | 3.56g |
食塩相当量 | 0.09g | 0.1g |
1回分の量(g) | 25.0g | 27.62g |
購入前にわかる特徴
売りがはっきりしているプロテインです。一言でいえば天然・自然志向。グラスフェッド牛(牧草地で育てられた牧草を食べた牛)由来のホエイタンパク、人工甘味料なし(植物由来の天然甘味料であるステビアを使用)、抹茶は静岡県産の歴史ある抹茶メーカーの高品質にこだわったとのこと。
購入後にわかる情報と飲んだ感想
付属スプーンすりきり1杯のグラム数
実測で約10g。パッケージ裏説明では25gで3杯分なので約8.3gなので差があります。仕様?
プロテインの見た目(さらさら、もったり)
さらさら。スプーンですくって傾けるとさらさらと零れ落ちます。
溶けやすさ
シェイカーに付属スプーン3杯(25g~30g)のプロテインを入れて:
冷水で割った場合
10秒ほどで溶けるが3cm程度の泡が残り、さらに10分ほど放置すると泡が収まる。
冷たい牛乳で割った場合
水より泡立ちが強く、収まるのも遅くなる。
味の第一印象
はじめて水で割ったとき
ちょっと青臭い? というか草っぽい。これがグラスフェッドの特徴なのかな? 思ったより抹茶の味はしない。甘さは控えめ。おいしいけど、すごくおいしいというわけではない。
はじめて牛乳で割ったとき
水で割るよりこってりする。
飲みなれてからの味の印象
青臭さは次第に気にならなくなってくる
最初に飲んだときは一口目で青臭さを感じました。牧草を食べて育つグラスフェッドビーフだからか、と予想したものの間違っていたようです。調べてみたら、甘味料のステビアには独特の青臭さがあるとのこと。おそらくこちらが原因でしょう。
慣れてくればほぼ青臭さは感じなくなります。なんとなく抹茶の香りと混ざってわからなくなっていく感じです。ハイクリアーの他のグラスフェッドシリーズを飲んだわけではないので断言はできませんが、抹茶などの植物系のほうが相性がいいのかもしれません。
人工甘味料特有の不自然な甘みがない!
人工甘味料特有のあの不自然な甘み・後味はゼロ! 嫌いな人はとことん嫌いなものなので、かなり大きな特長です。これだけで人に勧める理由になります。
水で割った場合は『薄い抹茶オレ』
水で割ったときの印象は一言で『薄い抹茶オレ』。飲み始めてすぐは物足りない感じがしましたが、慣れてくると、甘さ控えめで飲みやすくおいしいと思えるようになりました。
さっぱりした感じはなく、こってりした重たさもないので、食欲がなくてもまあまあ飲めます。また、強い特徴がないおかげで最後まで飽きることはありませんでした。
パッケージ裏には付属のスプーン3~4杯に150ml~300mlと書いてありますが、300mlだとかなり薄くなってしまいます。個人的にはスプーン3に水150mlが好みです。
牛乳で割った場合は『こってりした抹茶オレ』
多めの牛乳に抹茶をいれて甘みを足した味です。満腹感はそこそこ。ちょっとこってりしすぎるので、私は水で割るほうが好きでした。
シナモンをいれたらなんだかわからないものになった
(魔が差して?)試しにシナモンを入れてみたら失敗しました。抹茶とシナモンどちらのにおいも打ち消されて何とも言いようのない香りに。
シナモンは論外として、その他のアレンジも難しいです。ココアも合わないだろうし、しいて言うなら黒蜜を足すくらいしか思いつきません。
フレッシュロック 角型 2.7L に入るか
プロテイン1kgの保管用としてよく使われているタケヤ フレッシュロック 2.7lに入りきるかどうかの検証です。
ぴったり入ります。さらさらしているから入れやすいですが、途中でボトルを振ってかさを減らす必要がありました。
その他雑記
グラスフェッドビーフとはなんなのか
グラスフェッドビーフは牧草で飼育された牛のことです。対して、穀物で飼育された(一般的な)牛はグレインフェッドビーフと呼びます。
できるだけ自然に近づけた環境で、本来あるべき姿で放牧して育てた牛だから栄養価が高いしうまいよ! くらいに私は認識しています。
余談ですが、”うつ消しごはん”などの著者である藤川徳美先生は、ふるさと納税の制度を利用して、頻繁にグラスフェッドビーフをご実家に送っているそうです。プロテインはビーレジェンド推しの方ですが、ハイクリアーグラスフェッドシリーズを教えたら興味を持ってくれるかも?
自然派にこだわりつつも値段を上げすぎないのはすごい
前述したとおり、とにかく天然・自然志向のプロテインです。自然派にこだわるとどうしても値段が上がってしまうものなのですが、同一メーカーの一般的なプロテインとの差を数百円程度に抑えているのだから驚きます。具体例として、グラスフェッドでないノーマル抹茶味のプロテインが(2019年09月時点で)2398円なので違いはおおよそ400円程度。
ノーマルタイプにも長所はあり、人工甘味料は使われているものの、ビタミンとミネラルが足されています。2つのタイプのどちらを選ぶかは好みです。甘味料が違うので味も違うのだろうとは思いますが、試していないので詳細は不明。
ハイクリアー グラスフェッド抹茶味 の総評
好みかどうか(5段階評価)
:飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
飲み切ってからの感想
独特の青臭ささえ慣れてしまえば、おやつにもできるなかなかおいしいプロテインでした。甘さ控えめで飲みやすいです。ちょっと癖があるので子どもは好きじゃなそう。
人工甘味料に対する嫌悪感があるなら第一の選択肢です。自然派のわりには安く、実はお試し価格で後から値上げするつもり、と言われても驚かないだろうと思います。
ある程度の味を試し終わったときに値段が上がりすぎていなければまた購入するかも。
ハイクリアー グラスフェッド抹茶味 のギャラリー
パッケージスキャンはスキャナのサイズが足りなかったので分割スキャンしてから合成しています。
今までに飲んできたプロテインの個人的なランキング(現38種)
- :ご褒美になるくらいに好み。いずれまた必ず買う。
- ハイクリアーヨーグルト≧リミテストデリシャス アーモンドミルクチョコレート≧ハイクリアーグレープフルーツ旧≧ハイクリアーミックスフルーツ=リミテストデリシャス ストロベリー&ココナッツミルク>リミテストP抹茶
- :飲みやすく好印象。再購入の選択肢に入る。
- バルキーコーヒー>リミテストデリシャス キャラメルソルト>ボディウイングヨーグルト>アルプロンチーズケーキ≧ボディウイングキャラメル≧ハイクリアーグラスフェッドココア=リミテストPココア>ハイクリアーグラスフェッド抹茶>リミテストデリシャス ミルキーパイン>アルプロンチョコバナナ>ボディウイングカフェオレ≧ボディウイングチョコミルク
- :嫌いではないし、あれば飲む。再購入するかはわからない。
- リミテストデリシャス レモン&ヨーグルト>ハイクリアーグレープフルーツ新>ハイクリアーピーチ>FIXITコーヒー>ボディウイングバナナ>グロングSバナナ>グロングS抹茶>ハイクリアーアップル>リミテストPコーヒー>バルキー抹茶>オウンパワーチョコレート>バルキーココア≧グロングSココア≧アルプロンココアミルク≧オウンパワーココア
- :飲めるけど好きではないし、もう買わない。
- ハイクリアーアセロラ>グロングSバニラ>ハイクリアーあっさりミルク>グロングSストロベリー>ハイクリアープレミアムココア>アルプロンヨーグルト>FIXITナチュラルバニラ
- :飲むのに抵抗がある。もったいないから消費するけど途中でやめたい。
- (味付けなしプレーンタイプのホエイプロテイン全般)
- :飲めない。できれば存在を忘れたい。
- (現時点での該当なし)
ランキングについての補足
- 2024年11月時点のランキングです。
- ランク内では左にあるほど好みのプロテインです。
- 『好み』の基準は、飲みやすさ>味>その他の要素、の順番で判断しています。
- 全てホエイプロテインです。それ以外のソイプロテインなどを試す予定はありません。
- デキストリン・マルトデキストリンが含まれるホエイプロテインは避けがちです。
- ホエイのプレーン(味付けなし)タイプは、複数メーカーをまとめて としています。
- お腹が空いた時に飲みたいと思えるのは 以上です。
- のボディウイングヨーグルトはクエン酸を足すと の最上位に入ります。
- グロングSはグロングスタンダード、リミテストPはリミテストピュアの略です。